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ニュース・更新履歴

2013年後期



2013/12/29


トータル・カオス
シナリオ「蟻塚をかき回す」、シナリオ「カチ、カチ、ドカン」、テラ・ファーマ を追加しました。

「蟻塚をかき回す」は、ギャノン・キャノンズを主役とするシナリオです。ギャノン・デラーの日誌と、部隊内にいる謎のウルフネット工作員「ラムロッド」の報告で綴られます。任務はノヴァキャットの目の前で、DESTチームを回収するというもの。ノヴァキャットが使っている新型メックは、オセロットのことでしょう。

シナリオ「カチ、カチ、ドカン」(Click, Click, Boom)は、ブレイクに占領されたドネガルに侵入し、情報を持ったVIPを救出するというものです。クルセイダーズとマネイドミニの遭遇はこれが初でしょうか。



2013/12/23


トータル・カオス
シナリオ「金のガチョウ」、アルゴット、シナリオ「解放」、シナリオ「生ける死者ども」を追加しました。

「金のガチョウ」に出てくるIEのディヴィッド・スタイルズは、後にブレイクの協力者だったとあきらかになる人物です。シナリオ「解放」は、ウルフ竜機兵団によるアウトリーチでの抵抗の模様です。

「生ける死者ども」では、キングとポーンに出てきた第3ディズマル・ディシンヘリテッドとバートン旅団の最期が語られます。まさか、グランディン・クルセイダーズごときにやられることになるとは思いませんでした。



2013/12/14


トータル・カオス
ディーロンと、シナリオ「悪魔からの逃走」を追加しました。

ディーロンは地球のすぐ隣、ジャンプ一回のところにあるドラコ連合の世界です。地球帝国の元重要拠点で、聖戦開始時点では、新SLDFのエリダニ軽機隊がディーロン要塞に駐屯していました。

シナリオは、グランディン・クルセイダーズのものです。副指揮官にして歩兵隊長、ヒラリー・フレッチャーの視点で序文が書かれています。文中に出てくるカテリーナとは、奇襲部隊指揮官カテリーナ・クロイツァーのこと。ヒラリーはピエール・グランディンに操られて、婚活戦士と化しているようです。



RAF_evolution.pdf
ストーンに贈られた王家、氏族部隊がどのスフィア共和国連隊になったのか、というマニアックなpdfが出ていました。

たとえば、ゴーストベア第10PGC(臨時守備星団隊)、第20マーリック国民軍(一部)、ノースウィンド・ハイランダーズのマクロード連隊(一部)、第17スカイア連隊(一部)が、3個アウクシリア連隊群(Auxiliaries)を経由して第7ハスタティ・センチネルズになり、それから第7ハスタティ・センチネルズと第7プリンキペス・ガードに分裂した……というような変遷が分かります。

これを眺めていて、傭兵のデビル旅団がスフィア共和国軍に吸収されていたことを知りました。指揮官のアレックス・ケラーは、IEの隠謀について知っているかもしれない人物なので、ちょっと怪しい感じがします。



2013/12/07


トータル・カオス
ルシエンとスカイアを追加しました。

ターカッド、ニューアヴァロンと同じく、ドラコの主星ルシエンも、元々はワードが攻撃する予定のなかった世界だそうです。ブレイク派は黒龍会を攻撃すれば、クリタ家の支持が得られるとか考えていたようですが、ほぼ同時にディーロンを強襲しているので、何をどうしても不可能ですね。占領中はまっとうに民心獲得工作をするなど、やっていることがどうにもちぐはぐです。ストーリー的に偶然が多いのが気になります(マスターの存在を考えると、本当に偶然かはわかりませんが)。



Topic: Hidden Worlds

公式サイトのフォーラムです。隠されし世界ファイブについて、(元)メインスタッフのHerbさんから追加情報がありました。ISP3とあわせて、表でまとめてみます。


真の名前表の名前所在地用途発見末路
Ruins of GabrielOdessaライラ共和国海軍施設発見済み聖戦中に完全破壊
JardineHeraklion自由世界同盟生産、研究開発発見済み聖戦中に火山で自爆
ObeedahSharpeカペラ大連邦国海軍施設--
TaussenVersailles恒星連邦メック生産--
MayadiTangerzドラコ連合研究開発、訓練発見済み1世紀以上前に化学兵器で全滅


このうち要注目なのが"Versailles"です。ISP3によると、3090年、IEがこの星系を調査したそうなのですが、人の住める世界はなかったとされています。IEの目を欺くほど、彼らは巧みに潜んでいるのでしょうか? 追加のコメントによると、今後数世紀経ってもObeedahとTaussenは発見されることがないそうです(読者視点だとわかるのかもしれません)。



