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ニュース・更新履歴

2009年後期



2009/12/28


傭兵 3059年
ライラ所属の傭兵隊、ウルバートン・ハイランダーズを追加しました。

この後、ハイランダーズは連邦共和国内戦でカトリーナ派の陰謀に加担し、破滅を迎えることになります。形式上、企業系傭兵隊ブラックストーン・ハイランダーズの傘下に入った彼らは、惑星オデッサで、ヴィクター派のアーチャー・アヴェンジャーズとスノード・イレギュラーズを戦わせようともくろみ、最終的に失敗して、MRBCへの提訴と賠償金による破産という形で、実質的に消滅したようです。

余談ですが、オデッサ星系にはワード・オブ・ブレイク最大の秘密のひとつ、ガブリエル遺跡(元はSLDF海軍基地)があり、この事件自体がブレイク派の陰謀であるとの予想もあります。確度の低いネタなのですが、いわれてみると、発掘屋のスノード・イレギュラーズがこの星系にいたのはできすぎかもしれません。



2009/12/25


聖戦
JHS3072の記事をいくつか追加しました。

「聖バレンタインデーの勝利」
ワード・オブ・ブレイクに占領されたライラの主要惑星は、今後、デヴリン・ストーン連合軍によって解放されることになりますが、ドネガルとターカッドに関しては、それ以前にライラ、コムスター、放浪ウルフの連合軍が解放しています。

「キタリー、自由の闘士たちが前進」
ストーン軍の進撃について。スフィア共和国成立前から、デビッド・マッキノンがパラディン(聖騎士)と呼ばれているのが見て取れます。ブラック・アンガス・ボーイズについてはこちら

「堕ちし偶像」
キャメロン=ジョーンズ(レグルス指導者)に付き従っている謎の美女、ソーニャ・アモーラに関する記事。JHS3076によると彼女はもう少し重要な人物のようです。



Experimental Technical Readout: Mercs
クリスマスに突如として新製品が発売されました(pdf販売のみ)。

聖戦時代に登場したメック、車両、戦闘機のプロトタイプ13機が紹介されたテクニカルリードアウトとのことで、早速購入しました。時代の設定は3076年12月。4.95ドルと安いこともあって、ボリュームはさほど多くなく、期待していた傭兵に関する記述もほとんどありませんでした。

タイトルのなにがMercsかというと、登場する機体の大半が、ウルフハウンド、ホップライト、アニヒレーターなど、アークロイヤル製なことです。ざっと読んでみて、目を引くのは、傭兵製のフランケンメック「シュベーレ・グスタフ」、放浪ウルフ氏族製「カンガ-X ジャンプ戦車」、聖アイヴス製「"ブリット(弾丸)"自殺ドローン」などでしょうか。

シュベーレ・グスタフ(第二次大戦ドイツの列車砲より)は、傭兵トゥース・オブ・ユミルのチーフテックが、破壊されたアニヒレーター、ヴェルフォルガー、バーサーカーなどから作り上げた100トンメック。ハイブリッドシャーシ、コマンドコンソール、ブラッドハウンドアクティブプローブ、バイナリーレーザーキャノン、氏族ロータリーAC/5、サンパー間接砲など様々な特殊装備を使用してます。構成を見るに、主に後方からの指揮、砲撃に使う機体のようです。



Catalyst Game Labs Price Reduction On All Core Rulebook PDFs

ついでにコアルールブックのpdfが15ドルに値下げとのことです。
"Total Warfare"、"TechManual"、"Tactical Operation"、"Strategic Operations"の四種類(加えて、シャドウラン、クトゥルフテックも)。

ちなみに"Experimental Technical Readout"の特殊な装備は、"Tactical Operation"に載ってます。



2009/12/22


TRO:3039
強襲級メック、ロングボウを追加しました。



2009/12/19


連邦共和国内戦
コンテンツを新設。ヴェガ特戦隊の活躍を見たかっただけなのですが、前文の説明が妙に長くなってしまいました。

連邦共和国内戦では降下船を使った戦術が多用されたとのことで、ヴェガ特戦隊や聖キャメロン騎士団が戦闘降下を何度も成功させています。



2009/12/15


TRO:3058 アップグレード
新規ファイル作成。星間連盟製メック、スタースレイヤーを追加しました。

レーザー中心の兵装、通常型エンジン、エンドースティール、フェロファイバー装甲、高性能放熱器装備という、安価かつ効率的な機体です。そこそこの重量と機動力を持つため、多用途機として使用可能。傭兵部隊なら、ぜひとも購入したい機体じゃないでしょうか。

