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ニュース・更新履歴

2011年前期



2011/06/26


スターコープス調査報告書 3076
コムガードを追加しました。

かつては50個師団、戦艦30隻以上を誇ったコムガードですが、3068年の地球強襲作戦「ケースホワイト」で壊滅し、その上、首位者モリとフォヒトの正体が明かされたために、離脱者が相次ぎました。

それでもコムガードには数十個師団分の戦力が残り、ブレイク軍と戦うことができたはずなのですが、ケースワイト後にほとんどなにもしなかったのは、ホワイトノイズによる通信混乱か、ストーリーの都合によるものでしょうか?

3076年時点での戦力は、6個軍×6個師団の36個師団と、2隻の戦艦、キャメロン級〈インヴィジブル・トゥルース〉、ダンテ級〈ボルドー〉です(他に補修艦3隻あり)。その後の地球解放作戦で、旗艦〈インヴィジブル・トゥルース〉はアラン・ベレシックとともに沈みました。

ちなみにケースホワイトは、3058年、ブレイクが地球を奪った直後に、奪還作戦としてあらかじめ計画されていたものだそうです。しかし、前提となるデータが10年古かった上に、裏切り者のROM司教ヴィクトリア・パードゥが偽情報を流していたため、無残な失敗に終わりました。

作戦決行を決めたのはギャヴィン・ドゥですが、失敗の責任をヴィクター(ブレイクの追撃を受けて参加できず)とフォヒトに押し付けたとのことです。



2011/06/21


スターコープス調査報告書 3076
コムスターの人物、三人を追加しました。コムスターのROM司教と、海軍司教、それにヴィクターの側近、ガーレン・コックスです。

ガーレン・コックスはヴィクターの兄貴分で、かつてカトリーナの婚約者だったこともあります。3056年、爆弾テロで危うく命を落としかけた以後、ジェラルド・クランストンという人物になりすまし、連邦共和国と第二星間連盟で諜報を担当していました。主に小説に出てくるキャラクターで、身分を隠しているという都合上、ソースブックにはほとんど名前が出てきません。


TRO3085より氏族オムニメックに関する小ネタ。

氏族本拠地と中心領域の連絡が断たれた結果、新品のマサカリ(ウォーホーク)はこの十年間、目撃されていないとのこと(つまり中心領域の氏族占領域には工場がない)。

ウルフ氏族は、代表的メックであるマッドキャットを生産できていません(アークロイヤルには放浪ウルフの工場あり)。

ジェイドファルコンは、ウラー、ファイアファルコン、ブラックホーク、ブラックラナー、ロキ、ソアとかなりの機種を生産可能です。



2011/06/15


スターコープス調査報告書 3076
カノープス統一政体を追加しました。

聖戦中のカノープス統一政体は、中心領域諸国家と同じく、ブレイク軍の首都(クリムゾン)攻撃を受け、エマ・セントレラ総統が死亡しました(総司令官のハジ・ドールは健在)。現在の総統はエマの娘で、サン=ツー・リャオの妻、ナオミ・セントレラ=リャオです。

サン=ツーとは政略結婚のイメージがあったのですが、カノープス軍の士官としてカペラに派遣されているあいだに大活躍して見初められたそうです。シーアンがブレイク軍に攻撃されたときは、カタフラクトに乗って旦那を守りました。

カノープスは帰還したナオミ・セントレラと、カペラの援軍により解放されました。この時活躍したカノープスの特殊部隊エボン・マジェストレイトは、マネイドミニと同じくサイバー化された兵士を使っています。



2011/06/08


スターコープス調査報告書 3076
スノウレイヴン氏族/外世界同盟を追加しました。合併した両勢力の軍隊についてです。

スノウレイヴン氏族軍は、氏族内戦と氏族本拠地からの撤退で大きな損害を負ったと思われます。その上、ブレイク派の陰謀に踊らされてダンテとゲイルダンで多数の戦艦を失いました。

外世界同盟の平和な世界、ダンテは密かにテロリストと海賊(ブレイク派が後援)に占領され、秘密工作の本拠地となっていました。レイヴンはゲイルダンを軌道爆撃したあとようやくダンテの存在に気づき、テロリストたちを一掃しています。

ゲイルダンでは、生物兵器に汚染された生存者を乗船させたため、三隻の戦艦が使用不能となり、ドラコ連合宙域をさまようこととなりました。そのうち一隻、ソビエツキー・ソユーズ級〈ストーム・クロウ〉は、エリー・バトルアーマーの回収チームに発見、洗浄され、戦列復帰することになりそうです。

