テクニカルリードアウト:3067
TRO:3067は、聖戦の直前、連邦共和国内戦の直後に時代が設定されたテクニカルリードアウトです。掲載されているユニットは、中心領域、氏族製のメック、車両、気圏戦闘機、降下船など、多岐にわたります。「3067年」と銘打たれている年代は比較的新しいのですが、商品の発売は意外と古く、プロジェクトフェニックスやTRO3050Uなどよりも前にあたります。
中心領域バトルメック
ブリガンド Brigand LDT-1
重量: 25 トン シャーシ: 密輸品 パワープラント: GM150 巡航速度: 65 キロメートル/時 最高速度: 97 キロメートル/時 ジャンプジェット: 密輸品 ジャンプ能力: 180メートル 装甲板: ヘイヴン・セント 武装: ディヴァースオプティクス長射程中口径レーザー 2門 スーテル・プレジション・ライン中口径パルスレーザー 2門 製造元: ヴェンジャンス・インコーポレーテッド 主要工場: ヘイヴン・スター・クラスター 通信システム: 密輸品 照準・追尾システム: 密輸品
概要
野望に満ちたこのバトルテックは、ヘイヴン・スター・クラスターの海賊たちによって、地元で生産される装甲、多数の密輸品を使って寄せ集められる。LDTの型番は、スター・クラスターの海賊女王にして、このプロジェクトの背後にいることを認めた、"レディ・デス"トレヴァリンから来ているとされる。現在、当局の間では意見が分かれている――この機種がもたらす驚異と、海賊がマシンを組みたてられるほど組織化されていること、どちらがより悪いことなのかと。
性能
LDT-1はいくつかのハイテクに手が届いている。エンドースティール骨格の使用――海賊にとっては幸運にも、極めて入手しやすいもののひとつである。GM150エンジンはさらに一般的である――回収、窃盗、あるいはタウラス連合の士官たちの身代金で不法に得たCビルによって購入――もっとも、高性能放熱器は少なくとも必要に応じて導入されたものだ。
海賊たちは、攻撃するよりされることが多いのを率直に理解している。よって、ブリガンドは時速100キロ近い優れた最高速度を持つ一方で、攻撃用の火力がそれを補う。2門の長射程中口径レーザー(自由世界同盟から盗んだ大量の積荷)によってかなりの距離から狙撃できるのと同時に、スーテル・パルスレーザー(ニューシルティス特産品、20年仕えているハセク公爵の元補給将校が提供したもの)によりブリガンドは危険な接近戦機となる。
ブリガンドが明らかな弱点を持っているとしたら、それはマシンの薄い殻となっている4トンの装甲である。さらに悪いことに、レディ・デスは背面の装甲を半トン以下とした。彼女は「戦いにのぞむメック乗りたちには、しっぽを巻いて逃げるより、マシンをスクラップにすることを望んでいる」と言ったとされている。
配備
ブリガンドについてこれほど知られているのは、タウラス連合がこの2年で3機を回収し、もう2機を破壊したからである。これらの例外をのぞいて、このメックのすべてと主要な部品は、各種の海賊団の手にある。大半はヘイヴンの海賊が持っているが、若干数のブリガンドがヴァンス・レザックの海賊団、トルトゥーガ機兵連隊、シェン=セ・ティエン、マルカディア兄弟の間で目撃されている。
派生型
海賊たちは、回収品と正規部品の入手次第で常にメックを改造している。これによってブリガンドの興味深い派生型がいくつか報告されている。なおかつ、2種類が一般的と言えるほど見かけられ、もしかしたら工場での派生型かもしれない。LDT-X1はパルスレーザーの代わりにER中口径レーザーを胴に移している。そして通常型中口径レーザーが両腕に搭載され、もう2門が胸の左右にある。LDT-X2もまた中口径パルスレーザーを取り外しているが、4門の15連ロケットランチャーを両腕に2門ずつ載せている。
