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ニュース・更新履歴

2011年後期



2011/12/29


バー・ブラック・コブラ
クレーターコブラの3067年を追加しました。

ブラックコブラの元姉妹連隊です。公式にブルドッグ作戦に参加していた数少ない傭兵団のひとつ(他はノースウィンド・ハイランダーズとケルハウンドの2個連隊ずつのみ)。またゴーストベア戦争にも姿を現しています。



BattleMech 5 - Catapult
MWOよりカタパルトの紹介です。デビュー時の地球帝国の視点で書かれているのがおもしろいですね。

Frozen City
こちらはカタパルトの登場するコンセプトアート。



聖戦とレグルス(キャメロン=ジョーンズ家)について書いてみようと思います。

3078年、ストーン合同軍がワードの支配する地球を攻め落としましたが、実際に聖戦が終わったのは、レグルス軍が3081年にコンパス座を攻撃し、マスターを殺したときのことです。振り返ると、ブレイクの本拠地だったギブソンを攻撃したのも彼らでした。なぜレグルスごとき……もといレグルスのような目立たない勢力が、マスターとアポリオンという重要なキャラクターを殺すことになったのでしょうか?

もともとレグルス公国は、自由世界同盟に所属する一国家で、いつもマーリック家に反対する野党として知られていました。トーマスからブレイク教団に割譲されたギブソンはレグルスのすぐ近くにあります。

国王カーク・キャメロン=ジョーンズは、伝統の通りにマーリックを嫌っており、聖戦の折りには、偽トーマスを匿っていたオリエントを攻撃し、手痛い敗北を被りました。実のところ、この作戦失敗は仕組まれたものです。カークの愛人がマーリック軍に関する嘘の情報を流していたのです。

彼女の正体は、マネイドミニの潜入工作員ナーマー。レグルスの首都はナーマー率いる第49シャドウ師団の攻撃と、レグルスの貯蔵庫から盗まれた核兵器によって破壊されました(ナイト・オブ・ファイア)。

見事にだまされたカークですが、彼が真におろかだったのはここからです。ナーマーとブレイクに通じている裏切り者を殺すため、大粛正を行い、100万人のレグルス市民(もちろんほぼ全員が無実)を殺したのです。パラノイアに侵された彼は、息子のタイタスを自宅軟禁し、ギブソンへの報復攻撃を行って、またも失敗に終わりました。

ここでレグルスの有志たちがタイタスを救出し、カークを国王の座から下ろすことになりました。基本的に柔和であるタイタス・キャメロン=ジョーンズ新国王は、国の傷を癒やすことに腐心し、私生活ではミッチェル・ライアン大佐と結婚し、世継ぎをもうけました。

3076年、停戦のためにアポリオンがレグルスを訪れると、タイタスの妻が奇襲部隊を率いて、このマネイドミニを暗殺しようとします。しかし、作戦は失敗し、怒ったアポリオンはタイタスの左腕を切り落としました。タイタスは堪えて停戦を飲みます。しかし、彼は国家を完全にコントロールできていなかったのです。

3077年、父カークに忠誠を誓う一派が、タイタスに無断でマーリックの造船所を攻撃し、新型戦艦のプロトタイプを破壊するのに成功します。この報復はタイタスに対してなされました……妻と腹の中にいた子供がナーマーに殺されたのです……。

……とまあ、ここまでやられているのを見ると、レグルス軍が核弾頭抱えてブレイクの本拠地に特攻するのもよくわかる気がします。といっても、そこまで含めマスターとマスターの手に踊らされているだけなのですが……。個人的にキャメロン=ジョーンズ一族は聖戦のワーストプレイヤーだと思います。



キャメロン=ジョーンズ以外の聖戦ワーストプレイヤーといえば、勘違いでゲイルダンを攻撃し惑星皆殺しすることになったスノウレイヴン氏族、ブレイクを無視してなぜかカペラと戦ったハセク一族、ケースホワイトでコムガードを全滅させたギャビン・ドゥ司教あたりが思い浮かびます。

一方、ベストプレイヤーは、聖戦の初期から最後までブレイクと戦い続けたアリス・ルーセ=マーリック(敵であった偽トーマスと和解したり、戦後、自由世界同盟総帥の地位を蹴ったのもポイント高し)。そしてもうひとりは、なんといっても、情報面でブレイクと戦い、独自に反抗軍を組織して、ついにウルバリーン氏族の謎にまでたどり着いたアンクル・チャンディことチャンドラセカール・クリタではないでしょうか。他には、外部の手を借りず、独力でブレイク師団を追い出したソラリスの人々も讃えられる価値があると思います。



2011/12/25


テクニカルリードアウト:プロトタイプ
TRO:プロトタイプより、ヘルズホース製のウルトラヘビープロトメック、スヴァルトアールヴです。

14トンのウルトラヘビーで、WiGE移動可能なグライダーというかなり珍しい仕様。装備の中口径ケミカルレーザーは、弾薬が必要な代わりに補助動力が必要ない、主に車両で使われるタイプのレーザーです。ストリークSRM6まで積んでいるので、重量のわりに火力は相当なものがあります。

ウルトラヘビー用の大型コクピットは、航空パイロットのフェノタイプ以外の戦士も搭乗できるようですが、どっちにしろVDNIが必要なので、中心領域では取り扱いが不可能なようです。



2011/12/20


聖戦
記事をふたつ追加しました。


「ホラーショー」
レグルス軍によるブレイク本拠地ギブソン攻撃の模様です。アポリオンはこのときに死亡したようです。アポリオンは最後まで抵抗したようで、彼のシューティストにはHPGキャノンが搭載されていたとの話があります。


「火星: 勝利」
ブレイク最後の拠点にしてROM本部のある火星が攻略されたことで、太陽系全体がようやくストーン合同軍の支配下に入りました。地球の戦いではないので、氏族軍も参加しています。これで"Jihad Hot Spots: Terra"は終了です。



2011/12/16


聖戦
記事をふたつ追加しました。


「カイロ降伏」
ブレイク最先任士官による降伏・停戦直後の話です。軌道爆撃によって、ROM司教は死亡し、ROM基地は蒸発しました。デヴィッド・リーアが関わっていることもあって、陰謀一派による証拠隠滅のにおいが……。


「戦争のビジネス」
傭兵に関する記事。

聖戦で、エリダニ軽機隊、ケルハウンド、ハンセン荒くれ機兵団は、ほぼ全滅しましたが、いずれもダークエイジで元気にその姿を見せています。本拠地が無事なケルハウンドや荒くれ機兵団はともかく、本拠地ディーロンごと消滅したエリダニ軽機隊は、再建が難しかったのではないでしょうか。

ケルハウンドは4個メック小隊のみが地球争奪戦を生き残ったそうです(ひとつのストーリーが終わったところでのアリバイ的な損害にも思えますが)。上級士官ではダン・アラードとクリスチアン・ケルが聖戦で死亡しています。半独立部隊のクレセントホークは生き残った模様。

ノースウィンド・ハイランダーズは地球での戦いに参加しましたが、比較的損害が少なく、またメック工場とメック戦士養成校を持っているので、すぐにも戦力回復可能とのこと。歴史上、彼らはこの後、スフィア共和国装甲軍の一部となります。

ほかに聖戦で、AMCのディズマル・ディシンヘリテッド、リンドン大隊、オルウェイズ・フェイスフル、グリム・デターミネーション、アルカディアンズが完全に消滅したとのことです。ウルフ竜機兵団は戦艦すべてと戦力の80%を喪失。

スノード・イレギュラーズとブラックウィドウ中隊はここしばらくソースブックに記述がなく、行方不明です。



ほとんど触れなかった、リー将軍によるシドニー攻略戦について。

オーストラリアの大都市、シドニーの地下には、トンネル状のキャッスルブライアン要塞が広がっています。広大で深い(1000メートル級!)この大地下網は、西のワイルドドッグ山脈から東のボタニー湾にまで及んだそうです。ストーン合同軍の最終的な目標となったのは、湾の下にあるセレスティアル・オムニメック工場でした。

リー将軍は犠牲を払いながらトンネルを進んだのですが、どうしても工場を奪うことができず、最終的にトンネルの爆破を指示し、民間人の犠牲を出すこととなりました。それでも、ブレイクは隠しトンネルから這い出てきて、戦闘を続け、核兵器で数隻の降下船を吹き飛ばすことに成功します。戦闘が終結したのは、食料・物資不足でようやくブレイクが降伏したときのことでした。これはカイロ降伏の後のこと。つまり地上戦で最後まで組織的抵抗を続けたのが、シドニーのブレイク兵たちということになります。

少し話は飛びますが、日本のキャッスルブライアンは高山(岐阜県高山市?)にあるそうです。



地球奪還作戦に参加したストーン合同軍の戦力。

戦艦30隻、約50個連隊、コムガード3個軍、4個銀河隊+1個星団隊。損害は多岐にわたるので集計不能です。

守るブレイク側は、戦艦12隻、1個シャドウ師団、14個ブレイク師団がすべて破壊されました。戦艦はほとんどが、小型のコルベット、フリゲート、駆逐艦などですが、ブラックライオン級戦闘巡洋艦2隻と、ワード・オブ・ブレイク旗艦、ファラガット級戦艦〈ライテス・ジャスティス〉が撃沈リストに入っています。

コムガードは、戦艦すべてと地上部隊の90パーセントを喪失、生き残りはスフィア共和国装甲軍(RAF)に編入されたそうです。スフィア共和国はこれらコムスターの人員や施設を吸収し、コムスターの後継者となった感がある(コムスターとブレイク教団の秘密を受け継いでいる節もあり)のですが、となると継承権戦争の勝者は、紆余曲折のあげくコムスターとジェローム・ブレイクということになるんでしょうか?