外世界同盟は自由と平和を重視する国家政策上、軍隊に特殊な組織と階級を使っています(スペイン内戦あたりがモデル?)。



2011/05/31


スターコープス調査報告書 3076
ダイアモンドシャーク氏族を追加しました。シャークの工場についてです。

ここに出ているのは、トワイクロス、イタビアナ、トロントハイム、移動工場だけですが、それ以外にもシャークは深辺境(氏族本拠地と中心領域の間)のアッテンブルックスとバザールに工場を持っているそうです。なにが生産されているかは不明。

シャークの特産品は、スレッシャー(70tメック)、グレンデル(65tメック)、マッドキャットMkII(90tメック)、ハチマン(60t車両)、アモン(65t戦闘機)、エレメンタル(バトルアーマー)、ウンディーネ(バトルアーマー)だとのこと。



2011/05/27


傭兵 3059年
強襲メック大隊、サンパースの3071年を追加しました。

聖戦期のサンパースはタウラス連合を離れ、恒星連邦の辺境地方(アウトバック)にあるフィルトヴェルトと契約しました。フィルトヴェルトはこの後、海賊に対処するため恒星連邦から離脱することになる地域です。

無意味な戦争に参加して壊滅する傭兵部隊の多い中、辺境で海賊と戦うのは地味ながらいい選択じゃないでしょうか。JHS:3076によると、3075年にサンパースは契約を延長し、フィルトヴェルトに残っています。



2011/05/23


スターコープス調査報告書 3076
ヘルズホースの主要世界、怒れる騎手たちを追加しました。前者は海賊の本拠地だったスターズ・エンドについて、後者はヘルズホース氏族軍についてです。



2011/05/15


スターコープス調査報告書 3076
ヘルズホース氏族の「ジェームズ・コブ氏族長」と「ヘルズホース占領域の企業」を追加しました。

文中でも触れられていますが、ヘルズホースは聖戦中、異常なまでに急いだ中心領域移住を行っています。この際、アイスヘリオンと組んで、ファルコン、ウルフを攻撃し、最後にはヘリオンを裏切りました。そうしないと生き残れないほどの何かが氏族本拠地で発生したのでしょう。



2011/05/10


スターコープス調査報告書 3076
ジェイドファルコン氏族を追加しました。

マーサ・プライド氏族長が謎の陰謀で暗殺されため、元副氏族長のサマンサ・クリーズが氏族長となっています。3071年にスターキャプテンだったクイン・ケレンスキー(元ウルフ)は、たった5年でギャラクシーコマンダーに昇進。これはファルコンの人材不足も一因であるかもしれません。



2011/05/03


スターコープス調査報告書 3076
ウルフ氏族を追加しました。装備の生産設備についてです。



2011/04/29


スターコープス調査報告書 3076
ゴーストベア氏族を追加しました。氏族軍とラサルハグ王家軍です。



"Interstellar Players 2"より、まだまだあるバトルテック世界の変な話。

太陽系の小惑星帯には、地球より移住した人々、"belters"(小惑星帯人?)が住み着いています。"ISP2"のちょっと怪しい記事(執筆者失踪中)によると、トロヤ群、カイパーベルト、オールトの雲などに住む"belters"の人口は総計でなんと十億人にもおよぶんだそうです。

彼らは小さい岩にしがみつく哀れな人々ではありません。星間連盟期から現代にいたるまで高度で現代的な文明を維持し続けています。中でもとくに奇妙で信じがたいのは、彼らが持つ医療技術でしょう。

記事中、とある事件で指を切り落された執筆者が病院で簡単に四肢再生処置を受けています。これだけでもたいしたものなのですが、執筆者はさらに中心領域の常識を超えたものを目にします。

宇宙空間で長時間活動できる人間、人に動物そっくりの外見を持たせる遺伝子変換、そして星間連盟時代から生きている古代人(ancients)……です。どうやら"belters"はDNAの秘密を完全に理解し、星間連盟以上と思われる遺伝子技術を手にしているようなのです。

これは事実なのでしょうか? コムスターやブレイク教団に対しても、彼らは遺伝子技術を隠し通しているのでしょうか? この本の性質上、たしかな事実はなにもわかりません。RPGではこの小惑星帯出身のプレイヤーを使うこともできます(とりたてて目立ったボーナスなし)。



2011/04/25


スターコープス調査報告書 3076
ライラ同盟の人物(ダニエル・ブリューアー、アキラ・ブラヘ、トーマス・ホガース)と、LAAF主要部隊を追加しました。

トーマス・ホガースは能力がないのにコネと幸運で昇進した社交界将軍(social general)の代表的人物です。この後、ストーン合同軍の指揮官のひとりとなり、戦後は平坦部門の長に昇進しています。