タイプ: ブリガンド 技術ベース: 中心領域 重量: 25トン 戦闘価値: 721 装備重量 内部中枢: エンドースティール 1.5 エンジン: 150 5.5 歩行: 6 走行: 9 ジャンプ: 6 放熱器: 10[20] 0 ジャイロ: 2 操縦機器: 3 装甲板: 64 4 内部中枢 装甲 頭部: 3 6 胴中央: 8 12 胴中央(背面): 2 左/右胴: 6 7 左/右胴(背面): 2 左/右腕: 4 5 左/右脚: 6 8 武器・装備 配置 装備欄数 重量 ER中口径レーザー 右腕 1 1 ER中口径レーザー 左腕 1 1 中口径パルスレーザー 右胴 1 2 中口径パルスレーザー 左胴 1 2 ジャンプジェット 同中央 2 1 ジャンプジェット 左脚 2 1 ジャンプジェット 右脚 2 1
中心領域バトルメック
レガシー Legacy LGC-01
重量: 80 トン シャーシ: スコーベル・テンプレート8・エンドースティール パワープラント: 240ピットバン 巡航速度: 32.4 キロメートル/時 最高速度: 54.0 キロメートル/時 ジャンプジェット: カーティスジェット80 ジャンプ能力: 90 メートル 装甲板: アルディス・プレート(CASE付) 武装: ミドロン・エクセル・ウルトラ・タイプ10オートキャノン 2門 ディヴァースオプティクス長射程中口径レーザー 2門 ディヴァースオプティクス長射程小口径レーザー 1門 ガイデッドテクノロジーズ・第二世代ストリーク4SRM 1門 製造元: スコーベル・メックワークス 主要工場: ロシア、地球 通信システム: スコーベル・ウェーブVIIコム(C3iコンピュータ付) 照準・追尾システム: ファルコン15ウォッチャー
概要
スコーベル・メックワークスがヴァンキッシャーのテストを終えると、設計チームはすぐに新しいプロジェクトに取りかかった。ワード・オブ・ブレイクのサン=ジャメ戦司教は、ウルトラ10オートキャノンと新型C3iコンピュータのショーケースとなるような強襲級メックを求めていた。スコーベル・チームは直ちに着手した。次々と企画を提案したが、戦司教の高い要求に見合うものはなかった。最後に設計チームは、指針にすべく過去の成功した強襲級メックに目を向けた。彼らが発見したのはライジングスター、第一星間連盟の時代に少量生産され、芳しくなかったことから生産中止となったメックだった。
スコーベルのデザイナーたちは、すぐにこの旧型機の問題を発見した――後に欠陥品と判明することになる照準システムを搭載していたのである。彼らは新しい照準システムとC3iコンピュータを使って、再生を図った。シミュレーションは彼らが正しいと証明した。旧型の通常型オートキャノンをウルトラオートキャノンに交換し、ライジングスターは再び生産ラインから登場したのである。これが現在のレガシーである。
性能
ライジングスターの原案を元に作られたレガシーは、通常型エンジンと重装甲を継承している。CASEによって内部の脆弱な部分とパイロットを弾薬爆発から守るレガシーは、大きなダメージに耐え、それでもなお正確に砲弾を射撃出来る、タフなボクサーである。低速で最大時速50キロ強のこの強襲級メックは、ジャンプジェットで強化され、山岳、森林、都市を容易に行き来する機動力を与えられている。
レガシーの主砲は2門のミドロン・エクセル・ウルトラオートキャノンで、高い射撃速度で砲弾を撃ちだし、C3iシステムから供給される照準情報のおかげで非常に命中精度が高い。2門のオートキャノンをバックアップするのは、数門のレーザーと、1門のストリークSRM-4である。だが、オートキャノンが装弾不良(ジャム)となった際には不十分だと判明している。万一それが起きれば、レガシーはジャムが解消されるまで戦場から撤退し、バックアップ兵器だけで戦おうとはしない。