2013/11/30


トータル・カオス
ニューアヴァロンとターカッドを追加しました。

恒星連邦、ライラ同盟の主星に対する攻撃の模様です。両世界とも、元々は攻撃目標ではなかったというのがポイントでしょうか。ニューアヴァロンのダヴィオン防衛軍は、当初、地上戦で優勢だったのですが、ファン参加イベントでワード側プレイヤーたちが勝利した結果、ジャクソン・ダヴィオンが死亡し、最高司令部を奪い取られることになりました。



2013/11/23


トータル・カオス
アウトリーチと、シナリオ「別の日に、別のCビル」を追加しました。

ウェイン・ワコーによるアウトリーチ反乱の中、グランディン・クルセイダーズが活躍していたようです。歩兵を上手く使っているのがわかりますね。

"Total Chaos"に登場する3つの部隊はスタート時点でIEと契約しているという設定になっています。グランディン・クルセイダーズの場合は待機契約(なにかあるまで待機)だったので、他の雇用主の仕事が出来たようです。



2013/11/16


トータル・カオス
三つ目の部隊、グランディン・クルセイダーズを追加しました。

部隊長が社会病質者(ソシオパス)という、悪役にあたる部隊です。ソシオパスは「反社会性パーソナリティ障害」で、その特徴は、社会のルールを守らない、良心や罪悪感を持たない、衝動的で無責任、表面上魅力的だが嘘をついて人を操る、などだそうです(快楽殺人鬼などとは別の存在)。まさに悪役以外の何者でもないでしょう。

"Total Chaos"掲載の3部隊は、それぞれ1個メック小隊に支援部隊という編成になっていますが、中でもグランディン・クルセイダーズは特に歩兵部隊が充実しています。歩兵指揮官のヒラリー・フレッチャーは、連邦=共和国内戦で核兵器を使ってお尋ね者になった第5連邦共和国RCT出身者です。



2013/11/09


トータル・カオス
二つ目の部隊、カンバーランド・ミサイラーズを追加しました。

ミサイルマニアという、意外とこれまでなかったキャラ付けの部隊です。聖戦を生き残り、ダークエイジではマッカロン装甲機兵団相手にカンバーランド防衛戦を行い、敗北したとされています。



2013/11/03


トータル・カオス
トータル・カオスに入ります。聖戦全体を扱ったシナリオ集で、転換点となった重要な戦闘に参加することができます。シナリオ以外にも面白いところが多いので長くなる予定です。

最初は登場傭兵部隊「ギャノン・キャノンズ」の紹介から。フィールドマニュアル3085で初登場し、フィールドマニュアル3145にも名前のある部隊です。部隊名はテストプレイヤーの息子さんに由来するそうです。



BattleTech Adventures: Necromo Nightmare
"A Time of War"向けのフリーシナリオが公開されていました。

聖戦中、音信不通となったカペラの惑星ネクロモを調査するという話です。実際の歴史では、ネクロモはワード・オブ・ブレイクの小惑星攻撃を受け、死の世界となっているのですが、いくつかの不明な点、不自然な点が残されていました。

今回の"Necromo Nightmare"でそれがあきらかになるわけですが……これ、バトルテックでは珍しいホラーシナリオでした。道理でデザインがおどろおどろしいし、ハロウィンにリリースされるはずです。そういえばネクロモという惑星名も死を連想させるものがありますね。

バトルテックでは珍しいタイプの敵と戦えるので面白そうです。



2013/10/27


TRO:3085
スティンガーLAM・マークIを追加しました。我々が知っているスティンガーLAMの元になった機体で、星間連盟の先進技術が使われています。バランスのいい標準的、優等生的ともいえる軽量級LAMです。

TRO:3085には、4機種のLAM、シャドウホークLAM、スティンガーLAM・マークI、ワスプLAM・マークI、フェニックスホークLAM・マークIが掲載されています。シャドウホークは失敗に終わった55トンLAM。フェニックスホースは、スティンガーLAM・マークIに近いそつのない設計の機体です。

ワスプは鈍足になった代わりに、5トン分の爆弾倉を内部に持つ爆撃機的なLAMとなっています。ここから空中投下式のアローIVを発射可能。SLDFは2隻のレパード級を使ってワスプLAM1個中隊分を戦場に投入していたそうです。



公式フォーラムを眺めていたところ、去年のエイプリルフールに出たpdf、"Third League Turning Points: Free Taiw...St. Ives"と"BattleTech: A Time of Peace"は単なるジョークではなく、タイムジャンプ後の世界のヒントになっているのではないか、という意見がありました。ジョークの中に真実を混ぜているんじゃないか……というようなことでしょう。