トーマス・ホガースはなぜか一時期公式掲示板で大ブームになり、なにかあると"THOMAS HOGARTH!!!!"とレスするのが流行りました。



2011/04/15


スターコープス調査報告書 3076
カペラ大連邦国のマーカス・バクスターと、ライラ同盟の(放浪)ウルフ氏族を追加しました。

マーカス・バクスターはマッカロン装甲機兵団の現指揮官です。3076年時点で89歳と極めて高齢。いまだ後継者への世代交代は行われていないようです。ビッグマックとウルフ竜機兵団はある種のライバル関係にあるのですが、バクスターは竜機兵団の生存者に手を差し伸べようとしているとのこと。

(放浪)ウルフ氏族の項では、アークロイヤル攻防戦(3072年)の様子が描写されています。この前年には、ワードがアークロイヤルに対する核攻撃を行い、失敗するという事件が起きました。



My Latest Project: War of Reaving
ちょっといまさらですがエイプリルフールネタについて。聖戦期の氏族内戦を扱ったソースブック"War of Reaving"が来年の夏に出るというものです。

これを書いているのは、バトルテックのスタッフ&ライターなのですが、どこまでがジョークでどこまでが本当なのかがよくわかりません。おそらく、丸ごと嘘ということはなく、"War of Reaving"自体は出版されるのでしょう。

発表されている目次の中から怪しい部分というか気になる部分は、たとえば"The Rise of the Genecaste"。ジーンカーストとは、ISPに出てくる陰謀ネタです。他には"The Hooded Alliance"もちょっと気になります。フードをかぶった同盟……ブレイク? コブラ?

戦艦のレコードシートはいわくつきの船ばかりです。〈プリンツ・オイゲン〉はエグゾダス中に反乱を起こし、士官たちが処刑されたテキサス級戦艦。クロンダイク作戦後は囚人船として理由されています。〈マッケナ・プライド〉はアレクサンドル・ケレンスキーの墓標船。〈アンセストラル・ホーム〉は氏族内戦で大きな役割を果たしたコヨーテ氏族のテキサス級戦艦です。

内戦を生き残った氏族のリストも丸ごと怪しい。

The Current Era (3096)

Blood Cobras
Star Adders
Coyote
Fire Mandrill
Ice Scorpion
Tanite Union
Jade Falcon
Ghost Bear Dominion
Wolf
Hell’s Horses
Snow Raven Alliance
Diamond Shark
Tainted Ones


ブラッドコブラは、ブラッドスピリットとクラウドコブラの集合体でしょう。アイススコーピオンは、アイスヘリオンとゴリアテスコーピオン。Tanite Union(タニテ連合)とはいったい……。Tainted Ones(汚されし者たち)は、殲滅された戦士たちの生き残りでしょうか。

そもそもWar of Reaving(氏族内戦)の目的は、Tainted(汚染)されたトゥルーボーン戦士の遺伝子をReaving(削除)することと思われます。戦争が起きるほどの「汚染」とは……、遺伝病、フリーボーンの血統、ウルバリーン氏族の遺伝子、ステファン・アマリスの遺伝子の混入などでしょうか。そんなことをするのは、やはり科学技術結社ソサエティかウルバリーン氏族が想像されます。

このうちどこまでがエイプリルフールの嘘なのかはわかりませんが、一番嬉しい嘘は、発売が来年の夏ではなく今年の夏というものかもしれません。



2011/04/10


スターコープス調査報告書 3076
AFFSの主要軍事部隊を追加しました。

この時期の恒星連邦軍は、RCT(連隊戦闘団)の代わりに、LCT(軽連隊戦闘団)というより小規模な部隊編成を使っています。再編成の理由は、部隊が大打撃を受けたことと、内戦以来の航宙艦不足にあるようです(それに加え、ダークエイジでの軍隊のダウンサイジングにあわせるためのものでしょう)。

LCTの編成は、3〜4個バトルメック中隊、2〜3個重装甲大隊、2〜3個軽装甲大隊、1個VTOL大隊、バトルアーマー連隊、支援通常歩兵部隊、とのこと。気圏戦闘機部隊は不明。輸送支援は、1隻のスターロード級航宙艦と、オーバーロード級等の大隊規模を輸送可能な降下船だそうです。バトルアーマー部隊が充実しているのは、恒星連邦内でバトルアーマー工場が多数生き残ったからとされてます。

ちなみにこの時期の恒星連邦軍最高司令官は、ジャクソン・ダヴィオンの従兄弟にあたるジョン・ダヴィオンです。



2011/04/04


スターコープス調査報告書 3076
恒星連邦のロス・マッキノンとニューシルティス、ギャラックスを追加しました。

3076年、惑星ニューシルティスは、タウラス軍による攻撃を受け、壊滅的な大損害を被りました。文中に出てくる「ケーヴ」はカペラ境界域総司令部のこと。ニューアヴァロンのフォックス・デンに相当します。

この攻撃の発端は、3075年、タウラスが戦艦〈ヴェンデッタ〉で恒星連邦の惑星を軌道核爆撃し、迎撃に向かった〈カシル〉が沈んだことです(聖戦の記事「タウラス、ブルセットを攻撃」参照)。

