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作成:2008/06/05
更新:2010/09/20

ブラックオーメン Black Omen



 氏族侵攻時に登場した傭兵バトルメック中隊。その独特な戦術により、評判は良くないようですが、氏族を相手に多大な成功を収めています。特に近年では、この規模の部隊としてトップランクの部類に入るといってもいいでしょう。ゴーストベアの傭兵嫌いを決定づけた部隊でもあります。






ブラックオーメン 3059

 その長く多彩な過去の中で、ブラックオーメン中隊は企業防衛隊、保安分遣隊、襲撃部隊、より大きな傭兵部隊の強化偵察部隊として働いてきた。部隊は16の契約を成功させ、不履行となったのは2度だけである。ブラックオーメンは戦場で「不名誉」な行いの縁をすり抜けてきたとの評判を得ている。しばしばより大きな敵に直面し、部隊の不可解な戦術を部分的に正当化してきた。

 ゴーストベア氏族が氏族侵攻の第一波で惑星ダミアンを叩いたとき、ブラックオーメンは三回目の契約不履行を起こすと思われた――部隊は惑星のどこにも見あたらなかったのである。2ヶ月後、ブラックオーメンは隠れ家から出てきて、ゴーストベアがあとに残した守備隊を破壊した。氏族の前線軍は侵攻の第二波でダミアンに戻り奪還する羽目に陥った。ブラックオーメンは、ゴーストベアの前線部隊と2週間の隠れんぼを行い、なんとか秘匿した降下船に戻った。幸運なことに、ドラコ連合軍の援軍が駆けつけた。彼らは、傭兵部隊が守備隊を倒したあとコムスターを通して発した救難信号を受け取っていたのである(信号に応えてくれたいかなる部隊にも回収(サルベージ)した氏族技術を提示することで、ブラックオーメンは何種類かの救援軍が返答してくれるようにし、生き残ることを確実にした)。連合軍の到着で、ブラックオーメンはアウトリーチに帰還することができた。部隊は行方不明・推定全滅のリストに入っていた。

 オーメンは現在、ウォルコットを本拠地として、クリタ家のために襲撃任務を行っている。ドラコ正規軍はこの傭兵を疑わしい隊としてリストアップしているが、ファイルに添えられている警告書の明確な推薦によって、戦術の「クリエイティブコントロール」が許されているのである。

 ブラックオーメンの戦士はメックを真っ黒に塗装する。部隊記章は、血で赤く染まった大地を飛ぶ、翼を広げたカラスで、バトルメックの左胴上部に配置される。

竜機兵団評価値:C+


士官 Officers
 リチャードスミス大尉は、辛辣なユーモアのセンスと、多くの者が不名誉と考える戦術の使用で知られる、偶像破壊主義的な指揮官である。たとえば、傭兵がダミアンから逃げ出した際には、氏族との交戦中、ゴーストベアに挑発的なメッセージとビデオを送りつけたのが伝えられている。不敬な態度にもかかわらず、スミスはオーメンが受けた契約を遂行するのに全力を尽くし、部下の安全に気を払う――このふたつの目的が、彼をいかがわしい戦術の採用に向かわせるのである。批判に対し彼はこう語るのを好む「命が危機にさらされてる時に不名誉な戦術なんてない」

 オーメンの現在の契約において、スミスはDCMSタイイの階級を帯びている。彼はオウサムに翡翠のタイイ階級章を塗装している。


戦術 Tactics
 ブラックオーメンの戦術は単純なドクトリンに基づいている――敵が思ってもみなかったところから攻撃するというものだ。たとえば、ダミアンでは、メックを巨大な梱包用の麻布で包んでゴーストベアを混乱させ、それから近くの湖の氷った水の中に消えていった。傭兵の攻撃が始まってからしばらく、氷った覆いがマシンの熱を隠し、氏族の赤外線センサーから隠した――しばしゴーストベアは「幽霊」メックに攻撃されているものと考えたのである。


支援 Support
 ブラックオーメンのユニオン級降下船は全中隊を輸送可能だが、技術者不足により、技術支援は50%とされている。


 ブラックオーメン
 中隊/古参兵/疑わしい
 指揮官:リチャード・スミス大尉(タイイ)
 ブラックオーメン中隊は、1個軽中量級小隊と2個重量級小隊からなる。スミスのオウサムは、氏族製のPPCとウルトラAC/5を装備している。ダミアンの回収品と引き替えに、ドラコ連合から与えられたものだ。ブラックオーメンは竜機兵団の技術者を雇い、必要な改造を施した。連合はブラックオーメンに70トン分の中心領域先進兵器を供給し、部隊のアップグレード率を30パーセントとした。