"Third League Turning Points: Free Taiw...St. Ives"は、3226〜3227年に発生した台湾聖アイヴスの反乱を扱った戦闘シナリオ集です。シャドウランの"Shadowrun: Missions: Free Taiwan"との連動企画ということになっています。聖アイヴスの元ネタが台湾だったことをこれで初めて知りました。

"BattleTech: A Time of Peace"は、ダークエイジ後の平和な時代で、一般人として生きていくRPG(目次のみ)です。サンプルキャラクターは、農業メック乗り、トラックドライバー、エグゾスケルトン・オペレーター、ニュースレポーター、弁護士など。タイトルが"A Time of War"に引っかけたジョークであることは言うまでもありません。

両pdfを読むに、この時代には、"Third League"、つまり「第三星間連盟」が存在し、中心領域とその周辺を統治していることが見て取れます。だれが第三連盟の中心になっているかなど詳しいことはわかりませんが、おそらくダークエイジの終わりに生まれたのでしょう。第三連盟の軍隊はSLDFでなく、TLDFと表記されています。

かつての国家、勢力は、その大半がこの時期まで生き残っています。クリタ、シュタイナーはそのまま。恒星連邦はダヴィオン=サンドヴァル家との表記。カペラとカノープスが合併したらしく、リャオ=セントレラ家に。自由世界同盟は出てきませんが、代わりにキャメロン家(レグルスのキャメロン=ジョーンズ家のほうでしょう)の"Regulan Primacy"が存在します。そしてスフィア共和国はなぜかスターリング家のものとなっています(だれ?)。共和制から帝政に移行するようなローマ的ストーリーがあったのでしょうか?

氏族はSphere Clans(中心領域氏族?)とGuardian Clans(本拠地氏族?)に分かれており、個別の氏族の名前は出ておらず、大氏族の名もありません。しかし、「ケルスワ家が扇動したカルデロンのゼネストを終わらせるために、スノウレイヴン氏族を支援した」という文章があるので、スノウレイヴン氏族が存在することは確実です。それにしても、ライラのケルスワ家がわざわざタウラスで何をやっているんでしょうね? 聖アイヴスを統治しているのがロジャー・クリタさんだったりするので、地元と関係ないところに派遣されるシステムがあるのかもしれません。

レイヴンのほかに、もうひとつ登場する氏族が、それこそジョークとしか思えない「ウルフハウンド氏族」です。名前からして放浪ウルフが改名した存在だったりするんでしょうか? 聖アイヴスの反乱に派遣された部隊こそ、ウルフハウンド氏族で最高の前線星団隊である「第3連盟竜機兵団」です。第3連盟竜機兵団はすべてオムニメックで構成され、ケレンスキー・オムニメック以外のすべての機種を入手可能ということです(ジョーク作品だけあって、メック名は面白いものが揃っています)。

竜機兵団の指揮官、スターコーネル・テクシナ・ワコーは、おそらく中心領域生まれのフリーボーンで、ノースウィンド・ハイランダーズの三連超新星隊(!)から昇進してきた人物です。どうやらTDLFは氏族流の部隊編成を使っているようです。またTDLF内での自由な人事異動が行われていることもわかります。

……とまあ、世界設定は、ありそうなものから、とても信じられないものまでが並んでいます。ボツ設定を使っているようにも見えますね。個人的に注目しているのが、世界設定よりもゲームシステムのほうです。メックのレコードシートを見るに、武装が整理統合されている様が見て取れます。

レーザーは大・中・小口径の「グレイザー」に統一され、それぞれ通常モード、長射程モード、パルスモードでの射撃が可能であるようです。ミサイルはすべて「第三世代ミサイル」というATMの発展系らしきものに取って代わっています。これも複数の弾頭を発射可能です。ガウスライフルとオートキャノンは、「ガウスキャノン」に統一されたようです(データ上あまり強くないような……)。

今度の新ルールはこんな感じでシンプル化されたものになるのではないかと予想しています。



2013/10/21


リーヴィング戦争・付記 3090
氏族の戦略と戦術を追加しました。"The Wars of Reaving Supplemental"は今回で最後です。



2013/10/15


リーヴィング戦争・付記 3090
ハンザ同盟とエスコーピオン・インペリオを追加しました。

本拠地氏族は中心領域への足がかりとして、深辺境のこの2ヶ国に手を出しているようです。軍よりもウォッチのほうが活躍している様子が見て取れます。



2013/10/12


リーヴィング戦争・付記 3090
クラウドコブラ氏族以下を追加しました。この時代の各氏族についてです。

スターアダー氏族は、新しい時代にあわせて、バスティオンという新しいドクトリンを作り出したようです。氏族宙域のナンバーツーであるクラウドコブラは、アダー、コヨーテを快く思っていないようで、今後、トラブルの種になるかもしれません。