マスターはジェローム・ブレイクの正当後継者で、ブレイクの意思を実行に移した、というような仮定を是とするならば、そういうことになるかもしれません。ちなみに、通信会社としてのコムスターは聖戦後も存在し、ダークエイジでいろいろ怪しいことをやっています。



聖戦でエリダニ軽機隊が受けた損害について。

・第71軽機隊、ゴリアテスコーピオン氏族により吸収、その後全滅したと思われる。
・第151軽機隊、氏族本拠地から中心領域に移動中、ブレイクの待ち伏せで全滅。
・エリダニ旅団司令部、第21打撃連隊、第19機兵連隊、パスファインダーズ、ディーロンでブレイクの核攻撃を受け、扶養家族ごと全滅。

このうち、生き残ったという記述があるのは、第19機兵連隊のメック戦士3名、パスファインダーズの若干名のみです(ブレイクに捕まったホヒロ・クリタの救出に手を貸したとのこと)。

ダークエイジ・シリーズに出てくるブラックホークのパイロット、ロリ・カイル(3068年生まれ)は、両親をディーロンで失い、生き残った隊員に育てられたとされています。このとき生き延びたわずかな扶養家族の一人なのでしょう。もう一人、生存者かその子孫と思われるのが、AoDのフランクリン・クロガー少佐(第50重機兵隊指揮官)です。

ちなみにゴリアテスコーピオン氏族(スコーピオン帝国)は、星間連盟の血統を取り入れるために、エリダニ軽機隊の隊員数名の遺伝子を使う試験をしていたそうです。



2011/12/12


聖戦
記事をみっつ追加しました。


「シンガポール炎上」
シンガポールのキャッスルブライアンが内側から核爆発したという記事。ブレイク派の自爆に見えますが、"Jihad: Final Reckoning"に話の裏側が載っていました。要するに、トマス・ホガース(ライラの無能な将軍の代表格)が余計なことをしたために、こんなことになったそうです。しかもスフィア共和国側はそれを隠蔽しようとして、その後、リークされるという嫌なオチまでついています。


「カイロ戦線停止」
カイロでの戦いは長引き、終わる様子を見せていません。おそらく、ここが地球奪還作戦で最大の激戦地でしょう。ROMの施設があるというのがその理由であるようです。


「逃がさない」
デヴリン・ストーンとキャメロン・サン=ジャメ、最後の戦いの模様です。前者はアトラスII、後者はオウサムに乗ってます。デビルスタワー(実在するアメリカの名跡)にはなにかが隠されていたようです。



2011/12/06


聖戦
記事をふたつ、「内陸追跡」「クルップス突破」。

いずれもブレイク師団を追撃するレッドバーン軍の模様です。ブラチスラヴァ(チェコ)、ウィーン(オーストラリア)、ブダペスト(ハンガリー)など東ヨーロッパが舞台になっています。

聖戦も終盤になって、低空ホバリングした降下船による機銃掃射というのを見かけますが、これがどういうものなのか、効果の割になぜ多用されないのか気になります。反撃で降下船を失うリスクが大きいんでしょうか?



Master Unit Listより、傭兵が入手可能な氏族装備追加。ライフルマンIIC5、8。トワイクロスでダイアモンドシャーク氏族が生産している機体です。戦場からの回収で入手できるとかじゃなくて、工場出荷品を直接購入できると思われます。

ライフルマンIIC5は、通常型エンジン使用、強化ジャンプジェット装備の3/5/5、ER大口径レーザー×3、中口径パルスレーザー×2、放熱能力38点という構成。高地にジャンプして遠距離から狙撃することもできるし、充分な装甲を活かして接近戦を挑むこともできます。買いの逸品でしょう。ミルスペックに小さな記事が出ています。

ライフルマンIIC8は、XLエンジン使用の5/8/5に、ECM、ER大口径レーザー×2、ストリークSRM6×2、APガウスライフル×2です。そんな悪いメックではないのですが、IIC5の値段とバランスの良さを見ると、こちらを積極的に購入する必要もないでしょう。



2011/11/29


聖戦
記事をみっつ、「ナイル壊滅」「リオ奪取、ダラス炎上」「サンドハースト陥落」。

地球解放作戦で激戦地となったのは、北米、ヨーロッパ、カイロの三カ所であるようです。北米にはワード・オブ・ブレイクの本拠地があり、ストーン自ら兵を率いています。



前回、「傭兵が入手可能なバトルアーマーは、中心領域通常型とグレイデスシリーズのみ」と書いたのですが、これは明らかに語弊がありました。

正確には、聖戦期に入手できるのが、中心領域通常型と、グレイデス通常型、グレイデス・スカウトです。聖戦終了後からダークエイジにかけて入手できるのが、上記に加え、グレイデス・ヘビー、ロットワイラー(ファイアドレイク)、ファ・シー(プラズマ、キング・ディヴィッド)、スロース(インターディクター)、コピス(通常型、対歩兵型)、ラヴィジャーとなっています。

ちなみに、傭兵が入手できる氏族装備は、フェニックスホークIIC(5、7)、ウォーハンマーIIC(5、8、9)、アーバレスト(通常型、2、3)など。IIC勢は、機動力がある代わりに、火力不足で高価といった機体ばかりです。ウォーハンマーIIC9にいたってはXXLエンジンを使っていて、とても手が出ません。アーバレストはバランスのいい2、3がおすすめです。



2011/11/23


聖戦
記事をみっつ、「東京、確保」「血塗られた月がのぼる」「リオ停電」。

東京は、ニュートーキョーとかじゃなくて、東京です。文中の川苔山は奥多摩、国師ヶ岳は山梨・長野に実在する山。このあたりの山地にキャッスルブライアンが存在したら難攻不落になりそうですが、あっさり陥落したようです。

ふたつ目の記事は月争奪戦です。氏族は政治の都合上、地球に上陸できなかったので、こちらに参加しました。月面都市が主戦場なので、バトルアーマーが主力となっています。



BattleMech 4 - Dragon
MechWarrior Online(MWO)版のドラゴン。上半身がなかなか格好いいです。



グレイデス・バトルアーマーが、グレイデス軍団壊滅後も生産されているのか気になっていたのですが、Master Unit Listに普通に載っていることに気が付きました。

聖戦後からダークエイジにかけて、グレイデス・スカウト、スタンダード、ヘビーの三種類が生産されているようです(データが古いので、ストライクスーツは記述なし)。グレイデス・ヘビーは、どのTROにも載っていない機種ですが、レコードシート:3085にデータのみ掲載されているとのこと。1500kgの重量級バトルアーマーで、地上2MP、サポートPPC、SRM-4×2だそうです。

グレイデス軍団は消滅してしまいましたが、彼らの開発したバトルアーマーだけでも残されているのは、ファンにとって慰めだと言えるでしょう。ちなみに傭兵が入手可能なバトルアーマーは、中心領域通常型とグレイデスシリーズのみなので、そういう意味でもうれしいところです。



聖戦後も残された謎のリスト。

・デヴリン・ストーン
・ウルバリーン氏族
・グリーンゴースト
・マスターの弟子
・アーサー・シュタイナー=ダヴィオン
・ルシファー司教とイヴ
・モーガン・ハセク=ダヴィオン暗殺の首謀者
・消えたシャドウ師団
・キャメロン家の生き残り
・失踪した聖キャメロン騎士団
・第7南十字星部隊支援部隊の行方
・深辺境T-892でゴリアテスコーピオンを攻撃したペリグリン級戦艦の正体



2011/11/17


聖戦
記事をみっつ、「船長の航海日誌」「目的地:東」「カイロの叫び」。

今回から大詰めの地球侵攻に入ります。最初の記事はタイタン造船所を巡る海戦の模様。残りふたつは地上戦です。



2011/11/09


聖戦
記事をふたつ。いずれも人物紹介です。


「ベタニヤ・バーレット: オリエントのヒーロー」
この新キャラクターは、一兵卒の歩兵でありながら、惑星ホールを交渉のみで降伏させるという快挙を成し遂げました。この功績と手腕から、彼女はストーン軍の上級指揮官になっています。

これだけ見ると、伝説的なサクセスストーリーのひとつに見えます。しかし、"Jihad: Final Reckoning"に、彼女の驚くべき正体が載っていました。ベタニヤ・バーレットはなんとマネイドミニの潜入工作員だったのです。詳しくは書かれていませんが、大規模テロの「血塗られた祝典」を成功させてから逃亡した(?)ようです。

このような長期潜入任務を成功させる女性マネイドミニというと、アヴィトゥ(元オパクス・ヴェナトーリ)、ナーマー(レグルスに浸透)が思い浮かびます。作戦の性質から見て後者でしょうか。


「プロフィール:リン・ムラカミ」
ストーンの外交官というドラコ連合人。経緯を見るに、新政権のスタッフになるべく誘拐された逸材なのかもしれません。ちなみに、ヴァプラ司教(デボン・コートランド)の取り調べを行ったのが彼女なのですが、ハリウッド映画に出てくるアホな女刑事みたいな口ぶりで、優秀な外交官には見えませんでした。



Wow Moments of the Jihad.

グレイソン・デス・カーライルとローリー・カルマーの息子、アレクサンダー・カーライルの死亡が確定してしまったようです。ソースは上記の公式掲示板。ライターである Øystein Tvedten の書き込みです。

『原子炉が爆発したとき、アレクサンダー・カーライルはターカッドで任務についていた。衝撃波で彼は食堂の壁にたたきつけられ、それから猛火が彼と第1親衛隊の多くを飲み込んだ』

これはつまり、聖戦の初日、〈インビンシブル〉による軌道爆撃のことでしょう。彼は聖戦で最初に死んだ被害者の一人だったようです。これでグレイデス軍団の再建は本当に不可能となりました。ついでと言ってはなんですが、ブラックソーンもゲイルダンで全滅したようです……。

あまりな死に方に納得が行きません(聖戦初期はだいたいそうですが……)。



2011/11/05


聖戦
記事をみっつ、「レイヴンの飛行」「ニューホームの勝利」「新年、新攻勢」。SCUOR作戦はいよいよ大詰めで、地球まであとジャンプ一回というところまで来ています。

最初の記事は、ゴーストベア/スノウレイヴン連合軍によるディーロン侵攻(海戦)の模様です。氏族側は、レイヴンのコンカラー級空母〈アークロイヤル〉、ベアのリバイアサン級〈リバイアサン〉、ナイトロード級戦艦〈ウルサ・メジャー〉という、目撃したら一刻も早く逃げたくなる超強力な布陣。

ブレイク側はセラ級大型空母、FWLN〈サルディス〉を含む6隻となっていますが、"Jihad: Final Reckoning"では9隻の戦艦がディーロンで破壊され、1隻が拿捕されたとなっています。スノウレイヴンがセラ級を手にしたのは、この気圏戦闘機氏族にふさわしいというか、他勢力にとっては多大な脅威でしょう。