タウラス連合はブレイクと組んで核兵器を使い民間人を虐殺していますが、聖戦後に報復攻撃を受けないのでしょうか。



2011/03/29


スターコープス調査報告書 3076
新コンテンツです。ドラコ連合の人物三人とノヴァキャット氏族軍について。

聖戦を通して、ドラコ連合は外の敵、ワード・オブ・ブレイクだけでなく、内の敵、ブラックドラゴンソサエティ(黒龍会)と戦っています。ブラックドラゴンのシンパは文字通り国中にいるようで、3076年時点ではこれを粛清するミソギ戦争を実施中です。

人物のアキラ・トーマークはカタナ・トーマークの父親。クリタ家に忠実なサンズ・オブ・ザ・ドラゴン(Sons of the Dragon)の一員です。この組織の日本語訳がローマ字で表記されていたのですが、それについては見なかったことにしてください。

残りの二名、アルバート・ベントンとイヴェット・ソレンソンはソレンソン・セイバーズ関係者。前者は現指揮官、後者は前指揮官の娘です。

ノヴァキャット氏族は聖戦の初期に何もしなかったのですが、突如としてデヴリン・ストーンに光明を見出し、彼のもとに馳せ参じました。しかし、ドラコ連合を守れとストーンに怒られて、拒絶の神判の結果、部隊の半数が帰国しています。



公式掲示板でファンが五大王家の戦力推移をまとめていました。左が3067年時点(フィールドマニュアルアップデート)、右が3079年時点(フィールドレポートシリーズ)のものです。

カペラ軍: 100.29個大隊 → 67.25個大隊(67%)
自由世界同盟軍: 216個大隊 → 88.72個大隊(41%)
ドラコ軍: 176.62個大隊 → 67.74個大隊(38%)
ライラ軍: 137.5個大隊 → (現時点で不明)
恒星連邦軍: 197.8個大隊 → 90.83個大隊(46%)

ライラのフィールドレポートはまだ出ていませんが、現時点ではドラコ連合軍が最も大きな打撃を受けているようです。カペラ軍が元々小規模とはいえ、戦力の2/3を保っているのは、聖戦への備えを怠らなかったでしょうか。



2011/03/23


傭兵 3076年
コムスター、ワード・オブ・ブレイク、大規模な勢力に雇われていない傭兵隊を追加しました。

ブレイクの雇用下にあったバラード装甲機兵団、グレイゴースト、ブロンソン群団、ワナメーカーズ・ウィドウメーカーズなど各種の「悪い傭兵部隊」が消滅したようです。ノースウィンド・ハイランダーズはブレイクへの関与が疑われ、評判が良くないとのこと。まあ、聖戦でなにも出来ていなかったのは事実でしょう。

ブレイクから逃げだした部隊や寝返っている部隊もあるようですが、世間的、法的に許されるのでしょうか?

カエサル・シュタイナーが個人的に雇っていたワンアイド・ジャックは、ブラックジャック軍学校(氏族侵攻で消滅)出身者による部隊です。雇い主のカエサル・シュタイナーは、"House Steiner"の印象では貴族のドラ息子的な人物だったのですが、実は優秀な軍人で、連邦共和国内戦でも国家のため独自に動いていました。その息子、ラインハルト・シュタイナーは第10ライラ防衛軍のメック指揮官でヴィクターの支持者。孫のリュディガーはTRO3085に登場しています。



2011/03/18


傭兵 3076年
辺境のカノープス統一政体、フロンクリーチ、タウラス連合、マリア帝国を追加しました。

辺境でも傭兵不足が深刻なようで、フロンクリーチでは来てくれる傭兵に土地を与えるということをやっています。

タウラスでは、ハンセン荒くれ機兵団がローンスター(ワード・オブ・ブレイクとの雇用で指名手配)を殲滅し、ロングウッド蒼衣隊の生き残りを吸収しました。戦力回復した荒くれ機兵団はこのあとで地球解放に参加してほぼ全滅することになります。

マリア帝国所属のウィンフィールド連隊は、無許可でブレイクの拠点を攻撃し、ほぼ壊滅。雇用主からの支援も得られず解散間近でしたが、奇跡的に再建を許されたようです。



JHS:Terraよりのネタ。

ストーン合同軍による地球解放作戦のおり、ストーンは最終目標地点をワード・オブ・ブレイクの本拠地、ヒルトンヘッド島(北米大陸の東海岸)と定めました。しかし、戦いの最終局面において、ヒルトンヘッドは突如として謎の爆発を起こし、ほぼ跡形もなく蒸発しています。結果、総司令部をかけた「最後の戦い」は発生しませんでした。