文中に出てくる地名、スダ・ベイは中心領域と氏族宙域の中間にある元ジャガーの前哨地点のこと。コブラはここを将来の侵攻のために使おうとしたのでしょう。

ところで、中心領域による汚染を極度に嫌う本拠地氏族が、どうやって中心領域に再侵攻し支配するつもりなのか、とても気になっています。侵攻しても中心領域と接触した時点で、部隊全体が汚染されたものと見なされてしまうのでは? それとも、都合良くノーカン扱いにするのでしょうか。



2013/10/05


リーヴィング戦争・付記 3090
リーヴィング戦争のその後、3090年時点の氏族宙域の情報です。

まずはソサエティと暗黒階級の解説から。スラットは氏族用語で、馬鹿な猿とかそんな感じの意味です。



3145年の傭兵にどれだけの氏族装備が広まっているのか、"FM:3145"のランダムメック表から調べてみました。

傭兵のメック獲得表は2d6で出目2から出目44まであるという豪快なものになっています。装備レベルAの部隊は2d6の出目に+32の修正、レベルBの部隊は+24、レベルFは+0といった具合です。おおざっぱですが、傭兵の多様性を示せる良いシステムだと思います。ちなみに大王家のメック獲得表は出目20まで、氏族は22まであります。傭兵よりも装備選択の幅が狭いということでしょう。

表を眺めるに、氏族メックを数多く入手できるのは、装備レベルAの部隊です。2d6で2ゾロだと中心領域装備になりますが、6ゾロだと氏族オムニメック。あいだの出目はだいたいが氏族バトルメックとなっています。強襲級メックの場合、出目2のマリスと、5のファフニール、7のアトラス以外は、氏族装備。重メックは、2ゾロ以外がすべて氏族メック、あるいは氏族装備の中心領域メックです。

軽量級メックは、出目2、3、9、11が中心領域メック。中量級は出目2、11のエクスヒューマー以外が氏族メックとなります。装備レベルBの部隊は、出目12(レベルAの出目4相当)で氏族メックをゲットできます(重量級・強襲級は出目11でも可)。装備レベルC以下の部隊は、氏族装備を持てません。これはこれでちょっと不自然でしょうか。ブラックホークなど広く普及していそうなので。

装備レベルAの傭兵部隊は、ウルフ竜機兵団、ヘルムート軍団(初登場?)、ディオスクーリ、ケルハウンド、アイリシアン槍機兵隊、第12ヴェガ特戦隊、ランゲンドルフ槍機兵隊、スノード・イレギュラーズ、スティール・ウルヴズ、ハンセン荒くれ機兵団があります。

装備レベルAとして、実際にサイコロを振り、各重量の小隊を作ってみました。()内は出目です。

軽量級メック
 アーバレスト(4)、アーバレスト(4)、パックハンターII(6)、JLP-KA ジャッカロープ(11)

中量級メック
 MGL-T2 モングレル(3)、ストーキングスパイダーII(9)、ブラックホーク(4)、ダッシャーII2(5)

重量級メック
 URA-2C ウルサ(7)、ハ=オトコ3(4)、ロキMkII(9)、BLK-NT-5H ブラックナイト(10)

強襲級メック
フェニックスホーク IIC 4(6)、マッドキャットMkII(4)、AS7-D3 アトラス(7)、ウォーハンマーIIC4(8)


16機のうち、中心領域メックは、アトラスだけとなりました。平均的な出目に比べて、氏族メックが多いほうだと思われます。BLK-NT-5H ブラックナイトは、ベースが中心領域ですが、氏族製兵器をたっぷり積んだ機体です。

ついでに、シーフォックス氏族から購入できる装備のみでメック中隊を作ってみました。

 指揮小隊
  ヴァルチャーMkIV、ウォーハンマーIIC8、マッドキャットMkII2、ハ=オトコ3

 打撃小隊
  フェニックスホークIIC 4、ブラックホーク、ブラックホーク2、マッドキャットIII

 偵察小隊
  ストーキングスパイダーII、ダッシャーII2、コシ、コシ2


なかなか強い中隊ですが、兵站を特定の氏族ひとつに頼るというのはリスクを孕むかもしれません。



2013/09/28


エリダニ軽機隊
3025年時点の「所属隊員」を追加しました。



2013/09/22


ワコー特戦隊
3025年時点の「所属隊員」を追加しました。後の連隊指揮官ウェイン・ロジャース中尉、サイクロプスの著名なメック戦士レニー・マークブライト軍曹などの名前が見られます。