"Jihad: Final Reckoning"よりいくつか。

ニューアヴァロンで恒星連邦の首脳を集めた「キャメロット・サミット」が開催されました。カペラ境界域のアンジェラ・ハセクは、イボンヌ女王(摂政)と関係が良くないようで、面と向かってビッチとまで言っています。まあ、兄のジョージ・ハセクを暗殺した犯人と思っているので仕方ないといえば、仕方ないんですが……。ハセク家は聖戦前半の愚行を反省する気はないようです。マイケルの時代の困ったちゃんポジションに戻るんでしょうか。

この本にはアポリオンが登場していませんが、どうも前の本のラスト、レグルス軍のギブソン侵攻で死んでいるらしい(?)です。ラスボス級のキャラクターが脇役の核爆撃くらいで死ぬとは思いませんでした。

公式フォーラムで、ライターのコメントを見つけました。「ストーン軍とレグルス軍がもう少しトリガーハッピーじゃないか、最初から足並みを揃えていたら、スーパーヘビーメック、LAM、中心領域スタイルのプロトメック(最大100トン)が生き残ったのに」だそうです。100トンのプロトメックは凄そうですが、VDNIが必要なので、中心領域では流行らないと思われます。

とあるファンの書き込みで、マスターの行動が日本のアニメに似ているとの指摘がありました。まあ、ロボットアニメでは使い回されたネタではあります。



BattleTech 25 Years of Heavy Metal Mayhem
バトルテックのポータルサイトができていました。

BattleTech The Board Game
ここがボードゲーム用で、

MechWarrior Online
こっちが今度出るPCゲーム用のサイトとなってます。



「MechWarrior Online」が正式発表。懐かしのメカアクションが基本プレイ無料のオンラインゲームとして2012年後半にローンチ
PCゲームの日本語記事が出ていました。



Why you want MechWarrior Online to be Free-To-Play!
ゲームを作っているPiranha Gamesのブログ記事。

MechWarrior Online(MWO)は基本無料。ゲーム内で勝てば、通貨(コムスタービル)、経験値、名声値が手に入る。リアルマネーでアイテム購入も可能。というようなシステムになるようです。



2011/10/29


聖戦
記事をみっつ追加しました。

「概観:アリス・マーリック」
ストーン合同軍自由世界同盟方面の部隊について。SCOUR作戦時のストーン軍がどのように構成されているのかよくわかります。同盟指揮官のアリス・ルーセ=マーリックですが、大規模な部隊の指揮経験がなく、苦戦しているようです。

「チャラ作戦報告」
ストーン合同軍の作戦失敗の様子です。SDSの攻撃で放浪ウルフ海軍に大損害が出ました。マッケナ級〈ワーウルフ〉はキャスパーIIドローンに落とされ、放浪ウルフに残ってる船は、輸送艦のポチョムキン級のみになったそうです。この作戦でブレイク側の情報を提供出来なかったダモクレスさんは、ブレイクのスパイなんじゃないかとまで言われています。文中に出てくるランナ・ケレンスキーは、ブラックウィドウの孫にあたる血統で、フェラン・ケルの恋人、補佐役です。

「アウトリーチ解放」
アウトリーチにて「四騎士」というグループがブレイク占領軍に対する抵抗活動を行なっていたようですが、詳細は不明です。おそらくはウルフ・アンド・ブレイクに出てきたゴーストの生き残りでしょう。ウィドウ中隊やウルフネット、その他に関する情報はまったくありません。



Battletech The Board Game
公式サイトが装いを変えてリニューアルオープンしました。中身はあまり変わっていませんが、ダウンロードコンテンツが大幅削減されてて超不便ですよこれ!



"Jihad: Final Reckoning"が発売になりました。

この本では、3079年の地球陥落直後から、3081年の聖戦終了までが語られています。扱ってる期間が短く、目立つイベントもないので、かなり地味な本です。個人的に楽しみにしていた聖戦の全部隊配備表は、ページがかさみすぎるということでカットされたとか(極小フォントでも240Pになるとのこと)。

各勢力の状況についてのページもありますが、他のソースブックと重なる面も多く、あまり情報は多くありません。一方、聖戦のタイムラインは資料的価値がありそうです。

この時期の主な出来事については、下の方にまとめています。気になった記事は……レグルス軍のポールズボ核爆撃で、数百万人の市民と共に、傭兵ハート・オブ・ブレイクが全滅というもの。ストーリー的に用済みの部隊は、生存を許されなかったようです。

他には、ハンプトン・ヘッセンのハンプトン将軍、ニューヘッセンのスフィア共和国入りを拒否。ブレイクの悪評により、セレスティアル・オムニメックなど回収された装備が鋳潰される。マネイドミニを想起させる人工義肢が白眼視される。などの記事もあります。



3079〜3081年の主な出来事。



上記の通り、地球陥落後もブレイク軍はかなりの勢力を保っており、中心領域各地で攻撃を行なっています。ただし、それらはテロ攻撃に過ぎないもので(大勢死んでいますが)、なんら状況を動かすものではありませんでした。

スフィア共和国の概算によると、3081年時点で、ブレイク軍のうち7個シャドウ師団、4個ブレイク師団が行方不明となっています。損害の出ている部隊や、生死不明の部隊もあるので、実際の残存戦力はこれ以下でしょう。第44シャドウ師団が健在なので、指揮官のアヴィトゥあたりも生き残っていそうです。

戦艦については、5隻が3079年のオリエント襲撃以降、消息を断っています。このうち1隻がセラ級空母(気圏戦闘機200機以上搭載可能)なので、健在であれば、中心領域にとってかなりの脅威となります。

彼らはいったいどこに消えたのか……、その候補のひとつが、ブレイクによって隠された世界、ファイブでしょう。この本には、なんとファイブに関する追加情報があります。セレスティアル・シリーズを開発したヴァプラ司教(デボン・コートランド)が情報提供に応じたのです。彼はなんら核心には触れませんでしたが、いくつかの興味深い話をもたらしました。

コートランドは最初に、星間連盟の工兵たちを持ち上げます……なにもなさそうなところにものを隠す達人であると。ここで例に上がるのが、キーラー少佐、惑星ヘルムにブライアンキャッシュを隠したあの人です。この話からわかるのは、残ったファイブがよく知られている場所に隠されているかもしれないということです。そして、星間連盟の名前が出てくるということは、もしかしたらファイブは星間連盟のプランだったのかもしれません。

肝心のファイブの場所についてですが、コートランドはなにも知らないようです。しかし、データのある場所について口にします。それはHPGのファームウェア。アクセス自体は簡単だといいますが、パスワードを送れるのはマネイドミニだけです。しかも3人分が必要。マネイドミニはすぐ自爆してしまうため、3人分のパスワードを送るのは事実上不可能でしょう。

ファイブの残りは、Taussen(恒星連邦)、Mayadi(ドラコ連合)、Obeedah(カペラ大連邦国)のみっつ。最後のObeedahは継承権戦争の結果、恒星連邦の領土内になったそうです。

ブルックリン・スティーブンスの孫、イエスカ、ステフカ・リヴィエラによると、Mayadi(化学兵器の研究センターだったとのこと)は聖戦前の時点で滅び、TaussenかObeedahは聖戦中に発見されたとされています。聖戦自体はもう終わってますが、このあと、残党狩り的なキャンペーンがあるのかもしれません。

もうひとつコートランドが漏らした興味深い情報に、マスターとアポリオンはひとりずつ弟子を持っている、というものがあります。アポリオンの弟子はベリス(オパクス・ヴェナトーリ指揮官)でしょうか? シスのような一子相伝形式だと、マスター → アポリオン → ベリス、とか。そうでない場合、マスターの弟子は……アーサー・シュタイナー=ダヴィオンでしょうか?



ワード・オブ・ブレイク海軍の戦艦リスト(60隻以上!)を眺めていたら、ちょっと不自然な点に気が付きました。ひとつは大量に沈んだ船のうち、サルベージされた船がたった1隻であることです。これはまあ、聖戦で戦艦をまとめて始末するという作り手側の意思によるものでしょう。

もうひとつ、奇妙なのは彼らがこの大艦隊を細切れに使って、まるで有効活用しなかったことです。SCOUR作戦時にもまだ30隻の船を残していたというのに、各艦を分散配置して、無駄な消耗を招きました。これだけの船があったらアークロイヤルくらい簡単に消し炭にできたことでしょう。

この点についてはこの本でも疑問視されています。ブレイクが勝ちすぎないようにマスターが調整したのかもしれません。これについては以下を参照。



"Jihad: Final Reckoning"冒頭の小説、"Vindication in the Ashes"に、かなりのネタバレがありました。

この小説の舞台はコンパス座首都。時代設定は3081年4月……レグルスが攻撃を仕掛けた、その日です。主人公となっているのは、コンパス座大統領にしてブレイク信徒のカルヴィン・マッキンタイア。そのかたわらには、マスターがいます……。

核の炎が降り注ぐ中――マッキンタイアは怯えつつマスターに問いかけます。なぜこんなことになってしまったのか、こんな結末は望んでいなかった……と。

マスターの返答は「サード・トランスファー」でした。彼は語ります。人類の玉座の三度目の移行は平和裏に行われる、かつて彼は自分にそう言い聞かせていたと。自分を騙して第二星間連盟に期待していたと。

危機だけが、とても大きな危機だけが、サード・トランスファーに必要なだけの協調を生み出す。第一星間連盟の場合、危機とは人口過剰と政府の崩壊だった。そうして誕生した星間連盟は終わりなき無意味な戦争を終わらせた。氏族の到来は共に戦うチャンスをもたらしたが、偉大なリーダーがいなかった……。

そして、サード・トランスファーとは何だったのかが明かされます。最初の「トランスファー」は、聖ブレイク(ジェローム・ブレイク)が聖なる地球を手にしたこと。二度目は地球が真の教団(ワード・オブ・ブレイク)に渡されたこと。

「そして、今、ついにサード・トランスファーが達成された。本物を装った力のない偽星間連盟ではなく……」輝く閃光がどんどんその場に近づいてきます。"Final Reckoning"、総決算、最後の報いを受けるときまで1分もありません。「統一された新秩序、古き灰の中から生まれた新秩序が、キャメロンの失墜で失われたバランスをもたらしてくれる」

