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作成:2012/06/13
更新:2012/07/06

テクニカルリードアウト:3060



 TRO:3060は、ブルドッグ作戦が決行され、スモークジャガーが滅び、ノヴァキャットが放棄された直後に時代を定めたテクニカルリードアウトです(コムスター視点)。掲載されているユニットは、中心領域と氏族製の地上ユニット……バトルメック、オムニメック、車両、そしてジャガーが開発したプロトメックとなります。

















中心領域車両


ミルミドン中戦車 MYRMIDON MEDIUM TANK
重量: 40トン
移動: 無限軌道
パワープラント: ニッサン200核融合
巡航速度: 54 キロメートル/時
最高速度: 86 キロメートル/時
装甲板: アークシールド・マキシII
武装:
 パーティキル・ヘビーキャノン 1門
 シュアショット・マークVI・SRMランチャー 1門
製造元: ニューアース貿易社
 主要工場: ニューアース
通信システム: OP/Rジャンキシール
照準・追尾システム: タージトラック717




概要
 氏族戦争の奮闘と、連邦=共和国のサーナ境界域で緊張が高まっていることに応じて、ニューアース貿易社はミルミドンの生産を始めた。古代トロイの戦いでアキレスと共に戦った戦士から名付けたこの新型戦車は、有名な親機種、テクニコープ社の由緒正しいマンティコアと共通部品を多く使っている。この機種を選んだことで、既存のNETC工場を簡単に新しい生産ラインに変更することができた。

 40トンのミルミドン生産にシフトするという選択は、戦術的必要性に迫られたというよりは、ビジネス的な決断であった。氏族戦争と、いわゆるカオス境界域での散発的な紛争で、安価かつ信頼できる装甲車両の広大な市場が作られたのだ。ミルミドンは戦車にしては高価格なのだが、似たような性能を持つバトルメックに比べるときわめて安価である。生産を移した主な理由は、出力200の核融合エンジンを搭載するミルミドンがマンティコアより安く生産できることだった。ミルミドンはマンティコアとほぼ同等の火力を持っているにもかかわらずだ――これで魅力的な買い物となった。



性能
 ミルミドンの火力の中枢は、砲塔に載せられたパーティキル・ヘビーキャノンである。この信頼性の高いPPCは遠距離から敵を破壊するのが可能で、戦車の速度は敵の武器から距離を保つのを可能とする。近距離の遭遇で生き残るために、ミルミドンは砲塔のPPCの右にSRM6を搭載している。両兵器はどの方向にも射撃可能で、ミルミドンに戦術的柔軟性を与えている。全方位の厚い装甲はミルミドンの優れた能力を完成させる。



配備
 戦場ではまだ目新しい、ミルミドンの生産分の大半は、これまでのところライラ同盟に売却され、氏族の国境を強化している。残りは、カオス境界域内で活動する各種の独立軍に売却された。そこでミルミドンはリャオゲリラ軍との何度もの小競り合いで非常に良い戦果を残している。





タイプ: ミルミドン中戦車
技術ベース: 中心領域
移動: 無限軌道
重量: 40トン
戦闘価値: 815

                            装備重量
内部中枢:                       3.5
エンジン:         200               13
タイプ:          核融合
    巡航時MP:      5
    限界時MP:       8
放熱器:            0              0
操縦装置:                        2
浮上装置:                        0
補助動力:                        0
砲塔:                          1
装甲板:           144             9


            装甲値
前面           35
右/左側面        25/25
背面           24
砲塔           35

武器・装備       配置       重量
PPC           砲塔        7
SRM6          砲塔        3
弾薬(SRM)15      車体        1











氏族車両


ゾーリャ軽戦車 ZORYA LIGHT TANK
重量: 35トン
移動: 無限軌道
パワープラント: ICE140
巡航速度: 43 キロメートル/時
最高速度: 65 キロメートル/時
装甲板: フォージングOTR17b
武装:
 タイプOVR-X LB 5-X オートキャノン 1門
 タイプX "ショートボウ" LRM10ランチャー 1門
製造元: 各地
通信システム: コンソリデーテッドBMR 6c
照準・追尾システム: TRTTS マークII(アルテミスIV FCS)