2013/09/19


ウイルソン軽機兵隊
3025年時点の「所属隊員」を追加しました。マイケル・デュラント以下です。どん底期のウイルソン軽機兵隊だけあって、まともじゃない人材が揃っています。



2013/09/17


TRO:3145
ブラックホークを追加しました。

氏族オムニメックのノヴァを通常型バトルメックにコンバートした機体です。シーフォックスが生産・販売しているので、傭兵でも購入可能。そこそこの機動力と、バランスのいい遠距離・近距離火力を持っているのですが、装甲がやや薄めなのが欠点でしょうか。エンドースティールを使っている分、ノヴァよりも重量の面で有利になっています。

ブラックホーク2はSRMをATMに交換して、装甲を増しています。購入するならこの機体がいいでしょう。しかし、レーザーとATMを同時に利用すると、熱処理が面倒なことになりそうなので注意です。ブラックホーク3はレーザー兵器+放熱器たくさんの、ノヴァに立ち返ったかのような派生型です。こちらは移動しなければ発熱しません。



"Field Manual 3145"が出ていました。

フィールドマニュアルシリーズということで、内容は各国の軍隊、部隊を中心にしたものになっています。情報のうち、半分くらいは"Era Report 3145"とかぶっているでしょうか。どちらかを3140あたりにしたほうが、ストーリーの変遷を楽しめたかもしれません。

しかし、この本には目玉が仕込まれています……なんとデヴリン・ストーンが再登場したのです。デヴリン・ストーンが失踪したのが3130年。実時間だと2002年。実に10年以上経ってからの長い伏線回収となりました。

冒頭の小説、"THE DEATH OF GLORY"によると、ストーンが隠れていたのは、地球はドイツのリゾート地、ベルヒテスガーデンということです。すぐ近くのオーバーザルツベルクにはアドルフ・ヒトラーの山荘があったそうですが、偶然なのか、なにか含むところがあるのかはわかりません。

ストーンを発見したのは、悪いコムガードに拉致されたはずのHPG技術者、タッカー・ハウェルです。ストーンは冷凍睡眠のチューブの中にいました。冷凍睡眠装置の技術はたいしたもので、タッカーがボタンを押しただけでデヴリン・ストーンが目覚めます。

ストーンの第一声「きみはだれだ?」に対し、「A citizen(一市民である)」と答えたときのタッカー・ハウェルは、ダークエイジシリーズの主人公だったと言えるでしょう。その後のストーンとの問答がいまいちちぐはぐだったので、すぐに主人公オーラは消えましたが。

この小説は、おそろしいことにデヴリン・ストーン視点の文章を読むことができます。それによると、HPG網を破壊した犯人は、どうやらストーンではないようです。「起きるのが早すぎる」的なことも漏らしていたので、おそらく彼にはもっと別のプランがあったのでしょう。デヴリン・ストーンは隠謀に関わってない、何も知らない男であるようです。ワード・オブ・ブレイクについても、聖戦時に自分が始末を付けたと信じています。なら、ストーン不在の世にダークエイジをもたらしたのはいったい誰なんでしょうか?

HPGネットワークの崩壊を引き起こした実行犯(の一部)は、謎の集団"Triumvirate"であると示唆されています。彼らは謎の海賊、グリーンゴーストである可能性があります。問題は、だれが彼らの背後にいて、なんのためにHPGを破壊したかです。もし、スフィア共和国存続のためにHPGを破壊したというのなら、犯人の候補はディヴィッド・リーア(死ぬ前に計画)やマネイドミニの後継者たちなどが思い浮かびます。

しかし、ストーンがいなくなった直後を狙ったということで、ストレートにスフィア共和国をひっくり返したい者たちの犯行かもしれません。となると……ルシファー司教というのはどうでしょうか。彼は怪しい背景(たとえばキャメロン一族であるとか)の持ち主として、地球を取り戻す機会を虎視眈々と狙っていたのです。

そうでなかったら……本拠地氏族。中心領域再侵攻前の破壊工作として、最大級の混乱を引き起こしたのです。もし、この仮説が正しいとすると、今後生まれる予定の大氏族の正体は……言うまでもありません。

個人的に、ダークエイジシリーズは、スフィア共和国存続のための自作自演であり茶番だと思っていたので、ストーンが関与していないというのは意外な驚きでした。そういえば、ダークエイジ小説で書かれていた結末を変更するかもしれないとの話もあります。ストーリーの先が読めなくなって、面白くなってきました。



以前、この時代のコムスターについてまとめたことがあるのですが、"Field Manual 3145"の情報をもとに、その続きを書いてみます。

HPG崩壊によって収入を失ったコムスターは、組織的、財政的に大打撃を受け、シーフォックスに安値で資産を買いたたかれたというのが前回までの話です。新情報として、コムスタービルが崩壊してしまったというのがあります。なるほど、通貨の裏付けと取引手段がなくなってしまったのだから、こうなるのは当然の帰結でしょう。傭兵たちも相当に難儀しているようです。