「我らはベストを尽くした。若き友よ」マスターはカルヴィンに言います。「後は彼ら次第だ……」それを聞いて、カルヴィンは確信しました。「ブレイクの意思が達成された!」その瞬間、あたりは核の閃光に包まれ、聖戦が集結します……。

これを読むに、聖戦とはなにかを語るのは、バトルテックとはなにかを語るのと同意です。星間連盟崩壊以来、中心領域、氏族はなぜ戦い続けているのか? 答えは星間連盟を復興するためです。

すべては彼の手のひらの上でした。マスターは聖戦によって古い秩序を破壊し、別の形で星間連盟を復活させたのです。そのため、あえて汚名を着た……というよりは、コムスターやブレイク教団すら彼にとっては単なる道具に過ぎなかったのでしょう。

死を目前に、彼がわざわざ嘘を言うとは思えません(語ったのは全体のほんの一部でしょうが)。となると、聖戦の意味、サード・トランスファーの正体は、これで正解なのでしょう。人類をまとめるために自ら敵となるといった話はSF方面ではありふれていますし、すべて特定の人物の思惑通りというのは面白みに欠けますが、これはこれでよかったと思います。

気になるのは、リーダーに関する部分です。マスターは、氏族侵攻時には、中心領域をまとめるような指導者がいなかったと言っています(哀れ、ヴィクター)。そしてデヴリン・ストーンについて、彼は「予想外の変数」であると評しているのです。彼はたまたま出てきた人間なのでしょうか?

ここで、カルヴィン・マッキンタイアは「シュタイナー=ダヴィオンでなく、ストーン」と独白します。これはいったいどういう意味なのか。ヴィクターでなくストーンになのか、それとも、アーサーでなくストーンなのか……。前者だとストーンはたまたま出てきたリーダーで、後者だとマスターが用意したリーダーといった意味合いになると思います。



各勢力からスフィア共和国軍に転じた部隊の一覧。いずれも激戦を経ているため、定数を大きく割っています。




"Jihad: Final Reckoning"で登場したブレイクの新ひみつ兵器(ユニット)としては以下のものがあります。



マキナ・ドミニは、人とメックの接続をより強化するシステムです。VDNI装備のメック戦士、神経接続機能を付けた専用バトルアーマー、専用バトルメックで1セット。メックが撃墜されてもバトルアーマーで戦闘継続可能(そんな強くありませんが)。これぞ真のマネイドミニといった感じで格好いいです。

ルール的には、すべての操縦、砲術技能に-1。頭部ヒット、弾薬誘爆時のパイロットダメージなし。コクピットヒットの場合は追加ダメージ。ジャイロ破壊無視。などなどのボーナス、ペナルティがあります。

スーパーヘビー(超重量級)バトルメックは、ダークエイジにも出てきた100トンを越えるメックのことです。正確には105トンから200トンまで。でかいので射線の処理が独特だったり、ジャングル等の地形に入りやすかったりして面白いです。重量の分、すさまじい火力と装甲を持ちますが、欠点はやはり足が遅くなることでしょうか。ジャンプジェットやMASCなど、機動力を増す装備は使用不可能です。

ところで、かつてエイプリルフールのジョークとして、ウルバリーン氏族が開発したという200トンのオルカが公開されていました。この時のタイトルが「プロジェクト・オメガ」です。そしてブレイク教団が開発した150トンメックの名称がオメガ。これは……単なる遊び心でしょうか? それともなにかを示唆するものなのか……。



ゲーム用のキャンペーンシナリオ"CHAOS UNDAUNTED"によると、3081年10月31日、コムスターの諜報員であったダモクレスが死亡したようです。彼はベリスを追っていたのですが、追い詰めたつもりが逆に罠にかかり、ベリス自身との交戦で吹き飛ばされました。最後まで役に立つような立たないような微妙な人でした。

ベリスの生存は確実となり、今後、ブレイク残党の軍事部門トップ的な立場になると予想されます。

このキャンペーンにおける個人的な注目点は、オルソン特戦隊(傭兵メック大隊)が生き残っていたことです。3067年時点では悪いやつらではなかったはずですが、いまでは平気で民間の被害を出すような無法者になっています。彼らには監視役兼援軍としてマネイドミニの工作員がついています。



2011/10/23


聖戦
記事をみっつ、「イングレス、フレッチャー陥落」「白馬上の死」「ジオン解放」。

最後の「ジオン解放」は、元星間連盟特殊部隊にして元傭兵団、ブラックハーツに関する記事です。彼らは現地への浸透、地元民の訓練という、現代でいうグリーンベレー的な任務を行なっていたようです。聖戦初期からブレイクに効果的な抵抗をしていた数少ない勢力といえるでしょう。



"War of Reaving"のコヨーテ氏族の項を見ていたら、陰謀マニア的にとんでもない記述がありました。

ソサエティに乗っ取られ氏族全体を攻撃したコヨーテは、本来であれば殲滅されてもおかしくなかった氏族です。彼らが殲滅されなかった理由は、スタッフのQ&Aによると、未来の中心領域侵攻に備えて、それ以上の戦力を失いたくなかったからとされています。代わりに、コヨーテの戦士たちは、浄化の神判(Trial of Cleansing)というものを強制され、生存者のうち45%のみが生き残りました。3085年時点でコヨーテ氏族には2個銀河隊の戦力しかありません。

風前の灯といったコヨーテは、3077年、ジェニファー・ウィンソンの遺伝子をウルフから譲り受けたことを公表します。ジェニファー・ウィンソンといえば、ニコラス・ケレンスキーの妻にして正体不明の謎の人物。陰謀論的には、キャメロン一族(あるいはアマリス一族)の生き残りということになっています。ジェニファー・ウィンソンの遺伝子資産は、歴史上、利用されたことはありませんでした(この時点で怪しい)。

しかし、ソサエティの陰謀によって多数の遺伝子が汚染された結果、生き残った氏族にとって氏族創設者の血統は非常に貴重かつ垂涎のものとなっています。ゴリアテスコーピオンとスターアダーは神判でこの血統の使用権2世代分を獲得しました。今後、中心領域に攻めてくるであろう氏族たちは、意味のある血統を持っているかもしれません。



ついでに、コヨーテ氏族は失われた名誉を取り戻すために、アイアンホールド(元ジェイドファルコン主星)のソサエティ残党を攻撃しましたが、このとき、彼らは奇形化した人間のシブコを発見しています。これは、"Interstellar Players"で語られていたジーンカーストかもしれません。



2011/10/17


聖戦
恒星連邦方面の記事をみっつ、「S.O.S.」「血まみれの戦い」「タウンの伝説」。

最初の記事でバトルコープスが全滅したかのような表現がされていますが、普通に生存者がいてその後の作戦にも参加しています。



2011/10/11


聖戦
記事をふたつ。

「さらなる傭兵たちが逃亡」
記事に出てくる傭兵団デリラ・ガントレットは、ワンスター教という宗教団体の信者で構成されたメック中隊(3067年時点)です。隊員たち(指揮官除く)の地元である惑星カポラを守っていましたが、カポラがブレイク保護領に入ったことから、ブレイクの雇用下になったようです。

平和的な連中なので、戦争犯罪等には手を染めていないはずですが、あっさりストーンに寝返るのはずるいと思いました。長期間、ブレイクに雇われていたというのに、許されるものなのでしょうか?

「オフィシャルアップデート3」
ドラコ方面軍によるクエンティン攻撃の模様です。ブレイク派がゲリラ戦を実施したため、合同軍は市民に対する過酷な調査・勾留等を行って、ブレイク協力者を捜索しました。結果、クエンティン市民は合同軍(とくにドラコ連合)に対する敵意を抱くようになっています。これは地球周辺の世界がスフィア共和国に吸収される伏線だと思われます。



2011/10/07


聖戦
Jihad Hot Spots: Terraから「なにかの兆候?」「浄化の時」「デイヴの検屍報告」を追加しました。

いずれもゴーストベアのブレイク保護領強襲について。後者ふたつはJHS:3076の「ゴーストベア、保護領内を進軍」「デイヴにブレイク派の逆襲!」の続きです。ゴーストベアの戦術のまずさが語られています。ブレイクが貴重な戦力を使って大規模な逆襲を仕掛けたのは、氏族に対してというのはポイントでしょうか。



Jihad: Final Reckoning
聖戦最後の本がそろそろ発売されるようです。ブレイクの秘密装備、スペクトラルLAMに関する情報もありとのこと。



"War of Reaving"で活躍しているプロトメックについて少し書いてみます。

技術はあっても資源の少ないソサエティは、プロトメックを軍の主力としています。他に多用している勢力は、ソサエティと関係の深いコヨーテ、貧乏氏族のブラッドスピリット、諸兵科連合好きのヘルズホースなど。ウルフ氏族以外はほとんどの氏族が多かれ少なかれ使っていると思われます。

通常のプロトメックの重量は2〜9トンまでですが、10〜15トンのウルトラヘビー・プロトメックが開発されました。ウルトラヘビーの制限は、PA(L) スーツを元に作られたという750kgのコクピットを使用せねばならないということです(通常のプロトメック・コクピットは500kg)。250kg分不利になりますが、全体の重量が大きく取れるのと、脱出機能付きということで欠点とまでは言えません。

他に、WiGE移動が可能なグライダー・プロトメックも登場しています。LAMのエアメックモードに近いと言われていますが、そこまでの移動力はないでしょう。もう一つ、四脚プロトメックも存在します。パイロットにソサエティが開発した「野生化」ドラッグを飲ませて運用するそうです。

TROプロトタイプには、ヘルズホースが開発した13トンのウルトラヘビー・グライダー・プロトメック、スヴァルトアールヴが掲載されています。WiGE巡航MP4、WiGE最高MP6、装甲点65、中口径ケミカルレーザー×2、マシンガン、ストリークSRM6、といった性能。ウルトラヘビーもグライダーもソサエティ専用技術ではなく、広まっているようです。

10トン、15トンともなるともはや小型のバトルメックですが、プロトメックにはジャイロ(3トン)を使わなくてもいいという利点があります。そのかわり、エンジン内蔵の放熱器がありません。エネルギー兵器を載せるときは、車両のように最大発熱分の放熱器(1基250kg)を載せる必要があります。マイクロパルスレーザー(発熱1点、ダメージ3)はプロトメックのためにスモークジャガーが開発したものです。