ブラックオーメン 3067 BLACK OMEN: WARRIORS OF PROPHESY

 「ブラックオーメン(悪い予兆)」は、暗い未来の警告と予言を思い起こさせる言葉である。傭兵部隊ブラックオーメンにとって、この名前は正しいものだった――ある時は敵に対する警告として、ある時は部隊の運命の前兆となったのだ。その波乱に富んだ歴史を通じて、オーメンは勝つためなら、名誉やモラルを問わず、何でもするという名声を得た。3050年のゴーストベアによるラサルハグ侵攻の折、第8胸甲機兵隊の第34打撃三連星隊がダミアンに降り立つと、オーメンは過酷な運命の前に立たされたことに気が付いた。身を隠したオーメンは、完全に消え失せ、撤退したものと思われた。だが、二ヶ月後、彼らは姿を現し、非正統的な戦術を使って、残された小規模な守備隊を壊滅させた。

 出来る限りの回収をしたオーメンは、救難信号を発し、やってきたDCMS軍の手で脱出を果たしたのである。だが、戦いから逃れ、小規模な部隊と戦うのみだった彼らの「背信行為」は、ゴーストベアの反傭兵感情を爆発させたとされ、それは今日まで続いている。オーメンの生き残りはそれからメミンゲンに向かい、アウトローズ(ウルフ氏族と戦い叩きのめされた傭兵部隊)と手を組んだ。3051年の11月、連合傭兵部隊は、ウルフ第37打撃星団隊の一部と遭遇した。

 メミンゲンで連合部隊は全滅しかかったが、撤退に成功し、2機のメックを含む補給物資と兵器を奪取してみせたのである。トレント少佐(両隊の実質的指揮官)の死後、ぼろぼろにった傭兵たちはウエダに行き、出来る限りの休息と修理を行った。危機が去ると、生き残ったブラックオーメンの隊員たちは、アウトローズの一部になると決断した。唯一生き残ったオーメンの士官、リチャード・スミス大尉は、生まれ変わったオーメンの指揮を受け継ぎ、新生ブラックアウトローズの元戦友たちと連絡を持ち続けることを誓ったのである。オーメンはアウトリーチに足を向け、完全な修理を行い、契約を確保した。

 竜機兵団のテックの助けを借りたオーメンは、アウトリーチでの休息・修理を済ませ、それからドラコ連合と、ウォルコットを利用した特殊襲撃任務の契約を結んだ。バードドッグ作戦、ブルドッグ作戦の間、ブラックオーメンはジャガー戦線の後方で、偵察部隊、破壊工作隊として活動した。ゴーストベアの侵攻の最中、スミス大尉と部隊は古き敵に対する報復の機会をいくらか得た。契約を守る中で、彼らは創造性を発揮して、目標を選び、戦術を採用した。ウォルコットからオーメンは秘密裏に(ゴーストベア)ドミニオンに浸透して、ピナクル、ホルムスブ、スーリーでマッカロンスタイルの戦役を実行し、各惑星のHPGを無力化、その道中で弾薬庫を破壊した。ブラックオーメンはダミアンを叩き、再び、小規模な守備部隊を壊滅させた。だが、この時、スミス大尉はベアの軍補給庫と修理施設を破壊し、持っていけるだけの戦利品を捕獲したのである。最後の行動として、スミス大尉はオーメンの軍旗を首都で掲げ、ベアへのメッセージを残したのだった。

竜機兵団評価値:C+


士官
 伝統と慣習を軽視することで知られるリチャード・スミス大尉(連合と契約中はタイイ)は、彼を賞賛する者からは偶像破壊者と評され、しない者からは異端者とされている。彼の変わったユーモアのセンスは、無礼で不遜であると思わせる。だが、そんな個性を持っているにもかかわらず、スミスは、契約の達成に情熱を傾け、部隊の安全に気を払う、ひたむきな指揮官である。彼が好んで言う「命がかかってる時に、不名誉な戦術なんてない」は部隊のモットーとなっている。


戦術
 ブラックオーメンはゲリラ戦と、素早い「襲撃・離脱」戦術を専門としている。彼らは予期せぬ行動を取って、混乱の種をまき、敵を困惑させるのである。


支援
 ブラックオーメンは二隻の降下船を所有している。ユニオン級とユニオン-C級である。後者はダミアンで捕獲したものだ。現在、部隊は充分な支援人員と補給物資を輸送可能で、支援率は80%である。


 ブラックオーメン
 中隊/古参兵/疑わしい
 指揮官:リチャード・スミス大尉(タイイ)
 ブラックオーメンは、バトルメックの1個軽中量級小隊、2個重小隊を展開する。その多くが、捕獲した氏族技術か、DCMSから供給された中心領域の先進兵器で改造されている。スミス大尉はオーメンで唯一の氏族メック、「ベア・スキナー」のあだ名を付けたマッドキャットを操縦している。








ブラックオーメン 3071

 ルシエンでブラックドラゴンのクーデターが発生し、ドラコ連合全土に「傭兵に死を」哲学が復活した直後、オーメンはどこかに消え失せ、それ以降、姿を見せていない。DCMSが契約違反の訴訟を起こしていない――他部隊の多くとは係争中――ことは、この部隊が連合宙域のどこかで活動中であるとの憶測を呼んでいる。