さらに、コムスターは裏切り者を出してしまいました。ブレイク気取りで、秘密裏に立ち上げられていたコムガード第1師団です。彼らはタッカー・ハウェルを誘拐したのですが、聖騎士ケルソン・ソレンソンと、遍歴騎士アレクシー・ホルトの活躍で、全滅することとなります。罰として第X宙域(フォートレス)内のコムスターは、スフィア共和国に丸ごと吸収されてしまいました。

いまコムスターは存亡の危機に立たされています。もし、コムスターが倒れるようなことがあれば、通信技術と経済力の両方を持つシーフォックス氏族がかつてのコムスターの役割を果たすことになるかもしれません。



3145年の傭兵について少し。

この時代のウルフ竜機兵団は、主に戦災孤児たちで構成されているようです。最後のオナーネーム保持者は3113年までに引退したとのこと。これに裏がないとしたら、竜機兵団におけるトゥルーボーンの生産は終わってしまったのでしょう。準氏族から、普通の傭兵団になったと言えるかもしれません。ちなみに、かつてウルフ竜機兵団とスピリットキャッツはアウトリーチに足を踏み入れたことがありましたが(イベントの結果)、結局、なにもしなかったそうです。

3138年11月以降、カペラ大連邦国は傭兵雇用を中止しています。理由は不明です。

これまで記述のなかったスノード・イレギュラーズが、"Field Manual 3145"でとうとう姿を現しました(恒星連邦所属の1個大隊)。ターシャ・スノードの後継者がいるのかどうか心配していたのですが、これで一安心です。ちなみに、3145年時点の指揮官の名前をジョシュア・スノードと言います。ジェイム・ウルフの弟、ジョシュアを思い起こさせる名前です。

傭兵のリストに、スティール・ウルヴズ(1個星団隊)、ウルフ・ハンターズの名前が見受けられます。傭兵になるのを厭ってウルフ・ハンターズと分離したはずのスティール・ウルヴズが傭兵として活動しているのは意外でした。



2013/09/12


TRO:3145
ジェイドホークを追加しました。

75トンながら機動力のある近接戦闘メックです。名前からしてジェイドファルコンの機体なのですが、紆余曲折あって傭兵メックになりました。

クロウにパーシャルウィングが特徴の、まさに鷹のようイメージの機体と言えるでしょう。しかしジャンプMPが限界まで積まれていないので、ウィング自体が無駄な重量となっています。ついでにいうと、発熱しない武装構成になっているため、トリプル・ストレングス・マイアマーもほぼ無意味。ずいぶんと設計に無駄が多いようです。

派生型のJHK-04は、機動力を上げる装備を全て外して、ストリークLRM15を取り付けた、遠近の両方で戦える機体です。傭兵が購入するならこちらのほうがいいでしょう。

本文中に出てくるメック戦士たちは、ダークエイジ、AoDシリーズの登場人物です。



2013/09/08


フィールドマニュアル:3085
スフィア共和国装甲軍の「共和国常備防衛軍」「共和国海軍」「特殊部隊」を追加しました。「フィールドマニュアル:3085」は今回で終了となります。

共和国常備防衛軍は元ブレイク保護領市民軍を基礎とする惑星市民軍です。



2013/09/03


フィールドマニュアル:3085
スフィア共和国装甲軍の「ストーン旅団」「独立部隊」「遍歴部隊」を追加しました。

ストーン旅団はスフィア共和国のエリート部隊。各連隊の編成は、メック連隊に、航空大隊、装甲大隊、バトルアーマー大隊の支援がつくという、どことなくSLDFっぽいものになってます。

独立部隊は、伝統として残されたノースウィンド・ハイランダーズの第1連隊と、第9〈光の剣〉の生存者で作られたアマテラス(1個大隊)があります。後者はダークエイジに、カタナ・トーマークのドラゴンズ・フューリーとなる部隊です。さかのぼった伏線的な記述でしょう。



公式フォーラムを見ていたら、これまで見逃してきたキャメロン一族の子孫ネタがあったことに気づきました。"Historical: Liberation of Terra, Vol 2"冒頭の小説、"HARD JUSTICE"からです。

物語の舞台は、まさにステファン・アマリスから解放されている最中の地球。モスクワに住むメーガン・コールという女性が小説内の短いパートの視点となります。彼女は12歳(2765年生まれ)の姪、Jessの面倒を見ていました。

