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作成:2003/12/21

バーバー・マローダーIIs(襲撃隊) Barber's Marauder IIs 



 エリート傭兵部隊。ウルフ竜機兵団製のバトルメック、マローダーIIを装備しています。元は「メックウォリアーRPG」に記述のあるミラー襲撃隊でした。なお、部隊はこの後、連邦=共和国内戦時に、ファルコンの強襲を受け、全滅しています。







火力が作る平和 Peace Through Superior Firepower

 48機のジャンプ可能な強襲級戦闘マシン、96門の長射程荷電粒子砲、30門以上のLB-X18ミリオートキャノン、12門の大口径パルスレーザー、4800トンのジャンプするバトルメック――バーバー・マローダーII は、圧倒的な火力のオーロラを発散する。

 マローダー(襲撃隊)の元の大隊は、ミラーマローダー(襲撃隊)という名称で活動していた。部隊は10年前に現在の姿に変わった。それはスーザン・バーバー少佐が、先進のマローダーIIで、部隊を理路整然と改装し始めたときのことだった。ジェイム・ウルフはブラックウェル工業に、彼女が購入を希望するメックを供給する許可を与えた。彼女の指揮の下、マローダーII が産み出す火力を考えると、戦場にて敵軍が部隊の正確な数を過大評価するかが、簡単にわかる。

 部隊は3052年に、ジェイドファルコン前線に送り込まれ、トーマンズに駐留し、ファルコン占領域の重要地点の防衛をした。ファルコンの司令官は、古参兵の強襲部隊に襲撃を仕掛けることが、若い兵士の良い訓練になると気づいて、トーマンズを継続的に襲撃し始めた。しかしながら、すぐにエリート傭兵部隊は、ファルコン司令官が用心深く考えていたよりも、多くの損害を与え始めたのである。ジェイドファルコンはウルフとの戦争を行うまでに、襲撃の回数を減らし始めた。この紛争が始まって以来、ファルコンの指導者はトーマンズへのすべての作戦を中止した。バーバー・マローダーIIsはその後、ライラのコニッツに移動した。

 バーバー・マローダーIIsはつや消しの深緑の色彩を使っている。部隊の記章は、深緑の逆三角形に描かれたローマ数字のIIであり、各メックの左胴と、右腕のPPCにペイントされる。



士官

 バーバー少佐は、ダヴィオン家に対する強固な忠誠を実証し、ヴィクター・ダヴィオン国王の下にとどまり続けている。彼女はカトリーナ・シュタイナーの招待を断り、3058年にライラ同盟から離れ、現在はアークロイヤル防衛戦線の一部としてコニッツで任務に就いている。



戦術

 敵軍を惹きつけるために、バーバーはよく装甲偵察部隊を戦線に対して斜めに突っ込ませる。この傭兵のバトルメックが敵軍の側面を叩けるようにするためである。



バーバー・マローダーIIs
強化大隊/エリート/信頼できる
指揮官/第一中隊:スーザン・バーバー少佐
副指揮官/第二中隊:テレサ・ラーセン大尉
副指揮官/第三中隊:ユリシス・ロードス大尉
副指揮官/第四中隊:フィリップ“フィリーD”デュヴルー大尉

 部隊のすべてのメックが中心領域の先進技術を装備しているか、回収した氏族技術の主兵器を装備している。(このグループの契約では、回収した氏族技術のほとんどを連邦=共和国に引き渡すことになっている)

 部隊の80パーセントのメックが、マローダーIIである。残りがマローダーだ。バトルメック部隊は、独立した指揮小隊を使っていない。



マローダー航空隊
2個航空中隊/一般兵/信頼できる
航空大隊長/第一航空中隊長:ジョナサン・ブリスビー大尉
第二航空中隊長:ジェニー・ロス=マイケルス大尉

 マローダー航空隊には、16機の重量級、強襲級戦闘機が所属しており、2個航空中隊に分かれ、それぞれ追加指揮小隊が付属している。この大規模な部隊は、偵察メックの欠乏を補い、低速の強襲級マシンの撤退を援護する。