このヒルトンヘッド爆発に関しては、様々な陰謀論が語られています。曰く、戦艦がカミカゼ突撃した、月から巨大レーザーで撃たれた……などなど。そのなかでも特に興味深いのは、ルシファー司教が地下の核弾頭保管庫を爆破したという説です。彼はアズラエル司教による全地球焦土作戦を食い止めるためにそうしたのだとされています。

ルシファー司教といえば、いかにもキャメロン家の末裔、関係者っぽい人物。彼が地球帝国の総帥なのだとしたら、こんな形でも地球を守るのは当然と言えるのではないでしょうか? この事件の後、3隻の降下船が北アメリカ大陸から脱出しています。この船には、ルシファー、あるいは謎の女性イヴが乗っていたのかもしれません。

ちなみに、ダークエイジの小説"Sword of Sedition"では、ヒルトンヘッドが50メガトン分の弾頭で爆発したというJHS:Terraの情報が確認されたそうです。



2011/03/13


傭兵 3076年
3076年時、五大王家が雇用している傭兵についてです。

ワイルドギース、ヴァンガード軍団など、様々な部隊の壊滅が確定しました。また、レキシントン戦闘団、ヘルズブラックエースなど、王家軍に吸収された部隊もあります。彼らは傭兵でありながら、ほとんど王家の子会社のようになっていたので、まあ仕方ないかもしれません。

アイリシアン槍機兵隊はいまだ3個連隊の規模を持っており、おそらくこの時代で最大の独立傭兵部隊でしょう。第12ヴェガ特戦隊は生き残りましたが、連隊にまで戦力減少しています。

面白い情報としては、アーチャー・クリスティフォーリの死が確定し、アーチャー・アヴェンジャーズの生き残りが聖キャメロン騎士団に加わったというものがあります。両者は聖戦中、対氏族作戦で行動を共にしていました。今頃はどこで何をしているのでしょか。

ウルフ竜機兵団は3071年時点で1個連隊の戦力がありましたが、半分以下の1個強化大隊に減っています。



聖戦で活躍している「メデューサンズ」は強襲降下船を主力とする傭兵部隊です(恒星連邦所属)。

ニューシルティス戦では、数隻の降下船を撃沈し、カペラのインパヴィド級駆逐艦に大打撃を与える(退却時に撃沈)戦果を上げています。

以下に3067年時の戦力をまとめてみました。

メデューサンズ

ヒドラ強襲戦隊
 第1分艦隊
  フォートレス級、フォートレス級
 第2分艦隊
  イントゥルーダー級、イントゥルーダー級
 第3分艦隊
  アキレス級、クアン=ティ級
 航空大隊
 歩兵大隊
 2個メック中隊

バシリスク強襲戦隊
 第1分艦隊
  エクスカリバー級、フォートレス級
 第2分艦隊
  アヴェンジャー級、アヴェンジャー級、アヴェンジャー級
 第3分艦隊
  イントゥルーダー級、レパードCV級
 航空大隊
 歩兵大隊
 メック中隊


以上に加え、技術支援部隊がモデル97オクトパス降下船を持っています。これら降下船を運ぶ航宙艦は、インベーダー級が主で、それとは別にケツァルコアトル級航宙艦(スカウト級の航空母艦仕様)2隻があるとのこと。

メデューサンズという部隊名はメデューサからとられていますが、それとは別にメデューサンにはクラゲという意味があります。球形降下船のイメージとのダブルミーニングでしょうか。



2011/03/06


傭兵 3059年
フューリーズを追加しました。メックを持たない装甲車両のみの連隊です。

フューリーズは3067年時点でAMC、傭兵合同軍の一員だったのですが、聖戦が始まるとブレイク派に与しました。3074年時点でブレイクの傭兵リストに載っていますが、それ以降は不明です。



2011/03/01


辺境の小国家
小国家の軍隊、ラーセン・ローナーズ、ネルソン・ロングボウズを追加しました。一番下です。

ラーセン・ローナーズの指揮官、ガリー・ラーセンはバラード装甲機兵団出身者。装甲機兵団のバラード大佐がカオス境界域で海賊行為に及んだため、反旗を翻し、自分の部隊を作ることになりました。この事件で装甲機兵団は半壊し、ブレイク教団と契約するまでに落ちぶれています。

ネルソン・ロングボウズはカペラ出身者による部隊です。



2011/02/24


辺境の海賊
3063に「新しい伝説の誕生」を追加しました。有名でない海賊団の一覧です。これらの海賊は他のソースブックにほとんど顔を出していないので、その後どうなったかはわかりません。

アンタロスはスノウレイヴンの攻撃を受けたはずですが、ダーク(元スモークジャガー)は殲滅ないし吸収されたのでしょうか?