メーガンはJessの友人である少年コーリャ(とその弟)を嫌っています……姪に計り知れない危険をもたらすかもしれない人物だからです。ロシア文学に詳しい人は、コーリャの正体に気づくかもしれません。コーリャとはニコラスの愛称。つまり、彼はニコラス・ケレンスキーであるようなのです。弟は当然アンドリューでしょう。しかし彼らの正体など、ごく些末なことに過ぎません。ここで重要なのはJessがだれかです。

メーガンはJessとニコラスがたまたま友人になったことに疑念を抱いています。120億人が住む地球でこんな偶然がありえるわけないと。そして、ケレンスキー将軍に真実を話すべきなのか、彼がはたして信頼できるの男なのか頭を痛めています。メーガンは暗殺者に怯えて暮らしてきました。ケレンスキーにJessを託せば、肩の荷が下りるかもしれません。Jessは政治に絡むような、とても高貴な身分であることがうかがえます。

かつてヘレナという名前の女性がJessを手放したという記述があります。おそらく、ヘレナはJessの母親で、メーガンに娘を預けたのでしょう。では、ヘレナとは誰なのでしょう? ヘレナという名をバトルテック世界で検索すると、これまでほとんど表に出てこなかった超VIPが見つかります。ヘレナ・キャメロン。リチャード・キャメロンの妹です。つまり、Jessはキャメロン一族の生き残りかもしれないのです!!

キャメロン家ネタといえば、リチャード・キャメロンの双子だったので、別のところから可能性が浮上したのは実に意外でした。小説"Fall From Glory"には、〈プリンツ・オイゲン〉反乱の際に活躍したJes ColeというSLDF少佐が出てくるそうです。地球解放後、Jessがエクソダスに同行したところまでは確実でしょう。その後、Jessはどうしたのでしょうか? 答えはひとつしかありません、ジェニファー・ウィンソンの名前でニコラスと結婚したのです。……ただしJessの年齢とジェニファー・ウィンソンの予想される生年が5年ほどズレているのですが。

以上は小説をもとにした推測であり、どこまでが事実なのかは不明です。もし正しいとしても、Jessの父親はだれなのか、ケレンスキーに身分は明かされたのか、まだまだ謎が残ります。



2013/08/29


フィールドマニュアル:3085
スフィア共和国の共和国装甲軍(RAF)から、「プリンキペス・ガード」「トライアリ・プロテクターズ」です。

ハスタティ・センチネルス、プリンキペス・ガード、トライアリ・プロテクターズは、各宙域に1個連隊(諸兵科連合旅団)ずつ、合計30個あるようです。3085年現在、部隊の配置は本拠地宙域によらずバラバラとなっています。



2013/08/25


フィールドマニュアル:3085
スフィア共和国の共和国装甲軍(RAF)から、「民間部門情報部」「ハスタティ・センチネルス」です。

民間部門情報部の「情報総局」がスフィア共和国における諜報機関です。情報総局内の「スフィア情報部(SIS)」が情報収集を担当し、「保安理事会」が特殊部隊となっており、後者は傭兵スターシーズを母体にしているとされています。

顧問のマルセル・ウェブはいまだ正体不明のスターシーズ元指揮官。長官のバイロン・モンタギューは、コムスター経由SLDF特殊部隊出身のスターシーズ元副指揮官です。双子の兄弟がオパクス・ヴェナトーリの隊員という因縁があります。ガーレン・コックスはヴィクターの個人的な腹心で、情報面を担当していた人物。カラドック・トレヴェナはコベントリーの戦いで頭角を現してSLDF将軍となり、SLDF崩壊後、やはりヴィクターを戦略・情報面で支えていた人物(故人)です。懐かしい名前が続きます。

ハスタティ・センチネルスはスフィア共和国軍のエリート連隊群です。プリンキペス・ガードが古参兵、トライアリ・プロテクターズが新兵という分類がダークエイジシリーズではなされていました。実際には、ハスタティ・センチネルスよりさらにエリートであるストーン旅団が存在しています。



2013/08/20


フィールドマニュアル:3085
「傭兵の現在」を追加しました。各勢力が雇用している傭兵についてです。

カペラ所属のリーサル・インジェクションは、節税のために始まったという2個大隊の傭兵団です。聖戦では、なぜか友軍であるはずの共和国知事警護隊から攻撃を受けるなど、ひどい目にあいましたが、なんとか生き延びてカペラとの契約を続けているようです。カノープスの軍人である共同オーナーのドサマーズヴィル伯爵が色々と手を回したのかもしれません。「ヴィクトリアへの逆襲」というのが何を指すかは不明です。