配備
レガシーはすべてのワード・オブ・ブレイク市民軍に回されているが、第1師団と第6師団が新型メックの大半を受け取っている。
派生型
レガシーの火力支援型は、ウルトラAC/10を2門のドゥームバッドLRM-20ランチャー、6トンの弾薬、2門の中口径パルスレーザーと交換している。生産されるおよそ10機に1機のレガシーがこの重ミサイル型である。
タイプ: レガシー 技術ベース: 中心領域 重量: 80トン 戦闘価値: 1751(C3:247) 装備重量 内部中枢: 4 エンジン: 240 11 歩行: 3 走行: 5 ジャンプ: 3 放熱器: 10[20] 0 ジャイロ: 3 操縦機器: 3 装甲板: 247 15.5 内部中枢 装甲 頭部: 3 9 胴中央: 25 40 胴中央(背面): 10 左/右胴: 17 27 左/右胴(背面): 7 左/右腕: 13 26 左/右脚: 17 34 武器・装備 配置 装備欄数 重量 2 ER中口径レーザー 右腕 2 2 ER小口径レーザー 右腕 1 .5 ウルトラAC/10 右胴 7 13 弾薬(ウルトラ) 右胴 7 13 ストリークSRM4 右胴 1 3 弾薬(ストリーク) 右胴 1 1 CASE 右胴 1 .5 ウルトラAC/10 左胴 7 13 弾薬(ウルトラ) 左胴 7 13 C3iコンピュータ 左胴 2 2.5 CASE 左胴 1 .5 ジャンプジェット 胴中央 1 2 ジャンプジェット 左脚 1 2 ジャンプジェット 右脚 1 2
中心領域バトルメック
サジタリア SGT-8R Sagittaire
重量: 95 トン シャーシ: スケルヘビーTRQ パワープラント: ピットバン285 XL 巡航速度: 33 キロメートル/時 最高速度: 54.5 キロメートル/時 ジャンプジェット: ハイルドコー・リフターズ 9-X ジャンプ能力: 90 メートル 装甲板: スターシールド・スペシャル・ヘビー 武装: ディファイアンス 1001 ER荷電粒子砲 1門 マグナ 900P 大口径パルスレーザー 2門 マグナ 600P 中口径パルスレーザー 5門 マグナ 200P 小口径パルスレーザー 1門 製造元: ロビンソン・スタンダード・バトルワークス 主要工場: ロビンソン 通信システム: ソニー MSF-31 照準・追尾システム: フェデレーテッド・ストーカー
概要
サジタリアは3063年のなかごろに生産開始されたにもかかわらず、ロビンソン社の(連邦=共和国)内戦に対する半孤立主義者的な政策により、かなり後までこの機体が全軍で見られることはなかった。しかしながら、内戦が進むにつれ、戦いは拘泥し、状況が変わった。メック戦士たちは、都市部の狭い通りでの戦いでも、都市間の開けた地形でも、接近戦に強いメックを求め始めた。サジタリアはまさにそのようにデザインされていた。
性能
ピットバン製XLエンジンがレーザー主体のサジタリアにエネルギーを供給している。最高時速54キロメートル/時は、他の同クラスのメックとほぼ同じである。しかしながら、最も興味深いのは、ハイルドコー・リフターズ社が両足と胴中央に搭載したジャンプジェットだろう。サジタリアは強襲級メックには珍しくジャンプ能力を備えている。どこにでも直接90メートル移動できることは、戦術に多くの柔軟性を与えている。また、95トンのメックが空を飛んで向かってくるのを見れば、敵メックパイロットは勇気を失うだろう。