また、プロトメックのエンジンレーティングは、走行MP×トン数で決めるので、バトルメックに比べて速度の面で不利があります。軽量級メックよりも軽量ですが、高速の偵察メックに向いているかは微妙なところです。1トンあたりの値段はバトルメックもプロトメックもほぼ同じです。

プロトメックのパイロットはトゥルーボーンの小柄な気圏戦闘機のフェノタイプですが(よって中心領域は運用不可能)、ブラッドスピリットはプロトメックのフェノタイプを作り出しました。クラウドコブラ、スターアダー、ストーンライオン、ダイアモンドシャーク、ヘルズホースは、プロトメックのブラッドネームを使っています(航空パイロットと共用)。



2011/09/30


バー・ブラック・コブラ
3071年を追加しました。

聖戦期のブラックコブラは主に保護領市民軍の訓練教官役を勤め、短期間、ディーロン強襲に参加しています。このあとは、アークトゥルスでチャンドラセカール・クリタの傭兵連合部隊を攻撃したようですが、結果、どうなったかは不明です。



2011/09/25


バー・ブラック・コブラ
傭兵のバー・ブラック・コブラを独立させ、情報を増強しました。

テロリストに降下船を爆破されるという不幸を被った彼らですが、実のところ犯人はメリッサ・シュタイナーを暗殺したことで有名なダンシングジョーカーさんだったそうです。チューリッヒがカペラの一部になると逃亡が難しくなるというだけの理由で、ほぼ独力で侵攻を防いだとのこと。

この件で、バー大佐はトーマス・マーリックを恨んでいますが、それならワード・オブ・ブレイク(当時のトップがトーマス・マーリック)と契約するのは無理がある設定と思います。



2011/09/20


TRO3085
インターディクター級"ポケット戦艦"を追加しました。

かつてはワード・オブ・ブレイクが使っていたポケット戦艦(降下船)で、その後、スフィア共和国が我が物としています。聖戦後は戦艦が不足しているので、この種の艦船が宇宙海軍の主力となっているようです。

このインターディクター級が、これまでの強襲降下船と違うのは、ブレイクが開発した準艦載型兵器(Sub-Capital Weapons)を使っていることです。準艦載型兵器は、降下船に搭載可能な小型の艦載型兵器です(通常の艦載型兵器はミサイルのみ降下船に搭載可能)。制限はいろいろありますが、重量の割に高い火力を持っています。



先週12日から、今日20日まで、fc2サーバー側のトラブルで、当サイトにアクセスできない状態となっていました。ご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ありません。fc2から詳しい説明がないので、落ちていた理由は不明です。



2011/09/08


グレイデス軍団
一番下、グレイデス"ストライクスーツ"を追加しました。

グレイデス通常型バトルアーマーを改造したプロトタイプで、氏族製のSRMを搭載しています。中心領域の技術でも、ごく少数なら氏族品質の装備を生産できるようです。文中に「我が社」と出てくるのは、グレイデス・テクノロジーズとも提携しているディファイアンス工業のこと。

グレンガリーのグレイデス・テクノロジーズ工場は3070年にブレイク軍の襲撃を受け壊滅しましたが、設備が一部生き残ったということにされたようで、ストライクスーツの開発・生産が行われました。その後、3074年、オパクス・ヴェナトーリが再度の襲撃を行い、グレイデス・テクノロジーズ社は今度こそ壊滅となります。

TRO:プロトタイプによると、ディファイアンス工業(経営者が元グレイデス軍団員のダニエル・ブリューアー公爵)が、グレイデス・テクノロジーズ社の実権を握って、フリーロですべてのバトルアーマーを生産しているそうです。ダークエイジに出てきたグレイデススーツは、ここで作られたものでしょう。製造業社名がディファイアンス工業になっているので、グレイデス・テクノロジーズ社は完全に消滅したか、名ばかりになっていると思われます。

グレイデス"ストライクスーツ"は有望と認められて、フリーロで本格的な生産が始まりました。懸念となっていた氏族SRMは調達のめどが立たず、中心領域製に交換されています。3090年時点でライラ共和国以外への販売は行われていませんが、ディファイアンスの企業保安部隊が、氏族SRMを搭載したプロトタイプと同じモデルを若干数使用しているそうです。



2011/09/03


LinkNet
Deandra Loweの3135年5月3日を追加しました。

ちょっと話が複雑になりますが……聖戦直後と思われるコムスターROMの報告書を、スフィア共和国の騎士が入手し、その報告をさらに Deandra Lowe が転載したものです。

大元のROM報告書を書いているのは、有名なROM工作員であるテンペスト・ストライカー(ダモクレス)。ワード・オブ・ブレイク師団の行方について触れられていますが、 [データ破損] ばかりで肝心なことはなにもわかりません。

文中に出ている傭兵、ブランク・コヨーテは『ハウス・ダヴィオン』に記述のあるワイリー・コヨーテのことです。その後、数十年間、コヨーテはなかったこと扱いになっていましたが(おそらくカートゥーンから名前をとっているため)、最近になって部隊名を変えて再登場しました。

彼らが姿を消していたのは、辺境の惑星(サモエード植民地)にミスジャンプし、脱出するまでそこで過ごしていたからというような設定になっています。3066年にコヨーテ(1個メック大隊)は雇用を求めてガラテアに到着しましたが、ブレイク軍がサモエード植民地を占領して脅迫したために、ブレイクに味方せざるを得なくなりました。

このROMの報告を発見したスフィア共和国騎士、アレクシー・ホルトは小説"Target of Opportunity"の登場人物だそうです。天才HPG技術者タッカー・ハーウェルを救出するのが彼の任務です。



"War of Reaving"のスティールヴァイパーについて書き忘れていたこと。

スティールヴァイパー氏族は殲滅の神判の対象になりましたが、なぜか一部のブラッドネームが他氏族に使われています。メーサーがコヨーテ氏族に、ザールマン、アンドリュース、ブリーンがスターアダー氏族に、といった具合です。いずれも、ヴァイパーの主要なブラッドネームです。

本来、氏族に対する殲滅の神判では、すべての戦士が殺され、遺伝子が破棄されることになっています。なぜ殲滅の神判がこのような吸収の神判と区別がつかないものになったかは不明です。

ちなみに、ゴーストベア氏族はマグヌッソンのブラッドネームをいつのまにか加えています。



2011/08/31


スティールヴァイパー氏族
スティールヴァイパー氏族の3067年を追加しました。氏族本拠地帰還後の彼らはスノウレイヴンと衝突し、大きな損害を出しています。



facebookで"Jihad: Final Reckoning"のイラストが公開されていました。各勢力の旗が翻っていますが、なんの建物かはわかりません。"War of Reaving"の次はこれといった感じでしょうか。



2011/08/24


スティールヴァイパー氏族
スティールヴァイパー氏族の人物を追加しました。

ブレット・アンドリュース副氏族長は、その後、ヴァイパーの氏族長となり、3071年には大氏族長に選ばれた人物です。中心領域に「汚染された」氏族の追放と、ソサエティとの戦いで、中心に立っていました。レーザーピストルでアダー氏族長を殺したのも彼です。なぜ彼のような保守的な氏族人が故意に氏族法に反したかと、レーザーピストルの出所は謎とされています。

ナタリー・ブリーンは興味深いポジションにいる人物ですが、その後、とくになにもしていません。



"War of Reaving"にグリーンゴーストの記述を見つけました。

話はアイスヘリオンが中心領域への侵攻を仕掛けて、ジェイドファルコンとヘルズホースに撃退されていたころにさかのぼります。攻撃に失敗したアイスヘリオンの第121ヘリオン槍機兵隊がダークネビュラ(ファルコン占領域)に撤退したところ、グリーンゴーストの攻撃を受け、その後、行方不明となりました。

その後、彼らの装備を持った海賊がホースとヘアの辺境で目撃されます。3079年、ダイアモンドシャーク氏族がグリーンゴーストの迎撃に成功しました。このときの唯一の生存者が第121ヘリオン槍機兵隊のスターコーネルだったそうです。彼はわざわざ整形までしてまったく別人の顔になっていましたが、氏族人がなぜゴーストに加わったかはわかっていません。

ソサエティ、タニテ亡き後、寂しくなった陰謀業界のため、グリーンゴーストには頑張ってもらいたいものです。



氏族のシブコの突破率がわかりました。

シブコとは同じ遺伝子を持つトゥルーボーンで構成された育成・訓練チームのようなもの(ウルフ氏族は各血統の戦士候補生を混ぜる)。構成員は約20人(最大100名)。このうち、最初の階級の神判に成功し、戦士となるのは平均で4、5人だそうです。



2011/08/19


スティールヴァイパー氏族
"War of Reaving"の主犯格であり、その最中に消滅したスティールヴァイパーについて。3062年の様子です。

彼らの最期は悲惨であっさりとしたものでした。3075年7月、侵攻氏族が氏族宙域から追い出され、ソサエティが壊滅しした直後のこと、スターアダー氏族は用済みとばかりにスティールヴァイパーに対する Reaving を宣言します。

拒絶の神判を発動したヴァイパー氏族長はレーザーピストルでアダー氏族長(戦争の中心人物)の眉間をぶちぬきました。これは族長会議の規則に反しており、ヴァイパーに対する殲滅の神判が宣告されます。

スターアダー、クラウドコブラ、ストーンライオン、ゴリアテスコーピオン、ブラッドスピリット、コヨーテの連合した猛攻を前に、スティールヴァイパーはなすすべなく、あっという間に滅びました。この間、わずか2ページ半。

これが"War of Reaving"最後の戦いになります。



スモークジャガー滅亡以後に活躍する、ルッソー・ハウェルとポール・ムーンについて簡単にまとめてみました。小説の主人公であるトレントを中心にお送りします。

トレント(主役)、ジェズ(悪役)、ルッソー(いい人)の三人はスモークジャガーの同じシブコで生まれました。トレントとルッソーは親友同士でしたが、根暗なジェズはなぜかトレントを嫌っていました。