マローダー装甲隊
2個中隊/一般兵/信頼できる
装甲隊長:シャーリーン・A・サワーン大尉

 この部隊の全装甲分遣隊はホバークラフトで構成されている。それぞれの中隊のうち、2個小隊は軽量、高速の車両で、主に偵察、追跡に使われる。それぞれの中隊の残った小隊は中〜重量級ホバークラフトを含んでいる。これらの車両は、軽量級のホバークラフトを遠くからバックアップし、なにかあったときに彼らを救い出す準備をしている。中量級車両はほとんど戦闘に参加しない。






マローダーII


タイプ/モデル: マローダーII MAD-5A
技術:      中心領域 / 3050
形状:      2足歩行 バトルメック
ルール:     レベル 2, 通常デザイン

重量:       90トン
シャーシ:     GMマローダー
パワープラント:  ゼネラルモーターズ 300 エクストラライト
巡航速度:     32 キロメートル/時
最高速度:     54 キロメートル/時
ジャンプジェット: チルトン600
ジャンプ能力:   90メートル
装甲板:      ヴァリアント・ラメラー
武装:
 マグナファイアスターター長距離射程荷電粒子砲 2門
 マグナMKII中口径レーザー 2門
 ミドロン・エクセル LB 10-X オートキャノン 1門
製造元:         ゼネラルモーターズ/ブラックウェル工業
所在:          ニューバレンシア
通信システム:      ダルバン・マイクロニクス
照準・追尾システム:   ダルバン HiRez II




概要:

 傭兵部隊ウルフ竜機兵団は排他的特徴を持つ。マローダーIIが他の部隊で見られるようになったのはこの10年以内のことだ。その最も顕著な例は、レンツに駐留する傭兵部隊バーバー・マローダーIIである。以前は、グリソム・ミラー少佐の指揮の下、ミラー襲撃隊(ミラー・マローダー)と呼ばれていたこの部隊は、第四次継承権戦争中の活動で基礎を作った。部隊は、ロビンソンの近くで休養していた竜機兵団の家族に、補助と快適さを提供した。しかしながら最も重要な点は、惑星クロッシングの竜機兵団ゼータ大隊を救出するために、秘密裏に降下船を貸し出したことである。

 現在の部隊指揮官スーザン・バーバー少佐が竜機兵団のマローダーIIに興味を示したとき、ジェイム・ウルフ大佐はブラックウェル工業にバーバー少佐が必要とするすべてを供給する許可を与えた。継続的な出荷で部隊は連隊規模に達した。〈結社〉は竜機兵団によって展開されているニューモデルを初めて見ることができた。

 MAD-5Aは重武装の搭載量を確保するために、ゼネラルモーターズ300エクストラライトエンジンを使用している。2門のマグナファイアスターター長距離射程荷電粒子砲が旧型のヘルスターモデルと置き換えられ、右胴の重レーザーがミドロン・エクセル LB 10-X オートキャノンに換装された。おもしろいことに、弾薬が存在しない右胴にもCASEが付属している。現地改修仕様が想定されているのを、多くの者たちが推測している。





タイプ/モデル: マローダーII MAD-5A
重量:      100トン
装備:              重量
内部中枢:    通常型      10.0
エンジン:    300XL       9.5
歩行MP:     3
装甲MP:     5
ジャンプMP:   3
放熱器:     29  通常型   19.0
ジャイロ:             3.0
操縦機器:             3.0
装甲:      304p 通常型  19.0


        内部中枢	装甲
頭部:      3 		9
胴中央:     31		39
胴中央(背面):          12
左/右胴:    21       29/29 
左/右胴(背面):         10/10
左/右腕:    17       33/33
左/右脚:    21       34/34


武器・装備       配置  弾薬  装備欄数    重量
ER PPC         右腕      3        7.0
ER PPC         左腕      3        7.0
中口径レーザー     右腕       1        1.0
中口径レーザー     左腕       1        1.0
LB 10-X AC       右胴      6       11.0
弾薬(LB 10-X)30     左胴      3        3.0
CASE          右胴      1        0.5
ジャンプジェット   胴中央      1        1.0
ジャンプジェット    左足      1        1.0
ジャンプジェット    右足      1        1.0
放熱器         右胴      2        2.0
放熱器         左胴      6        1.0
放熱器         右腕      3        3.0
放熱器         左腕      3        3.0
放熱器         右脚      1        1.0
放熱器         左脚      1        1.0




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