もし、これで充分でないというのなら、サジタリアには、恒星連邦製の新型ターゲティングコンピュータに連動した重火器が配置されている。1門のER PPCが遠距離攻撃能力を与えている。接近戦なら、2門の大口径パルスレーザーと、3門の中口径パルスレーザー、1門の小口径パルスレーザーがある。さらにもう2門の中口径パルスレーザーが背後の守りを固めているが、18トンもの装甲を搭載していることもあり、はたしてこの背面レーザーが必要なのか議論の分かれるところである。サジタリアのパルスレーザーとターゲティングコンピュータにより、メック戦士はこの強襲級メックを跳び回らせることができ、他のバトルメックに対して優位に立てるだろう。サジタリアを地上に固定する限りでは、その設計を生かせない。
配備
サジタリアは3063年、ロビンソンバトルワークス社から出荷された。最初にこの戦闘マシンが姿を現したのは、ジェームズ・サンドヴァル公による、クリタ家への激しい攻勢の際だった。サンドヴァル公は資源に恵まれた半ダースのドラコ連合領を奪い、保持していた。サジタリアはプロセルピナ強襲に用いられ、サジタリア1個小隊で、第9ベンジャミン正規軍のサムライ1個中隊を、1対1の決闘で粉砕した。その後、クリタ家の逆襲が成功し、竜は協力して数機のサジタリアを捕獲、もしくは回収して、自分たちで使おうとした。
のちに、キャサリン・シュタイナー=ダヴィオンがドラコ国境付近の支配を強めようとしたとき、サンドヴァル公はこのメックをキャサリン派の部隊に売る許可を出した。しかしながら、タンクレッド・サンドヴァルがこの地域の領主である父親を廃したため、計画は短命に終わった。彼はすべてのサジタリアの生産ラインを自軍の強化に使い、これらの連隊でヴィクター・シュタイナー=ダヴィオンを支援した。
サジタリアの目立った例として、ニューアヴァロンの同盟側1個中隊、キャサリン派1個中隊が、それぞれ1個小隊のサジタリアを配備していた。両部隊はフレンスブルク大陸の首都をめぐる戦いで衝突し、わずかに3機の同盟側メックが地力で脱出を果たしたのみであった。この3機こそサジタリアだった。この戦闘で、彼らは敵メック12機のうち8機の「撃墜」を記録したのだった。
タイプ: サジタリア 技術ベース: 中心領域 重量: 95トン 戦闘価値: 1740 装備重量 内部中枢: 9.5 エンジン: 285XL 8.5 歩行: 3 走行: 5 ジャンプ: 3 放熱器: 17[34] 7 ジャイロ: 3 操縦機器: 3 装甲板: 288 8.5 内部中枢 装甲 頭部: 3 9 胴中央: 30 44 胴中央(背面): 15 左/右胴: 20 30 左/右胴(背面): 10 左/右腕: 16 31 左/右脚: 20 39 武器・装備 配置 装備欄数 重量 中口径パルスレーザー 頭部(裏) 1 2 大口径パルスレーザー 右腕 2 7 中口径パルスレーザー 右腕 1 2 小口径パルスレーザー 右腕 1 1 大口径パルスレーザー 左腕 2 7 中口径パルスレーザー 左腕 1 2 ターゲティングコンピュータ 右胴 8 8 中口径パルスレーザー 右胴 1 2 ER PPC 左腕 3 7 中口径パルスレーザー 胴中央(裏) 1 2 ジャンプジェット 胴中央 1 2 ジャンプジェット 左脚 1 2 ジャンプジェット 右脚 1 2
中心領域バトルメック
ヴァンキッシャー Vanquisher VQR-2A
重量: 100 トン シャーシ: ホリス・オルタレーション・マークVI パワープラント: 300ヴィラー 巡航速度: 32 キロメートル/時 最高速度: 54 キロメートル/時 ジャンプジェット: なし ジャンプ能力: なし 装甲板: アルディス・プレート(CASE付) 武装: コリアン・ライトガウスライフル 2門 ディヴァース・オプティクス・サンビーム長射程大口径レーザー 2門 ディヴァース・オプティクス長射程中口径レーザー 3門 製造元: スコーベル・メックワークス 主要工場: ロシア、地球 通信システム: スコーベル・ウェーブVIコム(C3iコンピュータ付) 照準・追尾システム: ファルコン12bウォッチャー