ツカイードの戦いにおいて、トレントとジェズはいずれも撃墜され、トレントはジェズを救出しました。しかし、ジェズはトレントの入院中に嘘をつき、ジェズを救出したのは自身であり、トレントはまともに戦わなかったと報告したのです。

ジェズと上官のポール・ムーン(悪役2)は、その後もトレントをいじめ続け、ブラッドネームの神判の際に、トレントのメックが故障するよう仕向けるという異常で卑劣な工作を行います。

このあたりでトレントは裏切りを決意したようです。彼はコムスターのスパイの協力を得てジェズ(ハウェル)を殺し、氏族本拠地へのエクソダスルートを中心領域に伝えました。これがブルドック作戦とサーペント機動部隊のきっかけとなります。

トレントはポール・ムーンに追われますが、自らメックを爆破し、まんまと逃亡に成功します。彼が死んだと勘違いしたルッソー(ハウェル)は、嘆き悲しみアルコールに逃げるようになってしまいました。その後、トレントはノヴァキャット麾下で拒絶の大審判に参加し、戦死したと思われます。

ルッソー・ハウェルはギャラクシーコマンダーとしてハントレス防衛戦の指揮を取り、最後には行方不明となりました。彼こそが後のザ・ジャガーです。氏族を憎む彼は優れた戦術センスを活かして、氏族社会に打撃を与えました。しかし、一日の半分は酒に浸っていたとのこと。

ポール・ムーンはハントレスでコムスターに捕まり、約一世紀後、スフィア共和国の下でスモークジャガー氏族を復活させることになります。



2011/08/11


傭兵部隊 3059年
カニンガム奇襲部隊を追加しました。

2個連隊と大きい戦力を持つにもかかわらず、ここまでフィールドマニュアルに登場してこなかった部隊です。聖戦の前半で打撃を受けた彼らは、AFFSに統合され、第2恒星連邦装甲機兵団となり、さらにSCOUR作戦で事実上壊滅し、恒星連邦傭兵軍(FMC)という傭兵をまとめた部隊に編入されました。



"War of Reaving"からいくつか。中心領域氏族の解説に、とくに面白いことが書いてありました。

この本はダイアモンドシャーク・ウォッチの報告という性質上、氏族的な視点で書かれています。たとえば、マッドキャットはティンバーウルフだし、ウルバリーン氏族は Not-Named Clan (名無し氏族)です。

この戦いで、氏族宙域に43あった植民地は26にまで減りました(P228,P248)。人口減少に関する記述はありませんが、移住や戦争被害、虐殺、食糧不足、生物兵器によって、1/10になっていたとしても驚きません。それくらい民間被害の大きい戦争でした。

本拠地から追い出された中心領域氏族たちは聖戦とワード・オブ・ブレイクを軽く見ていたようです。氏族の重鎮たちを殺したアークロイヤルの爆破テロの後でさえも、彼らは国内情勢の対処に忙しく、聖戦をほとんどスルー状態。まあ、ソサエティの恐ろしさに比べると、ブレイク教団などボーイスカウトみたいなものってやつでしょうか。氏族が動くのはストーンの接触を受けてからです。

ストーン合同軍に派遣された各氏族の銀河隊の中には、こっそりウォッチ(氏族の諜報組織)が混ぜられていました。これは地球への侵攻路を調査する為です。ちなみにウォッチはこの戦いを通して、ソサエティ狩りなどで活躍しています。戦士社会の氏族でウォッチがこれほど目立ったのはかつて無いことでしょう。

領地の統合に忙しくて聖戦を無視していたゴーストベア氏族ですが、3074年、ストーンとチャンドラセカ・クリタが、「名無し氏族」にまつわる本を携えてあらわれ、俄然乗り気になったそうです。この本とは、はっきり書かれていませんが、"Jihad Secrets: The Blake Documents"に違いありません。彼らはウルバリーンの生き残りがコムスターに合流したことを知ったのです。その後のブレイクへの攻撃は、やはりウルバリーン氏族への殲滅の神判だった……と言いたいところですが、結局、ウルバリーンの介在を示す確かな証拠は見つからなかったとのこと。

ちなみにソサエティは占領したストラナメクティで名無し氏族に関するプロバガンダを行いました。曰く、ニコラス・ケレンスキーは氏族をまとめるためにウルバリーンを共通の敵とした。ウルバリーンの名誉は歪められている、スノウレイヴン首都への核攻撃は自爆によるもの、などとされています。これはプロバガンダというより歴史上の事実ですが、やはりソサエティの背後には……。

ウルフ氏族は、ヴラッド・ワード氏族長のボンズウーマン、カトリーナ(シュタイナー=ダヴィオン)のアドバイスでストーン連合軍に参加しました。当然ながら、この二人の関係はウルフ氏族内で評判が悪かったのですが、カトリーナが階級の神判に成功したため、若干、批判は弱まったとされています。

ちなみにこの神判で、ウォーホーク(85トン)に乗った彼女は、すべての搭載兵器をぶっぱなし、(シャットダウンする前に)近くにいたアイスフェレット(45トン)を吹き飛ばしたそうです。このときの正確な年齢はわかりませんがアラフォーくらいでしょうか。氏族人は通常、二十歳で階級の神判を行います。

聖戦後の3083年、ヴラッド・ワードは、ヘルズホース氏族領に襲撃を仕掛け、その途中で戦死しました。後任は副氏族長だったイワン・ケレンスキー。彼が最初にやったのは、カトリーナ・ウルフをタマラーから追い出して、遺伝子貯蔵庫の儀仗兵役という閑職に追いやることでした。彼女が遺伝子を使った陰謀を企むのは半世紀後です。

ジェイドファルコン氏族長はサマンサ・クリーズのまま。副氏族長は、優秀だが中心領域的な戦術を使うことで悪名高いダイアン・アヌとなりました。前任者はルビンスキー軽機隊との交戦で死亡し、彼女はその雪辱を晴らして能力を証明しています。ちなみにウルフ出身のクイン・ケレンスキーは選考の過程で弾かれました。

エイダン・プライドのクローンを作ったのは、ソサエティの首謀者であるエティエンヌと判明しました。彼はトゥルーボーンの遺伝子学者で、元辺境世界共和国の世界、その名もエティエンヌズ・サンクチュアリに秘密の研究所を建設し、ここから中心領域のファルコン占領域を攻撃しました。ジョアンナやホース、クローンの生き残りは、反ソサエティの戦いで活躍したのでしょうか?



氏族のトゥルーボーンについて。

特定の遺伝子血統を狙ったソサエティの生物兵器攻撃では、トゥルーボーン戦士だけでなく、数多の民間人が死亡しました。中心領域でゴーストベアの水源が狙われ28万5000人が死亡、ホーマーのトロイだけで8000人が死亡、アビスマルの200万人が死亡、などです。民間階級の中には、かなりのブラッドネーム一族の血統が混じっていると推測できます。

彼らのうちの一部は、戦士になる階級の神判に失敗したトゥルーボーンでしょう。階級の神判の突破率は不勉強でわかりませんが、10%とか20%とかでしょうか? 訓練と神判で失敗し、そのうち死亡しなかった者たちが民間階級に落とされます。

それとは他に、民間階級のトゥルーボーンから自然分娩で生まれたフリーボーンが存在します(氏族の民間人は義務婚)。例としては、両親がトゥルーボーンのダイアナ・プライド、父親がトゥルーボーンのジェイム・ウルフなどがあります。父方がケレンスキーの血統で、母方がプライドの血統だけど、本人は単なる労働階級、なんて人もいるんじゃないでしょうか。

理論上、フリーボーンでもブラッドネームのDNAを持つ者なら誰でもブラッドネームを得る資格がありますが、実際にそれを成し遂げたのは、フェラン・ケルとダイアナ・プライドだけです。



2011/08/05


スターコープス調査報告書 3076
小勢力の軍隊を追加しました。ハンザ警備隊、コンパス座連邦の軍隊、ストーン合同軍のみっつです。 長らくやってきましたが「スターコープス調査報告書」は今回で終了です。



とうとう"War of Reaving"が発売されました。

現在、前半部分を読んでいますが、とにかく恐ろしい本です。

とりあえず、目次から生き残ったと思われる氏族本拠地の勢力を列挙します。

ソサエティ(!)
ブラッドスピリット氏族(生きていた!?)
Escorpion Imperio(読めない!)
クラウドコブラ氏族(意外!)
コヨーテ氏族(順当!)
スターアダー氏族(順当!)
ストーンライオン氏族(!?)


Escorpionはスコーピオンのことでしょうか?



"War of Reaving"をだいたい読み終えました。以下、長くなります。

この戦いは、侵攻氏族が隠したくなるのがわかるほど、劇的、破壊的、不名誉なもので、多数の氏族が滅ぶか追放されることなり、大量破壊兵器の使用によって住人ごと数々の植民地が滅びました。人口が元から少ないことを考えると、中心領域の聖戦よりも被害の割合は大きいかもしれません。

"War of Reaving"(剥奪戦争)は二本立てです。

ひとつは、スネーク同盟(スターアダー、クラウドコブラ、スティールヴァイパー)による、Reaving。中心領域に汚された氏族、血統を排除するというものです。

もうひとつは、ソサエティ(科学者階級の秘密組織)とダーク(暗黒階級)の同盟による戦士階級への大反抗。それぞれコヨーテ氏族と、バーロック氏族が参加しています。かつて陰謀論とされていたものが事実であると明らかになったのです。

氏族間の争いと、階級間の争い。これはまさに氏族内戦でしょう。

全体の流れとしては、前半がReavingで、中心領域に領土を持つ氏族が放棄(Abjured)され、中盤でソサエティの登場、猛威をふるいながらもアダーを中心とする本拠地氏族群に滅ぼされるという結末になります。結果、スティールヴァイパー、ファイアマンドリル、アイスヘリオン、ブラッドスピリットが滅亡しました。

3085年時点で本拠地に残った氏族は、スターアダー、クラウドコブラ、コヨーテ、ストーンライオンだけでしょうか。ストーンライオンは本拠地に残っていたヘルズホースの残党による新氏族です(がっかりなオチ)。

ソサエティの攻撃手段は、HPG網の破壊、HPG技術を使った戦艦や航宙艦へのコンピュータウィルス攻撃、特定の遺伝子にのみ作用するDNAウィルスなどがあります。核兵器と化学兵器もそれなりに使用。

これらの戦術は、聖戦でワード・オブ・ブレイクが使ったものによく似ていますが、ブレイク教団、ウルバリーン氏族の関わりについてはまったく触れられていません……。ブレイクの通常部隊が氏族本拠地を攻撃する準備をしていた(氏族に発見され失敗)ことがわずかに書かれている程度です。それなら、消えたシャドウ師団はどこに行ったのでしょうか?