概要
 スラブの戦士の女神にちなんで名付けられたゾーリャは、氏族が使っている最も一般的な装甲車両である。ありふれた部品で作られている本機種は、低価格で製造可能である。また単純な操縦システムによって、簡単に操縦方法を学ぶことができる。



性能
 ICEエンジンを使っている数少ない氏族戦闘車両であるゾーリャは、同等機種よりも鈍足で、その最高時速はわずか時速65キロである。固定陣地で使われることを想定していることから、装甲配置が示しているように、速度が問題になることは少ない。車体前面と砲塔は、左右と背面の倍の装甲を詰んでいるが、装甲がフェロファイバーでなく通常型であり、20パーセントほど性能が劣る。だが、洗練されたECMスーツが敵の射撃管制、センサーシステムの性能を落とすことから、装甲の不足を補っている。

 同トン数の他氏族車両と比べると、ゾーリャは戦車兵を必要とする。操縦手、砲手、指揮官が1名ずつである。しかしながら、職域が分かれていることから、戦車兵は大半のシステムを最小限の訓練で操作できる。固定式のハーネスと狭い視界スリットをのぞくと、操縦手の仕事は普通の地上車と大差ない。砲手(操縦手の背後)は砲塔と車両の武装を操作する。360度の視界ストリップを持つ砲手は、単純に兵器システムの十字線をターゲットにあわせて、射撃ボタンを押すだけでいい。指揮官(センサー、通信、電子戦兼用)もまたコンソールでターゲットを指定する。すると砲手用のスクリーンでそれが強調されるのである。

 ゾーリャの主砲は40ミリ、LB-Xシリーズ、オートキャノンである。通常弾、散弾ともに射撃可能なこの兵器は、装甲と歩兵の双方に対して圧倒的な威力を発揮する。主砲の弾薬は40射分であり、ふたつの弾倉を持つ。たいていのゾーリャは、通常弾と散弾を半数ずつ積んでいる。10連長射程ミサイルパックが追加の火力を提供するが、弾薬が少ないことから、ランチャーの持続性と汎用性は制限されている。接続されたアルテミス火器管制システムは、目標に当たるミサイル数を増やすことになるが、1トン分の弾薬と引き替えに、この装置を取り外す氏族も存在する。



配備
 すべての氏族がゾーリャを使用している。ブランドスピリット氏族とクラウドコブラ氏族が、最初に大量配備したが、ブラッドスピリット所属の多数がスターアダーとバーロックの吸収の神判に介入した際に破壊され、まだ補充されていない。ウルフ氏族は、最近、守備部隊を穴埋めするためにゾーリャを広く使用し始めた。その理由は、操縦を学ぶのが容易だからである。中心領域侵攻、大拒絶後、軍が弱体化しているのを思い知らされたヴラッド・ワード氏族長は、ゾーリャや他車両に戦車兵をあてがうために、階級の神判を通して非戦士階級の氏族人を徴募するという死に物狂いの一歩を踏み出したのである。





タイプ: ゾーリャ軽戦車
技術ベース: 氏族
移動: 無限軌道
重量: 35トン
戦闘価値: 562

                            装備重量
内部中枢:                       3.5
エンジン:         140               10
タイプ:          ICE
    巡航時MP:      5
    限界時MP:       8
放熱器:            0              0
操縦装置:                        2
浮上装置:                        0
補助動力:                        0
砲塔:                          1.5
装甲板:            56             3.5


            装甲値
前面           15
右/左側面        9/9
背面            9
砲塔           14

武器・装備       配置       重量
LB5-X AC        砲塔        7
弾薬(LB5X)40     車体        2
LRM10          砲塔       2.5
アルテミスIV FCS    砲塔        1
弾薬(LRM)12      車体        1
ECMスーツ        車体        1