概要
ワード・オブ・ブレイクのROMエージェントが、コムスターの新型C3コンピューター(C3i)を携えて地球に到着すると、戦司教サン=ジャメは得られた新技術を高い優先順位で投入しようと考えた。ワード・オブ・ブレイクの科学者たちは、すぐに洗練された照準・追尾システムの生産を会得した……欠けていたのは載せる機体のほうである。数種の星間連盟機がC3iで改良、改造されたが、戦司教は新しい機体の開発を選んだ。彼は、老朽化したキングクラブをベースに新型の強襲級メックを作るよう市民軍の設計者たちに命じたが、それはC3i能力の性能の試験を意味していた。それから彼は新型機を製造するのにふさわしい企業を探し始めた。
スコーベル・メックワークスこそ彼の探していた企業であった。地球に本拠とする、最初のバトルメック、マッキーを生産したスコーベル社は、現在、ネクサスを市民軍向けに生産していた。戦司教はスコーベルの古い工場(長い間モスボールされ、破壊されたと考えられていた)の再開を命じた。かつてマッキーを作っていたまさにその生産ラインから、その後継者、ヴァンキッシャーが歩み出てきたのである。
性能
キングクラブを土台にしているのだが、ヴァンキッシャーは脚と前傾した胴を除いて、その前身とわずかな類似点しかない。このマンモスメックは、高速な仲間からの照準情報を使ってピンポイント攻撃を行い、長射程兵器で敵を撃ち倒す。ライトガウスライフルとER大口径レーザーがヴァンキッシャーの主砲である。ER中口径レーザー3門はすばらしい射程を誇り、それ自身、危険な武器となりうる。
ヴァンキッシャーは低速だが、信じられない量の装甲を誇っている。20トン近くの通常型装甲を張っているだけでなく、危険なエクストラライトエンジンを積んでいないのだ。さらに、ライトガウスライフルの爆発から身を守るために、CASEを左右胴に装備している。新たな設計は仕様を見事に満たしており、必ずや市民軍のC3iネットワークの基礎になることだろう。
配備
ヴァンキッシャーとC3i装備の各メックは、ワード・オブ・ブレイク市民軍の全師団に送られ、絶大な人気を獲得している。
おそらく、ヴァンキッシャーの最も見事な成功は、3066年後半の、エプシロン・エリダニだろう。この時、ある襲撃隊が(ブレイクの)クォリティ・オブ・マーシIIIに攻撃を仕掛けた。准司教(侍祭XII)マサユキ・ホシは、レベルII部隊――ヴァンキッシャー2機とハッサー4機――を使って全1個中隊を食い止めようとした。攻撃隊は自身を新しい海賊団、デビル旅団と名乗ったが、エリダニ公爵ベントンはすぐに、地球連邦の拡大主義の言い訳であると糾弾した。
だが、ホシ准司教は、その部隊が偽装したコムガード第11師団で、カフから追い出されたことの報復だと言明したようである。
派生型
新型のヴァンキッシャーは、ライトガウスライフル、ER大口径レーザー、放熱器4基を、4門のウルトラAC/5、6トンの弾薬と交換している。約6機のヴァンキッシャーのうち1機がウルトラAC型である。
タイプ: ヴァンキッシャー 技術ベース: 中心領域 重量: 100トン 戦闘価値: 1858(C3:291) 装備重量 内部中枢: 5 エンジン: 300 19 歩行: 3 走行: 5 ジャンプ: 3 放熱器: 16[32] 6 ジャイロ: 3 操縦機器: 3 装甲板: 307 19.5 内部中枢 装甲 頭部: 3 9 胴中央: 31 47 胴中央(背面): 15 左/右胴: 21 32 左/右胴(背面): 10 左/右腕: 17 34 左/右脚: 21 42 武器・装備 配置 装備欄数 重量 ライトガウスライフル 右腕 5 12 弾薬(ライトガウス)32 右胴 2 2 ライトガウスライフル 左腕 5 12 弾薬(ライトガウス)32 左胴 2 2 ER大口径レーザー 右胴 2 5 ER中口径レーザー 右胴 1 1 CASE 右胴 1 .5 ER大口径レーザー 左胴 2 5 ER中口径レーザー 左胴 1 1 CASE 左胴 1 .5 C3iコンピュータ 左胴 2 2.5 ER中口径レーザー 頭部 1 1