"JHS:Terra"にあった「ゴーストベア氏族、ツェンのブラッドラインが滅亡寸前」という話は、ソサエティが作った空気感染のDNAウィルスによるものでした。この攻撃により、トゥルーボーンの戦士だけでなく、トゥルーボーンの遺伝子を持つ数百万の民間階級が死に絶えました(生物兵器による死者は総計で億単位になるかもしれません)。

ソサエティは科学者集団なので、物理的な戦闘力に欠けています(コヨーテ氏族除く)。主力は密かに再興していたバーロック氏族と、暗黒階級(氏族から逃げた元戦士たち)です。これまでTRO:3075などで示唆されていた通り、プロトメックを大量配備。武装蜂起後は階級の神判に失敗した氏族民間階級のトゥルーボーンをスカウトしました。タニテは暗黒階級の秘密基地で、スターアダーとクラウドコブラはなにも気づいていなかったようです。

面白いことに、彼らは戦艦を保有しています。スターアダーから盗んだ現役艦、旧式のモスボール艦と、囚人船の〈プリンツ・オイゲン〉(!)です。ダークが投獄されていたバーロックの元戦士を脱獄させ、彼がその後帰還してこの船を盗んだのです。テキサス級なので完動状態でなくとも火力は充分。ダークにふさわしい船といえるでしょう。

この戦いでは、あらゆる勢力が戦艦による軌道爆撃を実行しました。たとえば、ブラッドスピリットの主星であったヨークは、民間人ごとスターアダーの戦艦に吹き飛ばされ、生態系が破壊されたあげく人の住めない不毛の地となったそうです。六大氏族評議会は大量殺戮の主犯格であるアダーに対し、殲滅の神判を宣言するべきでしょう。

ブラッドスピリットはこのような最悪の事態に備えて、隠し植民地を作っていたのですが、戦後、他の氏族に発見され、攻撃を受け、民間人に武装させたのが罪に問われて、殲滅となりました。

民間人が戦闘に加わったのも、この戦争の特徴かもしれません。ストラナメクティは市民の暴動と各氏族戦士の戦いによって、首都カチューシャが廃墟となりました。顕著な例として、ダイアモンドシャーク氏族は、主星ヴィントンで10個以上の守備星団隊を創り上げています。すべてのトゥルーボーン(階級の神判に失敗した連中でしょう)に対し、レスリングでの再テストを認めたそうです。

ゴリアテスコーピオン氏族は、しぶとく生き残り、氏族本拠地に大きな領土を得ますが、吸収したエリダニ軽機隊の遺伝子を使おうとしたことがバレて、放棄されました。それまでに占領していた深辺境のヌエバ・カスティーリャに逃げ込み、スペイン風にエスコーピオン・インペリオ(スコーピオン帝国)を名乗っています。

エリダニ軽機隊第71連隊は、スコーピオンの第1、第2エリダニ槍機兵星団隊となりました。指揮官のサンドラ・バークレー元大佐は第1のスターコーネルになっています。残念ながら両部隊は戦争の中で壊滅したものと思われます。

ところで、辺境には、スモークジャガー氏族の戦艦、ポチョムキン級〈オシス・プライド〉とブラックライオン級〈ストリーキング・ミスト〉が放浪しているとの噂が存在していました。とくに〈オシス・プライド〉は、アイスヘリオンのポチョムキン級〈コテリエ〉と共にいたのが目撃されています。この目撃情報は正しいものでした。

中心領域侵攻に失敗し、氏族本拠地へと戻っていた〈コテリエ〉はバーロック氏族の襲撃を受け、大破したあげく、ミスジャンプしました。進退極まったところにたまたま現れたのが〈オシス・プライド〉です。アイスヘリオンのコナー・ルード副氏族長は、ジャガーと交渉し、〈オシス・プライド〉に乗り換え、無事帰国に成功しました。アイスヘリオンは最終的にゴリアテスコーピオンに吸収されています。

もう一隻のブラックライオン級〈ストリーキング・ミスト〉は、ザ・ジャガーを名乗る暗黒階級が操る海賊船です。ジャガーの正体はハントレス戦役後に姿を消した元スモークジャガーのルッソー・ハウエルでした。彼はスターアダーに追い詰められ、3079年に戦死します。個人的にジャガー残党の話は好きだったので、完全に結末がついてしまうのは悲しいものがあります(しかし〈ストリーキング・ミスト〉はその後行方不明とのこと)。

ゲイルダン殲滅の原因になった疫病、カース・オブ・ゲイルダンは、ワード・オブ・ブレイクが放ったものではなく、埋められていた〈戦争の時代〉の古い施設から漏れでたものであることが確認されました。この件でスノウレイヴンは本拠地氏族の非難と攻撃を受け、外世界同盟移住が促進されています。

スティールヴァイパー氏族はなんとリバイアサン・プライム級を造船し、皮肉にもスノウレイヴンの主星ルウムを攻め落とすのに使いました。

スターアダー氏族は、彼らが中心となって中心領域への再侵攻を行うと明言しています。ソサエティの蜂起さえなければ、聖戦中に第二のリバイバル作戦が行われていたかもしれません。その後、彼らはどうしているのでしょうか? 次のTROは3150年のものになるそうですが、リバイバル作戦からちょうど100年にあたります。辺境で謎の軍隊が暴れている……なんて情報が出てきたら面白いかもしれません。



2011/07/29


スターコープス調査報告書 3076
小勢力の主要世界、コンパス座を追加しました。ワード・オブ・ブレイク最期の地となったことでも分かる通り、国ごとブレイク教団に乗っ取られています。

ブラックウォリアーズの話が出ていますが、彼らはアヴィトゥの手にかかり壊滅しました(ウルフ・アンド・ブレイク)。生き残ったらしきマイケル・シリオンの運命は不明です。



"War of Reaving"で生き残った氏族に対する推測、あるいは疑問。

この本の目次(多分)には、合併したと思われるふたつの氏族が登場します。アイススコーピオンとブラッドコブラです。

前者に関しては単にゴリアテスコーピオンがアイスヘリオンの残党を吸収しただけでしょう。わざわざ名前を変えているので、もっと対等合併に近いものかもしれませんが……。

気になるのがブラッドコブラです。名前から判断して、ブラッドスピリットとクラウドコブラの集合体であることはほぼ確実でしょう。しかし、3067年時点で彼らはある意味で対極的な立場にありました。ブラッドスピリットは仇敵であるスターアダー氏族と交戦しており、一方、クラウドコブラはタニテ防衛の件でスターアダーと同盟関係にあったのです。

なぜ、この二者がくっついたのでしょうか? 考えられるのは……、たとえばスターアダー氏族による裏切りです。タニテから追い出されたコブラは、アダー憎しでブラッドスピリットに合流したのかもしれません。

タニテというと、もうひとつ気になるのが、タニテを守っていたはずのスターアダーが、タニテ連合とは別の派閥になっていることです。バーロックか暗黒階級が独立したのでしょうか? そもそもタニテ連合には氏族名がついてないし、なんの連合なのか……、"War of Reaving"の核心部分でありそうです。



"War of Reaving"に登場するかもしれないジーンカーストについて簡単にまとめてみます。

ジーンカーストは、"Interstellar Players"で語られている陰謀ネタです。噂のみが存在し、これまでのところ実在は確認されていません。これらの噂によると、氏族の暗黒階級の中には、生身のまま過酷な環境(真空や海中など)で活動できるよう、遺伝子強化によって生存力を高めている者たちがいるとされています。それがジーンカースト(遺伝子階級?)です。

遺伝子改造には数種類の段階があって、外見上人間と変わらない者から、羽が生えてたり、肌がキチン質だったり、余分な手足が生えていたりする者までがいます。このあたり、"belters"の古代人とよく似ています。"ISP2"には、ファイアマンドリル(動物のほう)と人間のキメラの目撃談が出てきます。

もし彼らが登場するなら、暗黒階級とつながりが深かったバーロック(スターアダーに吸収)が関わってくるのではないでしょうか。



The Road to Reaving - Part VIII
"War of Reaving"のページ数は、過去最大級の256pになるそうです。"FedCom Civil War"(216p)より上。それだけ情報量が多いということでしょう。



Road to Reaving - Frequently Asked Questions
"War of Reaving"に関して、読者からの質問に答えるという企画。「おそらく」「かもしれない」という返答ばかりで核心には触れていないのですが、いくつか気になる部分をあげます。

「ブレイクの関与について答えるのはメインプロットのネタバレを含む。ブレイクは幾度かこの本で触れられていると答えるにとどめる」
「発売から4〜6週間後に追加の本が出るかもしれない」
「中心領域に姿を表したアダーのユプシロン銀河隊については書かれる」
「民間人は直接的に関わっていない」
「守護派、侵攻派といった思想は消滅し、新しいものが現れる」
「ケレンスキー将軍の墓標船である〈マッケナ・プライド〉は健在」
「ゴリアテスコーピオンに吸収されたエリダニ軽機隊についての情報がある。スコーピオンはその報いを受けた」




2011/07/25


スターコープス調査報告書 3076
独立組織を四つ追加しました。IE、ヴェンジャンス・インコーポレーテッド、コーテリ、MRBCです。

IEはおなじみでしょう(オデッサで考古学調査しているのがちょっと気になりますが)。ヴェンジャンス・インコーポレーテッドは海賊メック、ブリガンドを生産しているパイレーツヘイヴンの企業(?)です。

コーテリはISPに載ってる謎の組織。各国の辺境沿いで活動する宗教系の慈善団体ということになっていますが、目的がよくわかりません。宗教となると、グリーンゴーストや聖キャメロン騎士団が思い浮かびますが……。海賊退治が主な業務なので、3067年時点でかなりの戦力を持っています。



The Wars of Reaving
発売のステータスが"Coming Soon"になっています。いつごろ発売になるのでしょうか? 最速でGen Con(8月4〜7日)あたりでしょうか。