傭兵 3059年
ヴィンソン自警隊の3067年、3071年を追加しました。一時期は権勢を誇った彼らですが、ヴァンス・レザックとの争いに敗れ、落ちぶれています。



2011/02/19


辺境の海賊
3058年と3063年のヴァンス・レザック(バンド・オブ・ザ・ダムド)を追加しました。優れた装備を持つ1個大隊のエリートという恐るべき海賊団です。



2011/02/12


傭兵 3059年
ロマノフ・クルセイダーズを追加しました。

傭兵部隊というよりも、トーマス・マーリック(偽物)が組織した第3の中心領域騎士団といった立ち位置の外人部隊です。聖戦では偽トーマス側につき、第1、第2中心領域騎士団が毒ガスでほぼ全滅したことから、唯一の生き残った騎士団となりました。その後、3076年のアトレウス襲撃(トーマスの妻奪還作戦)で壊滅したと思われます。

クルセイダーズの隊員が聖戦初期にドネガルにいたと書かれていますが、おそらくブルックリン・スティーブンス(ファイブのひとつジャーディンを発見した人物)の救援に来たのだと思われます。



聖戦中にブレイクが使っていた超巨大兵器について。

"JHS:3076"に、ニューグランジ級という星間連盟製のヤードシップ(船舶修理艦)が載っています。リヴァイアサン級に継ぐ230万トンの大重量を持つ、全長2.5キロメートルの巨大な船です。クジラのように船を飲み込む形で修理を行います。この船種で有名なのはコベントリで〈イモータル・スピリット〉のジャンプドライブを修理していた〈ブレイクズ・マーシー〉でしょう。ストーン連合軍に拿捕され、その後、スフィア共和国の所有船となりました。

"TRO3085 Supplemental"には、もう一隻のブレイク所有ニューグランジ級についての記述があります。この船は、これまで様々なソースブックで語られてきた辺境世界、ムンド・ヌーブラの噂(伏線)を解消するものです。

"フィールドマニュアル・アップデート"には、ワード・オブ・ブレイクがムンド・ヌーブラで「エリニュエス」と小惑星採掘技術に関する何を行っていることが書かれています。"インターステラー・プレイヤー"では、ムンド・ヌーブラが小惑星の命中で穴だらけにされたとされています。また"JHS:3070"によると、傭兵のラングフォード・レイスがムンド・ヌーブラで「惑星全体を破壊できるような現実離れした船を見た」そうです。

その正体こそが〈エリニュエス〉。マスドライバーを搭載したニューグランジ級の改造型です。元々はレアメタル採掘の為に作られたそうですが、聖戦中は軌道爆撃のために用いられました。タウラスの首都が小惑星攻撃を受け、500万の死者を出したのは、この船の仕業と思われます。3085年時点で〈エリニュエス〉は捕捉されておらず、活動中であると思われるとのことです。



2011/02/05


スモークジャガー氏族
第五波とルシエンの戦いを追加しました。この後はツカイードの戦いに続きます。



メックの所有権、失機者(Dispossessed)について調べていたら、公式からダウンロード出来るダークエイジのアーティクル DA_3132-3134_INN.pdf にまとまった記事がありました。

以下、"MechWarrior Families, A Dying Breed"の要約です。

継承権戦争時代、メック戦士一族は新たな時代の騎士であるとされ、権力がバトルメックとともに世襲されていました。メックを失うことは、領地、爵位を失うこともまた意味します。バトルテックシリーズの初期設定であり、基本設定です。

3030年代に入って、新しい技術が登場すると、事情が変わります。バトルメックが貴重品でなくなり、また強力な兵器で撃墜されやすくなった上に、さらには氏族侵攻、内戦、聖戦の大破壊があったことから、メック戦士一族は減っていきました。この時代、メック戦士はもはや王家が生産したマシンを操縦するだけのパイロット。貴族ではなくなったのです。

……これは氏族侵攻後の新しい世界に対応した設定の変化でしょう。

この時代を主眼においたRPG、三版"CLASSIC BATTLETECH RPG"と四版"Time of War"には、機体の個人所有を表す「Owns Vehicle」という有利な特徴があります(かなりの高コスト)。重要なのは、この特徴がなくても(自分の機体を持ってなくても)メック戦士や気圏戦闘機パイロットとして活動できることです。王家や傭兵部隊が所有する機体を使っているということでしょう。

聖戦後、状況はさらに変わります。デヴリン・ストーンの軍需物資償還プログラムが、メック戦士一族、傭兵、メック個人所有者を非武装化しました。いわゆる「剣を鋤に」運動です。彼らはメックや権利と引換に、スフィア共和国の完全な市民権、土地、ビジネスローンなどを手にしました。平和と繁栄のため、多くが自主的に応じたとされています。もちろん一部は反対しましたが、時代の流れには逆らえず、メック戦士一族というものは有名な家系をのぞいてほとんど死に絶えてしまいました。