氏族車両
ティール歩兵支援戦車 Tyr Infantry Support Tank
重量: 45トン 移動: ホバー パワープラント: タイプ170核融合 巡航速度: 97 キロメートル/時 最高速度: 151 キロメートル/時 装甲板: フォージングMHC07 武装: タイプ22g長射程大口径レーザー 1門 パターンJ4・ストリーク4SRMランチャー 2門 製造元: ジョイント・イクイップメント・システムズ 主要工場: アルシャイン 通信システム: ネイル500 照準・追尾システム: RCAエコノトラック
概要
中心領域に移動して以来、ゴーストベアは同じ世界に住むラサルハグ市民との関係正常化に尽力している。ラサルハグ市民による自治の制限(正しい方向に進む大きな一歩と考えられていた)は氏族の占領を不快に思う人々の数を激増させ、それは影響が出るレベルにまで達した。連合の統治下で数世紀を過ごし、わずかな期間の自由を知った後で、ラサルハグ人の多くは新たな圧制者と見なした者に抵抗し続けたのである……それがどれだけ慈悲深いものであっても。
これと戦うための継続的な努力の一環として――そして氏族下層階級の生産性を上げるために――ビヨン・ヨルゲンソン氏族長は、単に氏族の施設を移転するだけでなく、ゴーストベアの資源の相当数をラサルハグ工業の再生と改善に向けた。ジョイント・ウェポンズ・システムズ(性能の低い通常型車両を作っていたため、中心領域ですら省みられていなかった)のような企業が、ゴーストベアのプランによって再出発を遂げた。3063年、ティールはジョイント・イクイップメント・システムズの「カムバック」車両となり、新ゴーストベアドミニオンの氏族/中心領域共同ベンチャーの最初のひとつとなった。
性能
ティールはラサルハグ精神への和解の意志であるだけではなく、優秀な軍事車両である。通常歩兵輸送車、支援車両として設計されたティールは、同種の車体、中心領域のゴブリンやヘルズホースの新型ヘパイストスすらも性能で上回る。10年におよぶ中心領域人との戦いの教訓――そしてヘルズホース氏族との古い対立は――歩兵隊が戦闘で決定的な要素になりうると、ベアに教えていた。ただしそれは、歩兵が迅速に、比較的安全に、戦場にたどり着いた場合のみである。
ティールはこの両方を保証し、さらに長射程から強力な支援射撃を行う。時速150km以上の最高速度を持ち、ガウスライフルの直撃に耐え、バトルアーマー完全1個ポイント分の搭載スペースを持つティールは、その大きさのわりに、俊敏かつ丈夫である。氏族製兵器(特に射程の長いER大口径レーザーと小型ストリーク4ラック2門。ティールの砲塔に搭載されている)の使用は、ティールの重要な積荷を戦場に配備する間、敵の装甲車、歩兵、バトルメックすら遠ざけるのに充分なパンチ力をこの車両に与える。
配備
これまでに生産されたティールの大多数は、クロウズ・オブ・ゴースト銀河隊に配備され、本来の任務である歩兵輸送、支援で、大規模に活用されている。残りはPGCに配備されている。
1両のティールがラサルハグ軍第2機兵隊の歩兵隊によって使用されている。一緒に使われているのが、65年にコムガードから寄贈されたレベルI分のピュリファイアー・バトルアーマーで、これはコムスターがラサルハグ共和国の民衆と軍部をなだめるために行われている努力の一部であった――この活動は皮肉なことにゴーストベアの意向とよく似ている。この車体が襲撃で得られたものかどうかはまだわかっていない。