基本型の3Cは主砲が大口径レーザー2門で、この時代にはやや射程不足かもしれません。3D型は長射程PPC搭載のずるいくらいバランスの良いメックです。



2009/12/12


コヨーテ氏族
「群れの指導者たち」と「コヨーテ氏族 3067」を追加しました。

他氏族との神判によりコガ氏族長が戦死し、新たな氏族長が就任しています。氏族といえば強いものが上に立つと決まっているわけですが、人気のない氏族長は次々と挑戦を受けて苦労するというのが見て取れます。階級が高くなればなるほど、個人の戦闘力よりも政治力や支持が重要になるようです。



2009/12/07


傭兵 3059年
グレッグ・ロング・ストライダーズの3067年、3071年を追加しました。

元ウルフ竜機兵団のグレッグ・カーが創設したメック連隊です。創設者の派手な前歴のわりに、戦歴は非常に地味な模様。現在は辺境の「南の果て」であるヴァイストハイマーに駐屯しています。

それにしても、カー大佐が部隊を立ち上げてすぐに1個連隊分のメック戦士を集められたのは、当人の手腕とカリスマによるものか、竜機兵団のブランドパワーによるものか、あるいは傭兵隊作成ルールが甘かったからでしょうか。



2009/12/02


コヨーテ氏族
オムニメックを開発したことで有名なコヨーテ氏族についてです。あまり話題にあがらない氏族ですが、聖戦期に起きた氏族内戦では中心的な存在になっているのではないかと想像します。



2009/11/27


リトルリチャード機甲旅団
3067年、3071年を追加しました。

ヴェガ特戦隊と交戦した機甲旅団は、自業自得とも言える大損害を受け、最終的には全滅してしまいます。しかし、その最期はそこそこ立派と言えるものだったのではないでしょうか。3133年の傭兵プロフィールの一番下にほんのちょっとだけその時の様子が記述されています。



2009/11/24


3133年の傭兵プロフィール
ちょっと古い記事なのですが、聖戦後のアウトリーチについて、「リヴァ・ジュロの傭兵プロフィール:傭兵としての生き方:最後のフロンティア?」。

この記事によると、ワード・オブ・ブレイクの大規模核攻撃を受けたアウトリーチが復旧することはなかったようです。それでもアウトリーチは小規模ながら「傭兵たちの星」として使われ続けており、HPG崩壊を期に再興の兆しがあるとのこと。この記事の後のアウトリーチやウルフ竜機兵団については不明です。



2009/11/21


傭兵 3059年
3059年のカノープス・ハイランダーズとストーム・メタル・サンダーを追加しました。前者はカノープス統一政体を本拠地とする竜機兵団評価値の高い部隊、後者は以前触れたことのあるノース=ストーム・バトルメックス社と関係の深い部隊です(3064年、ジェイドファルコン侵攻で全滅?)。

聖戦中、ブレイク派はライラのメック工場を重点的に攻撃・占領するという戦略をとっていますが、ノース=ストーム・バトルメックス社のロクスリー工場(ディヴァステイター、スペクター、サンダーホークを生産)に関しては記述がないので、おそらく稼働中と思われます。



2009/11/17


リトルリチャード機甲旅団
3059年の傭兵部隊、リトルリチャード機甲旅団についてです。3025年の状況についてはこちらを参照。



2009/11/13


カペラ大連邦国装甲軍
カペラ旅団の3個部隊、アンバーマール・ハイランダーズ、マルシガマ軍団、シン軍団を追加しました。

前者の2つは互いにライバルで、イロモノ的な、しかし油断できない部隊。最後のシン軍団はカペラからドラコに亡命し、「新生」に伴い帰国した複雑な過去を持つ部隊です(FM:Draconis Combineにも記述有り)。

こうしてみると、リャオ家所属の(元)傭兵部隊は、キャラの立った実に個性豊かな連中が揃っていることがわかります。市民名誉旅団、カペラ旅団の特徴として、女性の指揮官が多いということがあるそうです。


"Jihad Conspiracies: Interstellar Players 2"に、グレイデス軍団のハッサン・アリ・カレドが所属していたというサウリマット奇襲部隊(すみやかな死)の設定が載っていました。