2011/07/18


スターコープス調査報告書 3076
人物のルーカス・ベケットとジョヴァンニ・エストレル・ア・デ・ラ・サングレを追加しました。

ルーカス・ベケットはランディス・ブラザーフッドの騎士団長です。もとはスモークジャガーのブラッドネーム持ち戦士で、クラウドコブラ出身という少し複雑な経歴を持っています。彼のおかげでランディスはさらに文明化され、移民が相次いでいるそうです。

ジョヴァンニ・エストレル・ア・デ・ラ・サングレは、プロジェクト・フェニックスを推し進めていたヴィコア工業の経営者。3067年からダモクレス(テンペスト・ストライカー。コムスターの諜報員)が疑っていた通り、彼はブレイクの協力者であることが明らかになりました。サングレはその後、ストーン軍に逮捕され、裁判にかけられています

しかし、ダモクレスの調査は時間がかかりすぎて、あまり意味がなかったと言えるかもしれません。SCOUR作戦の折、ダモクレスは重要な情報を提供できなかったことから、二重スパイなどとも言われています。彼の功績としては、ヴィコア絡みの他に、ROM司教ヴィクトリア・パードゥが裏切り者であると突き止めたこと、サギー教団の調査などがあります。インターステラー・プレイヤーではシックス・オブ・ジューンについて語っています。



The Road to Reaving…Part V
"War of Reaving"の目次変更。

Trials of Position
戦争の火種となった3061年後の事件いくつか。バビロン宗教会議、バーロックの吸収、ヘルズホース・アイスヘリオンの行動。

Trials of Possession 3067年12月1日 - 3070年12月31日
タマラー破壊を通して、氏族が前進する。

Trials of Reaving 3071年2月 - 3071年12月
大拒絶を覆すダイアモンドシャークとスノウレイヴンの活動が明らかになったことから、氏族は大氏族長を選び、驚くべき発表を行って、破滅的な余波をもたらした。

Trials of Chalcas 3072年1月 - 3072年12月
氏族本拠地と中心領域の双方で、族長会議の突飛な行動の余波。

Trials of Annihilation 3073年1月 - 3074年12月
コヨーテ氏族からタニテワールドまで、氏族は内外が起こした各事件に対処する。

Trials of Surkairede 3075年1月 - 3076年12月
コヨーテの神判。ヘルズホースの拒絶。一氏族の死の宣告。暗黒階級の掃討。*初期のシャークウォッチ報告終了*

Founder’s Future
補遺。3076年から3082年。
残った氏族勢力の概要。3076年から最後にホースウォッチが送信した3082年までの短い解説。
本拠地勢力(7)
六大氏族評議会(6)


気になるところがいくつもあります。

タマラー破壊(ワード・オブ・ブレイクの集中核攻撃によりウルフ氏族の占領域主星が大打撃を受けた)で氏族が前進したというのがよくわかりません。ウルフ氏族が力を失ったことで、なんらかの枷が外れたのでしょうか?

ダイアモンドシャークとスノウレイヴンが大拒絶を覆そうとしていたというのは、初耳であり驚きです。つまり彼らは中心領域への再侵攻を望んだということです。なぜ、中心領域に足場を持つ守護派氏族がこんなことを目論んだのでしょうか? その後に起きた余波というのは、"War of Reaving"の謎の部分です。

この戦争中に死んだ氏族はおそらく、スティールヴァイパー。コヨーテの大攻勢については、TRO:3075に記述あり。タニテにはやはり陰謀が秘められているようです。

氏族本拠地の勢力は、ブラッドコブラ、スターアダー、コヨーテ、ファイアマンドリル、アイススコーピオン、タニテ連合、ストーンラプター。六大氏族評議会は、ジェイドファルコン、ゴーストベアドミニオン、ウルフ、ヘルズホース、スノウレイヴン同盟、ダイアモンドシャークと思われます。



2011/07/14


スターコープス調査報告書 3076
人物の賞金稼ぎとウォルフガング・ハンセンを追加しました。

ハンセン大佐の項には、荒くれ機兵団が実行したタウラス連合領への深襲撃のことが書かれています。重要なインフラを破壊したこの作戦は、南北戦争のシャーマン将軍に例えられているそうです。



WOR - Now I’m Just Teasing….?
"War of Reaving"のティーザー(?)に気になるところがありました。

ゴリアテスコーピオンのウォッチの報告によると、3075年、アイスヘリオン氏族の残党、1個三連星隊がヌエバ・カスティーリャで見つかったそうです。なんでも彼らは「リザード・クラン」なる名称を使って、傭兵をやっているとか。

これだけでも興味深いのですが、さらに注目すべきは、報告を行ったスコーピオンのウォッチがアイスヘリオンの徽章を使っていたことです(文中、正規の備品を入手する時間がなかったなどという言い訳あり)。どうやらヘリオンの生き残りがスコーピオンに吸収されているようなのです。傭兵に身をやつしたリザード・クランに対しては、不名誉なので吸収しないほうがいいとの意見が出ています。

上記の文章が本物だとすると、これはアイススコーピオン氏族が生まれる前兆なのかもしれません。



2011/07/10


スターコープス調査報告書 3076
小勢力の「辺境の秘密」、デヴリン・ストーン、ベル・リー(ストーン軍司令官)を追加しました。

「辺境の秘密」は要するにグリーンゴーストのことを言っているのだと思われます(インターステラー・プレイヤー参照)。グリーンゴーストの正体はいまだ謎ですが、彼らが探している家系というのが辺境世界共和国絡みでなく、キャメロン一族のことだとすると、聖キャメロン騎士団(現在行方不明)との関係が気になってきます。

氏族侵攻時に騎士団を助けたのはもしかしたらグリーンゴーストであったかもしれません(あるいは逆に対立するライバル組織か)。グリーンゴーストかIEのどちらかが、ミネソタトライブにならなかったほうのウルバリーン氏族分派であるようにも見えます。



2011/07/03


スターコープス調査報告書 3076
ワード・オブ・ブレイクの人物三名、マスター、アレクサンダー・ケルノフ(ROM司教)、ルシファーを追加しました。

これを見るに、ケルノフとルシファーはサン=ジャメ派というか、地球派とでも呼ぶべきもののようです。このふたりは、ファイブ出身ないし深い陰謀に関わっている人間と思われ(サン=ジャメもおそらく)、そういう陰謀一派のあいだでも、対立が生まれているようです。

マスターは、これまで影でコムスターを操ってきたウルバリーン出身的な人たちも騙して、独自の計画を実行に移したのでしょうか? メインキャラではアポリオンだけが彼に従っていることも気になります。「マスターの手」「マスターに選ばれし者」の名は伊達じゃないといったところでしょうか。マネイドミニを作ったこと自体、マスターの独自計画・独自行動を表しているのかもしれません。

マネイドミニの裏切り者、ルシファーは、何度も書いてますが、キャメロン一族の末裔なのではないかと個人的に予想しています。イヴは妹。名前からしてこちらがキャメロン家の後継者を作る存在という感じがします。もしかしたらルシファーは暗殺未遂か事故で生殖能力を失っているのかもしれません。それでマネイドミニ(サイボーグ)になったと。単に、サン=ジャメの子供とかそういうオチだったら残念です。ちなみにイヴさんはキングクラブ乗りのメック戦士とのこと。

この時期、地球の防衛部隊となっているのは、サン=ジャメのブレイク市民軍と、アズラエル司教の第51シャドウ師団、ディヴィッド・アルザス司教のテラセク(地球保安隊)です。アルザス司教は比較的まともな人物で、サン=ジャメの死後、デヴリン・ストーンへの降伏を行い、地球争奪戦を終わらせた人物でもあります。ルシファーは地球司教という役職についています(職務不明)。



WOR - Progress
氏族内戦を扱ったソースブック"War of Reaving"のティーザーが出ていました。このサイトのWoR関連の情報は全部「?」付きでなにが本当で嘘かがわかりません。読者を混乱させるような作りになっています。

今回のティーザーは、三つのネタが用意され、それぞれ「嘘」か、「編集でカットされたもの」か、「本からの抜粋」か、投票するという仕組み。

ひとつめのネタは、中心領域で「六大氏族評議会(Council of Six)」が作られているというもの。参加氏族は、ウルフ、ファルコン、ベア、シャーク、レイヴン、ホースです。ノヴァキャットと放浪ウルフは仲間に入れないなどという会話が交わされています。まあありそうなネタでしょう。

ふたつめは、フロッピー・ラビット氏族が、ドゥームペンギン・オムニメック生産用の希少資源を獲得するために、マウスバット氏族に神判を挑んだというもの。どう見ても嘘なのですが、「架空の氏族を使って氏族のシステムを解説した文章なのでは?」という鋭い意見も見かけました。

みっつめは、3081年に氏族占領域でウルフとホースが戦争をしているというもの。非常にありえそうな話です。



War of Reaving - Now With More Reaving
こちらには、目次が載っています。

ブラッドコブラ、アイススコーピオン、タニテ連合などエイプリルフールのときと同じ名称が見られますが、そのままになるんでしょうか? ストーンラプターなる謎のワードもあります。単なる新氏族名なのか、デヴリン・ストーン絡みか……。上のエントリが真実とすると、スティールヴァイパーは完全に滅んだ氏族のひとつになるのかもしれません。

Trials of Position 3061 - Dec 3067
Trials of Possession 3068 - 3071
Trials of Reaving 3072 - 3073
Trials of Chalcas 3074 - 3078
Trials of Annihilation 3079 - 3085
Trials of Surkairede 3086 - 3095


以上がストーリーの流れ。"War of Reaving"なのにTrials of Reaving(剥奪の神判)の期間がやけに短いような……。Trials of Chalcas(反逆の神判)の"Chalcas"は、氏族の権威(階級など)への反抗というような意味です。もしかしたら、科学者階級や暗黒階級による氏族乗っ取りでしょうか?



ARCLIGHT TO PUBLISH FULL SHADOWRUN LINE FOR JAPANESE MARKET
交渉に時間がかかっていたようですが、アークライトがシャドウラン関連の長期契約をむすび、これまで以上の商品が出ることになったそうです。バトルテックもボックスセットあたりどこか出してくれないものでしょうか……。




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