それがダークエイジに入る前の状況です。例外として、スフィア騎士団の騎士には国家からの信頼の証としてメックの所有が認められており、それが新時代の幕開けの予兆にもなっているようです。



2011/01/29


辺境の海賊
3063年のレディ・デスを付け加えました。著者自ら自分について書いています。アテナズ・チョイスとはタウラス連合の「北東」にある惑星のことです。



2011/01/25


スモークジャガー氏族
リバイバル作戦の第四波を追加しました。ウォルコットの敗北、氏族長の死とジャガーにとって衝撃的な展開が続きます。

ところで、話はズレますが、スモークジャガーにはフリーボーンの戦士が存在するのか、突如として気になったので少し調べてみました。その結果、フリーボーンであると明言されている戦士は見当たらなかったのですが、ダーク(アンタロスの元スモークジャガー集団)にトゥルーボーン、フリーボーン両方の戦士が集っているということなので、一応は存在はするようです。そもそも氏族のうちトゥルーボーン戦士だけで軍が構成されるのは、スティールヴァイパー氏族のみとのこと。

RPG等でブルドッグ作戦後に離脱した元ジャガーのフリーボーン傭兵、賞金稼ぎなんてキャラを作ると面白いと思いました。



classicbattletech.comの公式フォーラムにあった話を書いてみます。

5年前に発売されたダークエイジ小説"Blood Avatar"のネタバレです。未読の上、フォーラムからの孫引きですので、間違いがあるかもしれません。

遡ること(?)3132年8月、突如として中心領域中のHPG通信網がダウンし、3/4が通信不能となりました。いわゆるブラックアウト、ダークエイジの始まりです。

この直前、謎のバトルアーマー特殊部隊がコムスターのAクラスHPG施設を攻撃する姿が目撃されていました。謎のバトルアーマー(これまでにない機種)が付けていた紋章は、サンディスクと赤い剣にまとわりつく蛇といったものだったそうです。

サンディスクといえばゴリアテスコーピオン、そして剣といえば真っ先に思い浮かぶのがワード・オブ・ブレイクのブロードソードです(色が違いますが)。蛇は、スターアダー、ステルスヴァイパー、クラウドコブラなどがいます……。

これと同じ組織の工作員と思われるキャラクターが"Blood Avatar"に数名登場します。このうち死んだ工作員が独特のシンボルが入ったアクセサリ(宗教的なもの?)を残しました。

アクセサリを分析した人物は、このシンボルが赤のティアドロップ、それに剣であると結論づけます。そして、赤いティアドロップとは、滅亡したブラッドスピリットのシンボルであり、工作員の一人"Dani Kodza"の名字は、ブラッドスピリットのブラッドネーム、Zadokのアナグラムであるとするのです。

聖戦で死んだ勢力を匂わせる謎の組織……彼らはいったい何者なのでしょうか?

"Blood Avatar"では、彼らが辺境の秘密結社"Triumvirate"なのではないかと示唆されています。Triumvirateはラテン語で「三人組」の意味。意訳すると三者同盟でしょうか。謎のシンボルは、複数の勢力の印を組み合わせたものと思われます。

Triumvirateが誰と誰の同盟であるのかまではわかりません。滅亡した三氏族の生き残りによる同盟なのか、あるいは氏族とブレイク教団とストーンの三者でしょうか? 剣だからといって、即ブレイクに結びつけるのは尚早かもしれません。恒星連邦のシンボルも「ダモクレスの剣」ですし、また蛇といえばサーペント機動部隊が思い浮かびます(スコーピオンに吸収されたエリダニ軽機隊……?)。

この謎は"Blood Avatar"発売から5年たってもまだ明かされていません。



2011/01/18


TRO:3067
海賊製軽量級メック、ブリガンドを追加しました。

"レディ・デス"トレヴァリンが密輸品で生産しているという変わり種メックです。足が速く、武装がエネルギー兵器のみと、まさに海賊(襲撃)仕様。高性能放熱器にエンドースティールまで使っており、海賊にはもったいない優れた機体に仕上がっています。

ちなみに、ブリガンドの生産地点(レディ・デスの本拠地)、パイレーツ・ヘイヴン・クラスターは、タウラスの東、恒星連邦の南にあります。両者の国境のすぐそばなので、惑星襲撃の本拠地としては絶好の場所といえるでしょう。トルトゥーガはここからさらに東です。



聖戦期の深辺境(特にハンザ同盟)について。

3073年、ハンザ同盟は1個大隊分のアイスヘリオン氏族軍による物資襲撃を受け、撃退に成功したそうです。この事件が起きたのは、ヘリオンが中心領域に侵攻し、失敗した後のこと。この時点ではまとまった数のヘリオンが生き残っているようです。