サウリマットの起源は、アザミ(アラブ系イスラム教徒)が住む半独立のドラコ星系、アーカブにあります。サウリマットとは、本来、アーカブのイスラム寺院を守る精鋭の護衛たちのことでした。彼らは様々な武器に精通していましたが、それを外部への攻撃に使うことはなく、クリタ家によるアザミへのテロを防ぐなどの活躍を見せていました。

しかし、2989年、惑星シャウル・カーラの分派が、伝説上の暗殺教団(Hashshashin)にならって組織を改編し、暗殺を商売にし始めたのです。アザミの長老たちはこれを問題視し、本家サウリマットを派遣してシャウル・カーラのサウリマット奇襲部隊を殲滅しました。唯一生き残ったのが若き入信者、ハッサン・アリ・カレドだったそうです(逃げ延びたのか、許されたのかは書かれていません)。

なお、聖戦中、アザミはHPG通信の混乱によって、ドラコ連合との不必要な対立を引き起こし、一部が独立状態となっています。



2009/11/09


星間連盟防衛軍(旧)
組織構成と、部隊構成の気圏戦闘機、その他の部隊を追加しました。

星間連盟防衛軍の航空大隊は、9個航空中隊で構成されます。1個航空中隊あたり戦闘機6機なので、合計54機です。これとは別に、各連隊には18機の気圏戦闘機が属しているようです(中心領域の一般的な航空大隊と同規模)。

SLDFは諸兵科連合を標榜しているわりには、戦闘車両が軽視されている気がします。



2009/11/05


TRO:3039
説明不要の重戦車、デモリッシャーを追加しました。

デモリッシャーにはMk.IとMk.IIの二種類があって、前者は四連キャタピラで高熱を発する古い設定のモデル(日本語版バトルテックRPGにあるもの)、後者は現行の新設定のモデルを指すようです。この二種に加え、核融合炉搭載の派生型ディヴァステイターがあります。

文中に出てくる強襲級メック「ランページ」は、辺境世界共和国が生産していたもの(Jihad Conspiracies: Interstellar Players 2 掲載)。また、著名な戦車兵のセオドア・ジェイコブズ大尉は3067年の時点で大隊指揮官を勤めています。


各ページに新形式の広告が挿入されるようになったため、サイトのレイアウトが崩れています。今のところ対処方法不明です。

     ↓

試験的に一部のページだけ、幅をブラウザの85%、中央寄せにしてみました。



2009/11/02


ブリオン軍団
3067年、3071年を追加しました。支援を増やし、ジェイドファルコン氏族と交戦したブリオン軍団は、大きく竜機兵団評価値を向上させています(もっともラサルゲシー戦ではさほど役に立たなかったようですが)。


Raid (military) - Wikipedia
英語のWikipediaに襲撃についての記事がありました。「襲撃の目的」がシナリオに使えそうなので抜き出してみます。

・敵を士気低下させ、混乱させ、疲労させるため
・略奪のため
・財産を得るか、人間(奴隷?)を捕らえるため
・経済的に価値のある物品などを破壊するため
・捕虜解放のため
・特定の人物を殺すか捕らえるため
・情報収集のため

このほかには、陽動襲撃などがあります。バトルテックの世界で独特なのは蛮王などによる水を狙った襲撃でしょうか。



2009/10/28


カペラ大連邦国装甲軍
市民名誉旅団の第15ドラコン、カペラ旅団のハーロック襲撃隊を追加しました。前者は高潔さのわりに目立たない元SLDFの部隊、後者は短い歴史の中で傭兵とカペラ正規軍の間を行ったり来たりしているちょっと珍しい部隊です。


バトルテックRPG第四版"BATTLETECH A TIME OF WAR"のキャラクター作成ルールについて。

最初にキャラのAffiliation(所属)を決めて、ライフモジュールを選んでいく第四版のシステムは、一見して第三版に似ています。しかしpdfを読むごとに、第一版に近いシステムであることに気づきました。

第三版がライフパスでキャラのAttribute(能力値)、Trait(特徴)、Skill(技能)を積み重ねるシステムだとすると、第四版はポイントでそれらを買っていくシステムです。ライフパスとよく似た「ライフモジュール」のルールがあるのですが、ポイント配分の自由裁量度が高いので結局はそうなっています。ちなみに技能購入に必要なポイントコストも第一版そっくりです。

キャラ作成時に渡されるポイント(XP、経験点)は21歳のキャラの場合4500XP。ここから1歳ごとに初期XPが100XPずつ上下します。能力値と特徴のコストは1ポイントごとに100XP。ランダムイベント等がないので、キャラごとの有利不利はありません。学校に行った場合のみ、二割引で有利に技能を購入することが可能です。