ブラックアウトローズ 3067 THE BLACK OUTLAWS: DARK PHOENIX

 アウトローズは3039年後半にハルステッド・ステーションで反乱を起こした恒星連邦メック戦士の1個大隊から立ち上げられた。降下船四隻と配備されていた航宙艦一隻を徴発した彼らは恒星連邦から逃げ出し、ラサルハグ共和国に逃亡した。そこで彼らは傭兵として仕えることを申し出たのである。ラサルハグの代理人はその出自から冗談で彼らをアウトローたちと呼び、部隊の名前が決まったのだった。ドナルド・トレント少佐に指揮されたアウトローズは氏族がやってくるまでジ・エッジ(共和国と辺境の国境)に駐屯していた。

 3050年の3月、ウルフ氏族の第16戦闘星団隊が惑星上に降り立ち、アウトローズとトルネトレスクの平原で交戦した。アウトローズは綿密に作戦を立て、氏族と戦おうとしたが、2個中隊だけが生き残り、ロディゴに撤退した。同年5月、アウトローズを追いかける暗雲のように、再びウルフ氏族軍がこの惑星上に現れた。ロディゴでも歴史が繰り返され、部隊の打ちのめされた生き残りだけが、メミンゲンに退却できたのだった。

 メミンゲンで、アウトローズは休息し、物的損失をいくらか取り返すことが出来た。ここで彼らはブラックオーメン……ダミアンにおいて氏族侵攻軍に叩かれたまた別の傭兵隊と出会った(HPG通信が無かったことから、氏族戦争後まで両者は全滅したものとされていた)。生き残るため、両隊は同盟を結ぶのが賢明であることに気が付いた。3051年の11月後半、ウルフはメミンゲン星系にジャンプし、第3竜機兵団、アウトローズ、1個装甲師団と交戦した。戦闘中、アウトローズはウルフの補給庫を襲い、多くの必要とされていた物資、氏族製バトルメック2機、二線級の戦士四名を捕らえた。竜機兵団の指揮官からスターコーネル・マルコス・ラディックがダントンの村でしでかしたことを聞くと、トレント少佐はアウトローズに惑星からの脱出を命じたが、命令を発した直後に戦場で死んだのだった。

 アウトローズはウエダに退却し、ブラックオーメンのエドウィナ・フォレスト少佐(生き残った二個部隊の最上級指揮官)が両隊の指揮をとった。アウトローズはカルバラに移動し、物的、人的損害の回復に四年を費やした。アウトローズはブラックオーメンとの友情の証としてブラックアウトローズと改名し、フォレスト少佐は部隊を氏族スタイルの星団隊と指揮小隊に再組織した。それからまもなく、ブラックオーメンの戦士の一部が独立を宣言し、ドラコ連合へと出発した。3067年、アウトローズはコムスターとの契約の下、ツカイードへと移った。

竜機兵団評価値:A


士官
 アウトローズはフリーマン・ジョンソン少佐に率いられている。彼が指揮を受け持ったのは、フォレスト少佐がツカイードで謎の死を遂げた後のことだった。アウトロー出身者のジョンソン少佐は、熟練した戦術家であり、小部隊戦術のエキスパートである。彼は生まれついてのリーダーであり、アウトローズからの完全な支持を得ている。


戦術
 侵攻中に、ウルフ氏族と三度大規模な交戦を行い、生き残ったアウトローズは、氏族戦に対するユニークな視点を持つようになり、それゆえ技術を磨いた。結果、この傭兵団は氏族の神判に精通し、そのルールの建前を破ることなく、神判の精神を操る達人となったのである。


支援
 アウトローズは自前のインベーダー級航宙艦と四隻の降下船を所有している。技術者が供給するのは部隊の支援の50%だけだが、現在、コムスターの技術者が足りない部分を補っている。アウトローズは星間連盟技術で90%のアップグレードをしている。


 ブラックアウトローズ
 強化大隊/古参兵/信頼できる
 指揮官:フリーマン・ジョンソン少佐
 エイブル中隊:ジェイコブ・ベスト大尉
 べーカー中隊:ブライアン・ポーハンカ中尉
 チャーリー中隊:アルヴィンP.ヒル中尉
 指揮小隊は中心領域製オムニメック5機で構成され、必要に応じて各中隊を支援するため、独立して行動する。エーブル中隊は高速な中重量級で作られた戦闘部隊である。べーカーは偵察小隊で、ジャンプ可能な軽中量級メックで構成される。チャーリー中隊は強襲中隊であり、80トン未満のメックは所属していない。その第三小隊はウルフ氏族のフリーボーン戦士と、小隊への加入を勝ち取ったメック戦士一名からなる。この小隊は部隊内で唯一の氏族メック、ウォーハンマーIIC、ハイランダーIICを持つ。



3071年アップデート
 ワード・オブ・ブレイクのツカイード爆撃で、ブラック・アウトローはほぼ全滅した。生き残った2個小隊は、ケンタウリ第21槍機兵隊に吸収されている。




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