またそれとは別に、ハンザは、200年間戦争を操っていたことをウマイヤとカスティーリャに気付かれ、ウマイヤから頻繁に襲撃を受けています。一方、ブレイク軍はウマイヤとカスティーリャから撤退したとのこと。

受身となっているハンザですが、チェインレーン・アイルズのダイアモンドシャーク氏族に対しては攻撃を仕掛けました(結果不明)。チェインレーン・アイルズとは、かつて辺境世界共和国の一部だった少紛争地帯のことです。ハンザとシャークは3055年からこの地域の貿易の権益をめぐって争いを続けていました。

ダイアモンドシャーク氏族は深辺境に多数の拠点を持っていますが、チェインレーンにもひとつあるとされているそうです。



2011/01/15


スモークジャガー氏族
リバイバル作戦の第ニ波、三波を追加しました。



辺境について三つほど。

気圏戦闘機好きで有名な外世界同盟。3063年の同盟航空宇宙軍は5個連隊、戦闘機各60機の合計300機で構成される。辺境の航空戦力としては驚くべきものであり、その上、すべての航空機中隊がエリート(!)である。退役したパイロットたちは、中心領域、辺境中の養成校で高い需要がある。

惑星ランディス。ランディス・ブラザーフッドの本拠地。騎士団長の改革によって移民が集まり、経済が成長している。工業化によりプリミティブメックのデルヴィッシュとファイアビーが生産されるに至った。生産はほぼ惑星内の資源と部品で賄われているという。

トルトゥーガ・プライム。トルトゥーガ自治領の主星。聖戦期にレディ・デスが帰還し、トルトゥーガ機兵連隊を倒したが、惑星の支配はほぼ地元民に任せたままにした。この自治体制によって、トルトゥーガはこの地域における傭兵雇用の中心地となった。その後、レディ・デスの海賊団はより裕福な恒星連邦のマラグロッタに移り、地元の支配は名目上ワード・オブ・ブレイク司教に任された。彼は惑星の要塞化と駐屯部隊強化に注視し、フィルヴェルト軍の強襲の際には、通常車両、歩兵からなる大群をもってして侵略者を撃破した。この時には若干の化学兵器がつかわれたのだった。



2011/01/12


スモークジャガー氏族
リバイバル作戦の第一波を追加しました。

悪名高いタートルベイとホヒロ・クリタの話が語られています。またこの後に需要なキャラとなるポール・ムーンの名前も見られます。



2011/01/07


辺境の海賊
3063年のトルトゥーガ機兵連隊を追加しました。ついでに全体の情報を年代別に整理。

トルトゥーガ機兵連隊とは、元傭兵の海賊、フチダ機兵連隊のこと。トルトゥーガ自治領を支配するようになってからこの名前に改名しました。"War of 3039"によると、フチダ機兵連隊は3039年戦争時に地元貴族とトラブルを起こし、それが原因で評判が悪くなったそうです。彼らが海賊になった一因であるとのこと。

この文章を書いているのは、トルトゥーガ自治領元支配者、ポーラ"レディ・デス"トレヴァリンです。推定年齢はこの時点で71歳。12年後に殺されるまで、元気に海賊の女王を続けていました。



2011/01/04


インターステラー・プレイヤー
辺境世界共和国製のバトルメック、ランペイジを追加しました。TROには記載のないレアメックです。BattleTechnology誌に載っていた機種(RMP-2G)をアップグレードしたもの(RMP-5G)と思われます。

近年、ランディス・ブラザーフッドがランペイジを使っているのが目撃されたそうですが、おそらく辺境に送られたという旧型でしょう。「悪名高いメック戦士」に出てくるグリーンヘブン・ゲシュタポは、ローマ教皇を殺したことでおなじみの悪い傭兵部隊です。



"Interstellar Players 2"よりひとつ。

聖キャメロン・テンプラー・ヴィブロブレード……聖キャメロン騎士団の騎士が使っている剣。DESTのヴィブロカタナに似た手製の武器。バトルテックの装甲でさえも切り裂く。氏族侵攻中にバトルアーマー二体を斬り倒したとの目撃談あり。



"Interstellar Players 2"よりもうひとつ。

INTERCONNECTEDNESS UNLIMITED……IU社。謎の伯爵が作った謎の企業。業務はファーストフード、宗教関連の出版物、民間車両。しかし裏では秘密裏にK-Fドライブの開発をしている。彼らはワード・オブ・ブレイクより早く、「スーパージャンプ」技術を確立した。ドライブの性能(安全性)はブレイク製より上である。

秘密は長い間、保たれていたが、聖戦中にブレイクの攻撃を受け、秘密研究航宙艦、ルクレティアが破壊された。この船は最初のスーパージャンプ航宙艦だったと思われる。現在の経営者である謎の伯爵の謎の息子はバンソン姓の女性と結婚し子供をもうけている。




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