ライフモジュールは複雑で多様だった第三版のライフパスから徹底的に整理され、必要最低限かつ自由度の高いものとなりました。特に、上流階級出身者でなくとも、ミリタリースクール経由で養成校に入れるようになった……つまりほぼ誰であってもメック戦士になれるようになったことは注目でしょう。

試しに4500XPで21歳のメック戦士を作ってみたのですが、初期XPで必要なだけの能力値、特徴を取るのはかなり難しいとわかりました。特にvehicle(搭乗機体)のコストが軽量級で300XP、中量級で400XPと重い負担になります。XPを浮かせるために、不必要な能力値を下げるか、選択ルールを使って、Enemy(宿敵)、Compulsion(強迫観念)、Dark Secret(秘密)などの不利な特徴を取るのがいいかもしれません。



2009/10/24


傭兵 3059年
以前もちょっと触れたことのあるヴァンガード軍団の3067年、3071年を追加しました。エリート重メック連隊なのですが、盲目の憎悪が不必要な流血を招き、竜機兵団評価値を落としています。

この後、チェルシー大尉は仲間たちと共に軍団を離れ、デヴリン・ストーンの下につくことになります。


バトルテックRPG第四版にあたる"BATTLETECH A TIME OF WAR"のpdfβ版を購入しました。

ざっと読んでみたところ、今回のシステムは、第一版の2d6を使う判定方法と、第三版のライフパスを使うキャラクター作成を組み合わせたものになっているようです。

技能判定について。

各技能の目標値は、その難易度ごとに、6、7、8、9と四種類に分かれています。ここから各キャラの技能値を引いて最終的な目標値が定められます。

例えば、メックの砲術、操縦技能は基本目標値が7。サンプルキャラのメック戦士の場合、砲術、操縦技能がそれぞれ3なので、目標値は4となります。つまり一般兵程度の腕前。

さらに、そのキャラクターが優れた能力値を持っている場合は、サイコロの出目に修正が入ります。平均的な能力値である4〜6の場合はプラスマイナスゼロ。7〜8で+1、2〜3で-1です。サンプルキャラのメック戦士の場合、敏捷(DEX)5、反射(RFL)6なので修正は無しとなります。

当然ながら、目標値には状況に応じた修正が入ります。1ゾロならファンブル。6ゾロの時はサイコロをひとつ振って出目に足すというルール。成功した度合いが大きいほど有利な結果になります。



2009/10/20


マッカロン装甲機兵団
第3〜第5連隊までを追加しました。第3連隊は無謀な強襲降下で有名な部隊。第4連隊には後継者候補の一人であるフェイス・マッカロンが所属しています。


JHS:3076に、ゴーストベア氏族がガブリエル遺跡を攻撃したというニュース記事がありました。

ガブリエル遺跡とはワード・オブ・ブレイク(コムスター)がライラのオデッサ星系に隠していた秘密の本拠地のこと。いわゆる"five"のひとつです。この秘密海軍基地がチャンドラセカール・クリタに発見されたことに気づいたブレイクは、ライラ軍、傭兵合同軍が来る前に設備を取り外し退去しました(同時に、惑星オデッサに化学兵器をばらまき、住人を皆殺しにしています)。

その直後にゴーストベアのリバイアサン級がやってきて、撤退するブレイクを攻撃し始めました。といっても彼らはライラ軍に協力したわけではなく、それどころかその場にいたライラの戦艦を沈めています。この時期のゴーストベアは誰とも組まずに単独でブレイクと戦っているのですが、わざわざライラ側までやって来ているのが気になりました。それも、ブレイク最大の秘密が隠されたガブリエル遺跡に。

この記事を見ていて、ひょっとしたら、ゴーストベアはワード・オブ・ブレイクの背後にウルバリーン氏族がいると気づいているのかもしれない、などと考えました(例えば、ツカイードのブレイク兵士からウルバリーンの遺伝子を回収するなどして)。これは根拠のない憶測ですが、他の記事によると、ゴーストベアはブレイクと戦い何かを探しているそうです。また、ベアはブレイクの捕虜を取ることがないとのこと。

ついでに言うと、氏族の中でもゴーストベアはウルバリーンを特に憎んでいると思われます……かつて陰謀によりウルバリーン戦士のDNAがゴーストベアの戦士に混入されるという事件があったからです。