Øysteinさんによると、マクファーデン・スカイライダーズは、その後、サマーストームと合併して、マクファーデン・スカイストームになったそうです。



2013/08/14


フィールドマニュアル:3085
傭兵の「準備状況」を追加しました。雇用所と各国の雇用傾向についてです。

聖戦後、「傭兵たちの星」は荒廃したアウトリーチからガラテア(スフィア共和国領内)に戻りました。ガラテアの項を読むと、マス……スフィア共和国は本気で傭兵を撲滅しようともくろんでいたことがわかります。まったくろくでもない奴らですね。

ガラテアの他には、ノイジエル、ソラリス、アークロイヤルなどが傭兵を集めていますが、なぜかどこもライラ共和国領内です。カペラは聖戦時に閉鎖したウェスターハンドを再開しています。ガラテアにオフィスを開いてないのは、そこがスフィア共和国内だからでしょう。



2013/08/09


フィールドマニュアル:3085
傭兵の「総評」「新興市場」を追加しました。



2013/08/05


フィールドマニュアル:3085
辺境の軍隊を追加しました。分かりづらいんですが、「マリア帝国」以下です。

コホート・モリツリにある「報復の日」は、後で傭兵のドラゴンスレイヤーズのところに出てきます。



2013/07/29


フィールドマニュアル:3085
辺境の準備状況を追加しました。各国の軍事生産力についてが主です。

これを読むに、辺境ではレトロテックの生産が拡大しているようです。技術が進化しているのか、聖戦で退行したのか……どちらなんでしょうね?

カルデロン保護領が生産しているトロは3025技術のバトルメックで、スターダガーはプリミティブの気圏戦闘機です。一方、タウラス製のフォックスハウンドは、TROプロトタイプ掲載のガンボート(180トン)。ブレイクの協力で開発されたという設定で、ER大口径レーザー2門、強化ヘビーガウス2門と先進の強力な装備が搭載されています。

フランクリン領の項に出てくるブルドッグスとは、ノヴォ・フランクリンで最大の軍事勢力(といってもメック10機程度)であるオコナー・ブルドッグスのことです。彼らはフランクリン領内での小競り合いをするのみならず、海賊退治に精を出しているようです。



2013/07/25


フィールドマニュアル:3085
ダイアモンドシャーク、放浪ウルフ、ノヴァキャットの氏族軍を追加しました。

ノヴァキャットの戦士たちはほとんどがデヴリン・ストーンの下に走ったため、ドラコ連合に残ったノヴァキャット氏族は抜け殻のようになっています。クシー銀河隊は、クラウドコブラ氏族出身の多い、珍しい部隊です。



2013/07/19


フィールドマニュアル:3085
氏族の準備状況を追加しました。

聖戦とリーヴィング戦争で設備を失った氏族は、メックの大量生産が難しくなり、戦車を使う羽目に陥ってます。早めに移住したゴーストベアはマシな状況のようです。

ダイアモンドシャーク氏族のところに、「恒星間交易はコストがかかりすぎて儲からない」とか身もふたもないことが書いてありますね。



2013/07/12


フィールドマニュアル:3085
ライラ共和国の準備状況を追加しました。

3085年におけるライラの戦力は35個メック連隊+1個大隊、損害含めて実質20個連隊+2個大隊だそうです。



Chinese Unit Names
最近多い中国語の機種名の解説がありました。中国語のアルファベット表記だと単語の意味がわからないのですが、漢字だと一目で理解できます。



2013/07/08


フィールドマニュアル:3085
元自由世界同盟の国家群を追加しました。各国の工業生産状況と、保護領防衛団、レグルス軽機兵隊です。

保護領防衛団は、かつて存在した国境保護領(Border Protectorate)所属の部隊です。国境保護領は地球近くの惑星ふたつからなる小国でしたが、聖戦勃発後、ブレイクに乗っ取られました。保護領防衛団のうち、鋼鉄衛団はブレイクにつき(後にSCOUR作戦で全滅)、鉄衛団はオリエント近くの保護領国(The Protectorate)に亡命するような形となりました。「国境保護領」と「保護領国」は別の国家なので混同しないように気をつけてください。聖戦前の保護領防衛団については、自由世界同盟の下のほうにあります。

文中に出てくるDDOCFHは、オリエント軍のこと。正式名称は、"THE DUKE'S AND DUCHESS' OWN CORPS OF FOOT AND HORSE"となります。直訳だと「公爵・女公直属の歩兵・騎兵軍団」とでもなるでしょうか。



2013/07/01


フィールドマニュアル:3085
恒星連邦を追加しました。

独立部隊の第1親衛機士団(Royal Cavaliers)は、内戦の際に編成されたかつてカトリーナ派だった部隊です。ヴィクター派を苦しめた彼らですが、聖戦で海賊退治したことと、スターコープスの工場を守ったことで、信頼を取り戻したようです。




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