中心領域製バトルメック


セントリー SNT-04 SENTRY
重量: 40 トン
シャーシ: ドゥウィニオン・ハイパーアクティブ3・エンドースティール
パワープラント: ニッサン200
巡航速度: 54 キロメートル/時
最高速度: 86 キロメートル/時
ジャンプジェット: ハイルドコー・モデル12
 ジャンプ能力: 150メートル
装甲板: スターシールドA
武装:
 パーティキル・ヘビーキャノン 1門
 マグナ200P・小口径パルスレーザー 2門
 スプレーブローニング・マシンガン 4門
 ジッポー・フレーマー 1門
製造元: ロビンソン・スタンダード・バトルワークス
 主要工場: ロビンソン
通信システム: アケルナルエレクトロニクス・HICS-15
照準・追尾システム: フェデレーテッドハンター・タイプ3




概要
 侵攻の可能性を恐れた恒星連邦各境界域のリーダーたちは、ウォッチマン(ハンス・ダヴィオン国王の時代に設計された防衛用メック)よりも先進技術をつかんだ新型メックを求めた。応じて、ヴィクター・シュタイナー=ダヴィオン国王は、ロビンソンのウォッチマン工場にセントリーを製造する新部門を追加した。

 各惑星市民軍にセントリーを導入するのを容易にするため、すべての部品は交換可能となるようヴィクター国王は手配した。ウォッチマンのように、セントリーは、バーサーカーのジッポー・フレーマーから、旧式ヴァルカンのスプレーブローニング・マシンガンまで、できる限り他機種の余剰部品を使っている。パーティキル・ヘビーキャノンは、マンティコア重戦車をアップグレードした際の備蓄品であり、マグナ200P・小口径パルスレーザーはダート用の余剰物資だ。



性能
 ウォッチマンと同じ重装甲と機動力を持つセントリーは、この前身となった機種と同じくらいタフである。セントリーはマシンガンの弾薬を守るためにCASEシステムもまた持つ。マシンガン4門と火炎放射器1門という印象的な武器を持つセントリーは対人戦闘にも向いている。この機種を侮るメック戦士は覚悟するべきである……PPCがかなりのパンチ力を与え、小口径パルスレーザーは、弾道兵器で歩兵を倒すのと同じくらい簡単にメックを破壊することができる。



配備
 セントリーの第一生産分は、各境界域のあいだで平等に分割され、ドラコ境界域のサンドヴァル公爵を苛立たせた。ハンス・ダヴィオン国王はサンドヴァル公爵にウォッチマンの初期生産分を任せたが、ヴィクターはセントリーで同じことはせず、ドラコ連合の仇敵を優遇するのを拒否したのである。





タイプ: セントリー
技術ベース: 中心領域
重量: 40トン
戦闘価値: 1069

                          装備重量
内部中枢:      エンドースティール         2
エンジン:         200             8.5
    歩行:         5
    走行:         8
    ジャンプ:       5
放熱器:          10[20]            0
ジャイロ:                        2
操縦機器:                        3
装甲板:          136             8.5



        内部中枢    装甲
頭部:      3         9
胴中央:    12        17
胴中央(背面):           6
左/右胴:    10        15
左/右胴(背面):          5
左/右腕:     6        12
左/右脚:    10        20

武器・装備       配置    装備欄数    重量
2 小口径パルスレーザー 右腕      2       5
4 マシンガン      左腕      4       2
PPC           左腕      3       7
弾薬(MG)200      左胴      1       1
CASE          左胴      1       .5
火炎放射器       頭部      1       1
ジャンプジェット    胴中央      1       .5
ジャンプジェット    左脚      2       1
ジャンプジェット    右脚      2       1











氏族バトルメック


ハイランダーIIC HIGHLANDER IIC
重量: 90 トン
シャーシ: SL-XT改造型
パワープラント: 270核融合スタンダード
巡航速度: 32 キロメートル/時
最高速度: 54 キロメートル/時
ジャンプジェット: プレンティスIIIA
 ジャンプ能力: 90メートル
装甲板: アルカディア・コンパウンド・デルタVII・フェロファイバー
武装:
 EMRG“キャプテン”シリーズ・ガウスライフル 1門
 タイプXXVI “グレート・ボウ” LRM-20 ランチャー 1門
 MPA-14 Mod. 12a ストリークSRM-6ランチャー 2門
 シリーズPPS-VIII 中口径パルスレーザー 3門
製造元: アルカディア・バトルメック・プラントCM-T15
通信システム: C-XIIシリーズ B4 GDS
照準・追尾システム: C-12 Mk. III(アルテミスIV FCS)