タイプ: ティール歩兵支援戦車 技術ベース: 氏族 移動: ホバー 重量: 45トン 戦闘価値: 1020 装備重量 内部中枢: 4.5 エンジン: 170 9 タイプ: 核融合 巡航時: 9 限界時MP: 14 放熱器: 12 2 操縦装置: 2.5 浮上装置: 4.5 補助動力: 0 砲塔: 1 装甲板: 104 6.5 装甲値 前面 21 右/左側面 21/21 背面 21 砲塔 20 武器・装備 配置 重量 ER大口径レーザー 砲塔 4 2ストリークSRM4 砲塔 4 弾薬(SRM)50 車体 2 貨物 車体 5
中心領域オムニ戦闘機
SHV-O シヴァ SHV-O SHIVA
重量: 85 トン フレーム: SHV X1 スタンダード パワープラント: 255XL核融合 装甲板: アンドゥリエン・コンポジション3 フェロアルミニウム 武装: ポッドスペース52.5トン 製造元: アンドゥリエン・エアロスペース 主要工場: ロペス 通信システム: ラシトール-5A 照準・追尾システム: ワセット・アグレッサータイプ、オムニリンク付き
概要
3050年代の後半、自由世界同盟でオムニ戦闘機の設計が始まった。シヴァのプロトタイプが初飛行したのが3058年のことで、生産モデルが工場から出てきたのが2年後だった。ワード・オブ・ブレイクの技術者の手を借りて製作されたこの機体は最先端である。強力で有効な航空機を製作するため、同盟の技術的、経済的優勢が注ぎ込まれた。本機は、その名――ヒンズーの破壊神に恥じぬものである。
性能
同重量の航空機よりやや低速だが、シヴァは武装を運ぶ50トンもの驚異的なポッドスペースを持っている。演習ではいい成績を残したが、この重量にしてはアーマーが少ないのが欠点だと批判されている。しかし、それ以上の本質的な欠陥は見つかっていない。さらなる批判は、FMLWの不可解な支援不足に向けられている。多数の武装ポッドとメンテナンスキットが、兵站網のどこかで謎の紛失を遂げているのだ。
配備
元々、同盟の主力艦載機となるのを意図されていたが、ポッド互換兵器を使うシヴァには複雑な兵站が必要であることから、その任務における有用性が限られたものとなってしまっている。もっとも、アトレウスを母港とする〈サントリーニ〉はこの多目的航空機を1個航空大隊分積んでいる。このオムニ戦闘機のメインユーザーは、中心領域騎士団と自由世界同盟防衛軍である。が、オリエント機兵連隊とワード・オブ・ブレイク市民軍の双方に数機が配備されている。
タイプ: シヴァ 技術ベース: 中心領域オムニ戦闘機 重量: 85トン 戦闘価値: 1472 装備重量 エンジン: 255 XL 6.5 安全噴射: 5 最大噴射: 8 中枢強度: 8 放熱器: 18 [36] 8 燃料: 400 5 操縦機器: 3 装甲板: 179 10 装甲 空きスペース 機首: 60 5 左/右翼: 42/42 4/4 後面: 35 5 武器・弾薬 配置 重量 熱 近 中 遠 超遠 基本武装配置 LB 20-X AC 機首 14 6 12 12 - - 弾薬(LB-X)10 - 2 SRM6 機首 3 4 6 - - - 弾薬(SRM)30 - 2 ER小口径レーザー 機首 .5 2 3 - - - 2大口径パルスレーザー 右翼 14 10 9 9 - - 2大口径パルスレーザー 左翼 14 10 9 9 - - 3高性能放熱器 - 3 A武装配置 LRM10+アルテミス 機首 6 4 8 8 8 - 弾薬(LRM)24 - 2 ER小口径レーザー 機首 .5 2 3 - - - ER大口径レーザー 右翼 5 12 8 8 8 - ガウスライフル 右翼 15 1 15 15 15 - 弾薬(ガウス)16 - 2 ER大口径レーザー 左翼 5 12 8 8 8 - ガウスライフル 左翼 15 1 15 15 15 - 弾薬(ガウス)16 - 2 戦闘価値: 2153