2009/10/16


ブリオン軍団
これまで部隊概要部分だけ訳していたのですが、指揮、連隊解説等を大幅に増強しました。3059年、コムスターから契約を移した時期の情報です。星間連盟メックを揃えているとはいえ、第12ヴェガ特戦隊に勝っているのはかなりすごい話じゃないでしょうか。


JHS:3076、Blake Ddocumentsによると、どうやらAMC所属の傭兵部隊、ストーキングホース、ワイルドギースが全滅してしまったようです。

レグルスに雇われた彼らは、3074年、ワード・オブ・ブレイクの本拠地ギブソンを強襲するタスクフォースに参加しました。しかしこの攻撃は事前に察知されており、アポリオン率いる第52シャドウ師団(つまりブレイク軍の最精鋭)が待ち伏せを仕掛けていたのです。ストーキングホースとワイルドギースは撤退のしんがりとなり、"completely wiped out"されたとのこと。

ただ、この表現は参加していた一傭兵によるものなので、一部が生き残っている可能性はあるかもしれません。タスクフォースのうち脱出に成功したのは1個連隊分のみということです。

あと、まったく関係ない話ですが、ケルハウンドとストーンに関するインタビューで、ケルハウンドの広報担当者が「一、二度会ったが、デヴリン・ストーンはアーサー・シュタイナー=ダヴィオンではない」と笑顔で言い切っていて、笑いました。



2009/10/12


ミルスペック
サンダーボルト、記事「ゴーストベアの抵抗、ホースを押しとどめる」「ソラリス勝利、ブレイク派退却中」を追加しました。



2009/10/09


ウイルソン軽機兵隊
3025年の所属隊員(デイビッド・ウィルソン大尉)と人員名簿を追加、3059年の文章を増強、3071年を追加しました。

聖戦でのウイルソン軽機兵隊は、ブレイク相手に守勢に立たされながらも、なんとか部隊の形を保っています。ラッキーショットで敵指揮官を倒しているところなんかを見ると、「持ち上げて、落とす」展開が待っている予感が……。


買ったまま放置していた Jihad Conspiracies: Interstellar Players 2 を読んでいたら、タニテワールドについての面白い記述を見つけました。

タニテワールドとは、中心領域と氏族宙域の間(ペンタゴンワールドから50光年)に位置する旧星間連盟時代の植民地のことです。2965年にクラウドコブラが再発見・占領し、自領土としました。戦力が不足していたクラウドコブラは単独でタニテを守ることが出来ず、バーロック(後にスターアダー)と契約し、駐屯軍を出してもらっています。

内情の知られていないタニテは、よく陰謀論のターゲットになるようで、ISP2にはネットの書き込みの転載という形でそのいくつかが紹介されています。最初のひとつは、タニテがイルミナティの植民地で、氏族を裏から操っているというもの。まあこれは「ユダヤが911を起こした」「フリーメーソンが世界を支配している」というようなジャンルのものでしょうか(バトルテックではこういううさんくさい話が真実だったりするものですが)。

次が、もっと信頼出来そうな情報、氏族戦士の捕虜による証言です。リバイバル作戦の最中にスモークジャガー氏族がタニテを再充電ポイントに使おうとしたのですが、なぜかコブラに拒否されたそうです。また再充電のため所有の神判を挑んだ他氏族の船はそのまま戻ってこなかったとか……。コブラはタニテに何か重要なものを隠している雰囲気があります。そういえば、アイスヘリオン氏族の送り込んだ「交易使節団」が即座に攻撃され全滅したという話を思い出しました。これは単なる過剰反応だったのでしょうか。

これに関連し、氏族内の噂では、科学者階級が秘密の星系で違法な遺伝子実験を行い、暗黒階級もこれに関わっているとされています(同じISP2に載っている「ソサエティ」のことでしょう)。バーロックが暗黒階級との関係を暴露されて消滅したことを考えると、暗黒階級絡みというのは何かありそうな気がします。

最後に一番興味深いのが、ロキ(ライラ特殊部隊)からの情報というふれこみのネタ。これが語るところによると、ウルバリーン氏族がタニテワールドを発見して、植民し、氏族を攻撃する拠点にしたということです。面白いのは、大量生産されたクローンがタニテの「二級市民」となり、自然分娩で生まれた者たちが「エリート」になっていること。これはちょうど氏族と逆です。ちなみにクローン用の遺伝子はスノウレイヴンのものだとかで、核攻撃を受けた報復かもしれません。この情報の真偽のほどはわかりませんが、脱出したウルバリーン氏族の生き残りが深辺境のどこかに居留地を築いたのは確実なようです。