概要
 星間連盟時代で最も成功した機種のひとつ、ハイランダーは、数千機がアレクサンドル・ケレンスキーとエグゾダス艦隊と共に中心領域を旅立った。その大多数はブライアン・キャッシュにモスボールされたのだが、後に多くが生まれたばかりの氏族軍隊で使われた。各氏族が成長するごと、拡大する隊列を埋めるためにさらに多くの装備がキャッシュから持ってこられた。その中には由緒正しいハイランダーも含まれていたのである。

 当初、ハイランダーは氏族軍の多くで機動強襲の大黒柱となった。氏族の新型機が登場してもなお、ハイランダーのような中心的なバトルメックは使われ続けた。もう1世紀以上、ハイランダーは生産されていないのだが、たまに若干数の機体が最古のブライアンキャッシュから出され、アップグレードされている。



性能
 IICであるにも関わらず、このハイランダーは、2592年に原型機が生産されて以来、ほとんど変化がない。氏族の技術が進化するに従い、新しくて軽量な装備が、時代遅れの部品と交換された。結果、IIC型は元の構成を保ちながら、火力を大きく増している。このメックの打撃力はほぼ二倍となっており、4分間近く射撃し続けるに足る充分な弾薬を積んでいる。

 新型ハイランダーIICのトライアルで、ちょっとした変更が必要なことがわかった。左腕にある二基目の短距離ミサイル・システムは、胴から腕を通って弾薬が供給される構造になっている。激しい戦闘の際、この供給機構でジャムが発生する……ミサイルがLRMランチャーの周囲をぎこちなく通っていくのだ。パイロットはメックを動かすことで詰まったミサイルを振り落とすことができるが、このやり方はいつもうまくいくとは限らない。あるケースでは、弾薬が爆発して壊滅的な被害を及ぼした。氏族の技術者たちは、LRMを右胴に移し、3門の中口径パルスレーザーを左胴に移すことで問題を解決した。

 オーバーホールされて以降の200年間で、約1500機のハイランダーIICがアップグレードされるか新たに生産された。長年にわたって、機体の多くは破壊されるか、スクラップにされたが、いまだ数百機が残った15氏族の軍で現役である。氏族改修機でこの頑丈な機種ほど人気を得た機種はほぼない。



配備
 すべての氏族がこのメックを二線級銀河隊に配備しているのだが、スターアダー氏族がバーロック氏族軍の吸収によって多数を配備している。一部のハイランダーはアダーの前線部隊で指揮機としての役割を果たしている。有名なのは、第5強襲星団隊と第73機士団である。

 ブラッドスピリット氏族とウルフ氏族もまた、主に最近の損失を埋めるため、かなりのハイランダーを配備している。ブラッドスピリット氏族は、吸収戦争の際に戦場からフレームをいくつか回収した。一方、ウルフ氏族は数個星隊分を現役に戻すため、残ったブライアンキャッシュの一つを開けた。最近の情報によると、ウルフ竜機兵団は中心領域に来たときに数機のハイランダーを持ってきたという。





タイプ: ハイランダーIIC
技術ベース: 氏族
重量: 90トン
戦闘価値: 2979

                            装備重量
内部中枢:                        9
エンジン:         270             14.5
    歩行:         3
    走行:         5
    ジャンプ:       3
放熱器:         12[24]             2
ジャイロ:                        3
操縦機器:                        3
装甲板:          278             14.5

        内部中枢    装甲
頭部:      3         9
胴中央:    29        40
胴中央(背面):          17
左/右胴:    19        28
左/右胴(背面):         10
左/右腕:    15        30
左/右脚:    19        38

武器・装備       配置    装備欄数    重量
ガウスライフル     右腕      6      12
2 ストリークSRM6    左腕      4       6
3 中口径パルスレーザー 左胴      3       6
弾薬(ガウス)24    右胴      3       3
LRM20          右胴      4       5
アルテミスIV FCS     右胴      1       1
弾薬(LRM)24      左胴      4       4
弾薬(SRM)15      左胴      1       1
ジャンプジェット    右胴      1       2
ジャンプジェット    左胴      1       2
ジャンプジェット    胴中央      1       2




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