氏族製気圏戦闘機
カイロネア軽戦闘機 Chaeronea Light Aerospace Fighter
重量: 25 トン フレーム: パターンIIAスタンダード パワープラント: 225核融合 装甲板: スタンダード・コンプA 武装: シリーズ1B荷電粒子砲 製造元: 各種 通信システム: コムIV 照準・追尾システム: T&Tタイプ3X
概要
スノウレイヴン氏族、クラウドコブラ氏族と同じく、マングース氏族はすぐに気圏戦闘軍を好む氏族としての地位を確立することとなった。黄金世紀の初期にストッピング・レイヴンが登場すると、マングース氏族はそのうち1機を所有の神判で入手しようと試みた。これに失敗した後、ジェス・グリーンハール氏族長は過去のある事件(クロンダイク作戦時、マングースとスノウレイヴンがキルケを征服した際に起きたもの)を利用して新たなる所有の神判を立ち上げ、これに勝利した。
この航空機を研究した後、グリーンハール氏族長は、学んだ技術を、マングースの戦闘スタイルにあった軽量で高速な航空機を作るのに使えると考えた。4年後、ストライキング・マングースがこの氏族の航空戦力に加わり始めた。だがこの事件に端を発する政治的な動きにより、マングース氏族は2868年、スモークジャガーに吸収される結果に終わったのだった。
マングースのブラッドネームと同じく、元々、スモークジャガー氏族はストライキング・マングースを使わないつもりであった……吸収した氏族の名を帯びた航空機はジャガーにとって無価値だと考えられたのである。15年後、大氏族長ビクトリア・ワードが制服名称プロトコルを制定すると、資源不足だったジャガーは、この航空機の汚名を「洗い流す」口実に飛びついた。ジャガーはその名称をカイロネアに変え、それから熱心に機体の生産を始めたのである。カイロネアが他の氏族軍で見られるようになるまで、そう長くはかからなかった。
性能
カイロネアは、これまでに作られた気圏戦闘機の中で最も高速な一機である。その速度を、倍の重量の戦闘機が持つようなパンチ力と組み合わせる。速度と長射程荷電粒子砲のユニークな組み合わせは、遠距離を狙う能力と、広い偵察範囲をこの25トンの航空機に与え、より大きな航空機と短時間だとしても立ち向かうことができる。
配備
バシキール・オムニ戦闘機の登場で旧式になったカイロネアは、優秀な航空機である――全氏族軍でその姿を見ることができる。だが、構造が単純で、比較的ローテクな部品と、エネルギー兵器を使うことから、主に資源不足の氏族が航空機の多くを配備している。
派生型
カイロネイアの派生型は二種類が知られている。一機目は、装甲の不足を補おうとするもので、2トン分を追加し、機首の長射程荷電粒子砲を、両翼2門ずつの長射程中口径レーザーに交換している。スノウレイヴン氏族のみが使っている二機目は、エンジンをエクストラライトにアップグレードし、ERPPCを各翼の長射程大口径レーザーに交換し、高性能放熱器3基を載せている。
タイプ: カイロネア 技術ベース: 氏族 重量: 25トン 戦闘価値: 1296 装備重量 エンジン: 225 10 安全噴射: 11 最大噴射: 17 中枢強度: 11 放熱器: 11 [20] 0 燃料: 240 3 操縦機器: 3 装甲板: 48 3 装甲 機首: 14 左/右翼: 12/12 後面: 10 武器・弾薬 配置 重量 熱 近 中 遠 超遠 ER PPC 機首 6 15 15 15 15 -
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