話は少し変わりますが、タニテワールドと同じく陰謀の舞台になりやすい世界に、元辺境世界共和国の失われた(隠された)惑星があります。実際、ワード・オブ・ブレイクは「RWRアウトポスト#27」という世界を訓練所として使っているそうです。また上のウルバリーンの記事には、ロキが元辺境世界の「アウトポスト221」を拠点にしているとのネタがありました。辺境世界共和国にたくさんあったはずのメック工場がどこに行ったのか、気になるところです。

おまけに深辺境の世界、ムンド・ヌーブラについて。Jihad Hot Spots 3070によると、ラングフォード・レイスという傭兵隊がこの世界でブレイクの「惑星全体を破壊できるような現実離れした船」を目撃したとされています。その後、ライラ情報部がこの世界を調べたところ、地表に大量のクレーターが発見されたそうです。おそらく、ブレイクは深辺境で隕石落としの実験を行っていたのではないでしょうか。その後、タウラスがブレイクの小惑星攻撃を受け、甚大な損害を出しています。



2009/10/05


アヴァンティ・エンジェルス
3071年のアヴァンティ・エンジェルスを追加しました(一番下)。

かつて辺境でブレイクと戦い、またAMCに所属しているエンジェルスは、ワード・オブ・ブレイクから命を狙われています。Total Warfareには、ニューホームでの彼らの活躍を描いた短い小説が掲載されています。



2009/10/02


TRO:3050アップグレード
星間連盟戦闘機、ゴータを追加しました。同一フレームを元に、様々なエンジン、武装を搭載可能という、オムニ戦闘機的な機体です。

「著名なパイロット」のコリーン・マクファーデン大尉はヘルズ・ブラック・エース(ファイル分割しました)の独立航空中隊、マクファーデン・スカイライダーズを指揮しており、エンジェルレクイエム作戦で戦果を上げています。



2009/09/28


ソード・アンド・ドラゴン
ソレンソン・セイバーズから隊員二名、ダニエル・ソレンソン、グレース・シローです。

かつて光の剣連隊所属であったソレンソン・セイバーズですが、ドミニオン戦争後、オトモ(大統領の護衛部隊)に部隊丸ごと転属となり、ルシエンの三つどもえの戦いに参加することとなりました。この時、指揮官はアルバート・ベントンに替わっています。



2009/09/25


ソード・アンド・ドラゴン
スターターブックより、フォックス・ティースの隊員四名の紹介です。データは3049年時点のものですが、この直後にイアン・マッキノンが引退し、息子のロスが部隊を引き継いでいます。

2788年より続く部隊の編成表を見ていると、隊員の名字が変わってないことに気づきます。250年間、絶えず一族による部隊とメックの継承が行われているようです。

ちなみに、イアンの甥(ロスの従兄弟)、デヴィッドもまたマッキノン一族の才覚を受け継いでいるようで、デヴリン・ストーン指揮下の聖騎士として聖戦で大活躍しています。



2009/09/21


傭兵 3059年
3071年のダンテ探偵局と聖キャメロン騎士団を追加しました。

ダンテ探偵局はイリアンテクノロジーズが立ち上げた調査専門部隊です。ミルスペックにたびたび名前が登場しています。

聖キャメロン騎士団はこの記事の時点でいまだジェイドファルコンと交戦中。その結末については「聖戦」の「ファルコン、グレートX、ザンデリに再来」を読んでください。この後、彼らは、ガラテアを拠点にブレイク保護領への攻撃を行っていたのですが、聖キャメロンカルトの関係者とおぼしき人物の接触を受けたのち、宇宙のどこかへと消えてしまいました。謎の資金源といい、なんらかのストーリーラインが隠されているようです。



2009/09/17


ジェイドファルコン侵攻 3064
ちょっと時間が経ってしまいましたが、連邦共和国内戦中に起きたジェイドファルコン侵攻の後半部分です。

ファルコンの猛攻に対し、ライラ軍はアダム・シュタイナー、アーチャー・クリスティフォーリを解き放ち、ファルコン領に逆侵攻を仕掛けます。その結果、互いの領地を食い合う形となり、それまでの過程に満足していたプライド氏族長は停戦を呼びかけることとなりました。停戦後も若干の惑星の取り合いや、ファルコンとウルフとの小競り合いが起きています。ふたつの世界で2個星団隊を破っている第15ライラ正規隊が妙に強いです。

ところどころに戦闘隊(combat commandの訳語)という用語が出てきますが、これはRCTを分割して作った諸兵科連合部隊という意味だと思います。編成は、メック大隊+航空大隊+装甲連隊+歩兵連隊というようなものになるんじゃないでしょうか。



2009/09/13


聖戦
JHS3072の記事、「血と鋼鉄の軍団」「混沌の種」「デヴリン・ストーンとは何者か?」を追加しました。それぞれマネイ・ドミニ、ブレイク軍によるガラテア侵攻、デヴリン・ストーンについての記事です。

ブレイクの収容キャンプでデヴリン・ストーンの身の上話を聞いた捕虜仲間は洗脳等でまったく内容を覚えていないとのこと。

JHS3072はこれで終了。遅まきながらJHS3076とBlake Documentsを買ったので、ようやく聖戦の最前線に追いつけそうです。



2009/09/10


TRO:3050アップグレード
星間連盟の気圏戦闘機、ハンマーヘッドを追加しました。重量のわりに高速で、武装はAC20のみという男らしい機体です。



2009/09/07


傭兵 3059年
3067年のランゲンドルフ槍機兵隊、ナーハル襲撃隊を追加しました。

ランゲンドルフ槍機兵隊はかつてクリステン・マーリック(ヤノスの娘)が偽名で入隊していたことで有名です。3025年時の1個大隊から1個連隊まで拡大しています。

ナーハル襲撃隊はゴーストベアを相手にかなりの損害を出していますが、氏族メック30機を撃破しているのなら、元が取れるんじゃないかと思いました。



2009/09/03


ミルスペック
グリフィンIIC、記事「アルファード爆撃の報告、帝国内で混乱広がる」「AMCの落伍者、スピカで壊滅」を追加しました。



2009/08/31


バトルアーマー
連邦共和国のステルススーツ、インフィルトレーター・マークIを追加しました。マークIの他に、性能を強化したマークIIも存在します。旧式のマークIのほうは主に特殊部隊で使われているようです。



2009/08/27


聖戦
JHS3072の記事、「タウラス連合、非常警戒態勢」「危機にさらされるプレイアデス」「不可解な退却命令」を追加しました。

タウラス連合が侵攻している恒星連邦のプレイアデス星団は、三つの星系、エレクトラ、マイア、メロぺーからなる宙域です。位置的には、タウラス国境に近く、ニューシルティスのほぼ隣。かつてはタウラス領だったようで、しつこく泥仕合を続けているのは、そういった理由があるからと思われます。

この記事の時点では恒星連邦が優勢ですが、その後、プレイアデス軍団はタウラス領となっています。



2009/08/24


ウルフ竜機兵団(3067)
デルタ連隊とエプシロン連隊を追加しました。

ワークホース的な部隊であるデルタはこの時期、旅団規模に拡大し、ドラコ連合のゴーストベアドミニオン国境に駐屯しています。その結果、アウトリーチの災厄を逃れることになりますが、ワード・オブ・ブレイクに対して有効な攻撃を仕掛けることもなく、シャドウ師団の強襲を受け無惨に壊滅してしまいました。

この攻撃の背後には、連合の反竜機兵団的な陰謀もまたあったそうです。ついでに、シャドウ師団の指揮官ツンリダを殺したのは賞金稼ぎだったとのこと。



2009/08/20


TRO:3039
50トンのホバー戦車、ドリルソンを追加しました。

フィールドマニュアルなどでよく名前を見る人気車種です。傭兵の中車両獲得ロール(2d6)で7を振ると、このドリルソンになります(軽車両ロールだとペガサス)。ただし価格が250万コムスタービルと軽メック並みなので貧乏部隊は揃えるのが難しいかもしれません。



2009/08/17


聖戦
JHS3072の記事、「キタリー解放!」「歴史的勝利!」「ブレイク派タスクフォース、二週間で二度の攻撃を撃退」「地獄より」「デイヴィッド・リーア生存!」「歴史の残骸」「ノヴァキャット、ルシエン強襲」を追加しました。

デヴリン・ストーンが歴史の部隊にのぼった瞬間です。デイヴィッド・リーア(カイ・アラード=リャオの息子)の名前も出ています。



2009/08/12


カペラ大連邦国装甲軍
傭兵からカペラ正規軍に転じた部隊について、フィールドマニュアルより取り上げてみました。9個連隊が、市民名誉旅団、カペラ旅団のふたつに分かれ、まとめられています。タウ・ケチ・レンジャー部隊はFM:Mercs(3059年)からの数年間で第3大隊の増強に成功したようです。

この時期、長期雇用されていた部隊のほとんどが正規軍化したため、カペラ所属の傭兵団として残っているのは、リトルリチャード機甲旅団(その後、全滅)、グレッグ・ロングストライダーズ(その後、辺境へ)、ヘルズブラックエース(その後、半正規軍化)、ルビンスキー軽機隊(その後、ライラへ)のみとなっています。



2009/08/08


聖戦
JHS3072の記事、「概算報告」「牙と爪」「踏み台」「ファルコンの使者、アークロイヤルに?」「ナイトウォーカーズきたる」「さらなる氏族が来る?」「ファルコン、グレートX、ザンデリに帰還」を追加しました。

記事「牙と爪」で触れられていますが、プレイアデス星団攻防戦で、ハンセン荒くれ機兵団はタウラス軍に対し核兵器を使用しています(タウラスが持ち込んだアラモ弾頭)。継承権戦争以来、傭兵による核攻撃はおそらくこれが初でしょう。荒くれ機兵団がどれだけタウラスを憎んでいるかはここの3067を見てください。

荒くれ機兵団と戦う傭兵隊、ローンスターはブレイクとの契約下にあるとされ、MRBCから賞金をかけられています。その賞金を狙ったのが、ちょっとだけ名前のあがっているレイモンド紅衣隊です。



2009/08/03


傭兵 3059年
抄訳だった聖キャメロン騎士団(3067年)を更新しました。

かつては変わり者の集団と思われていた騎士団ですが、ウルフ氏族との交戦で壊滅し、再建されて以来、優秀な戦術と装備で二度の輝かしい勝利をおさめています(連邦共和国内戦、聖戦時の対ファルコン戦)。謎の失踪から戻ったときに、旧星間連盟製装備を抱えていたといいますから、おそらく逃走中に星間連盟時代の貯蔵庫を発見したのでしょう。氏族侵攻後、セイント・キャメロン・カルト教団の信者は増えているとのことです。



2009/07/31


傭兵 3059年
抄訳だったラミリー襲撃隊(3067年)を更新しました。エリート部隊にふさわしく、派手な襲撃作戦を成功させています。評価Fなのは、装備が貧弱なのと、契約違反の過去があるからでしょうか。



2009/07/28


3039年戦争
ベンジャミン方面攻勢、フェラニンIIの第一波と第二波を追加しました。エリダニ軽機隊の交戦の模様です。後に指揮官となるエドウィン・アミスの名が見られます。



2009/07/23


傭兵 3059年
抄訳だったカエサル・コホート(3067年)を更新しました。3025年と同じくウォレル・オロスコ少佐が指揮官を務めています。聖戦での活躍のほどは不明ですが、その後、ダークエイジの時代に姿が見られます。



2009/07/20


ミルスペック
オストスカウト、記事「ウィドウメーカーズ、再び惨敗」「スフィアウォッチ: 崩壊世界同盟」を追加しました。



2009/07/17


TRO:3075
SM1駆逐戦車を追加しました。ノヴァキャット氏族が開発したウルトラオートキャノン20搭載のホバー戦車です。性能、設計的にはサラディンの大幅アップグレード版といったところ。ダークエイジシリーズにも登場しています。

なお、テクニカルリードアウトの文面はTRO:3075でなくJHS:3070からのものです。



2009/07/14


傭兵 3059年
エリート航空傭兵連隊、ヘルズ・ブラック・エースの3059(連隊解説)、3067、3071を追加しました。入隊、昇進試験の解説を見ていると、この部隊がエリートである理由が分かる気がします。



2009/07/09


アイスヘリオン氏族
3067年アップデートを追加しました。氏族長が代替わりしています。



2009/07/04


TRO:3050アップグレード
アップグレード型のキングクラブを追加しました。



Masters and Minions: The StarCorps Dossiers
新製品のプレビューが出ていました。3076年時点の各勢力の概要をまとめた、聖戦中間決算的なソースブックであるようです。

この報告書を作ったスターコープス社は、恒星連邦、自由世界同盟、カペラ大連邦国、ライラ同盟にバトルメック工場を持つ大企業で、ウォーハンマー、ロングボウ、エンペラー、ハイランダーなど重メックを生産しています。



2009/07/01


アイスヘリオン氏族
聖戦時に中心領域(ファルコン占領域)侵攻を仕掛けた氏族、アイスヘリオンの3060年前後について。




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